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2015年03月25日

2015 マニラ社会科見学1 マニラで実感した Tune Hotels の実力

 
 今まで意識して避けてきたフィリピンに来ている。
なぜ避けてきたのかというと「治安が悪く楽しめなさそうだから」だ。実際にはもっと治安の良くないエリアを旅行したこともないではないのだが、どうしても今までフィリピンには良い印象を持てなかった。多分、以前マニラでフィリピンに入国せずにトランジットをした時、空港内のトイレで "Give me 1000 yen" とチップをせがまれたことがトラウマとなっていた気がする。島国なので他の国に移動しにくいこともネックになってはいた。

じゃどうして今回そのフィリピンに来たのかというと、セブ・パシフィック航空のバーゲンチケットがとれたためだ。このLCCは最近燃油サーチャージを廃止したため、チケット価格+約1万円ほどの税/諸費用で発券できる。まだ見ぬ、そしてさほど行きたいとは思わないフィリピンだったが、往復1万円台で行けるとなれば話は別だ。ちょっと覗き見してやろう、と考えた。

今回は休みが短いこともあり、マニラだけに数泊することにした。となると問題はホテルだ。東京23区よりやや広い「マニラメトロ」(マニラ首都圏)には16の市と1つの町があり、エリアごとに治安状態や観光のしやすさが違う。フィリピン初心者の私は、治安と交通の利便性、そして何より価格を考慮し、今回はこのホテルを選んだ。Tune Hotel Ortigasだ。

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このホテルはMRT LINE 3 の "Shaw BLVD" 駅から徒歩約5分、パサイ市にある。Ortigas と呼ばれるマニラでは比較的治安の良いエリアにあり、SM Mega Mall という巨大ショッピングモールも徒歩圏内だ。マニラにある Tunehotels の中でもここが一番安心で使いやすい、と判断したのだ。

Tunehotels は私の中では大変なブランド力を持っている。間違いなく速いWifiとセーフティボックスのある清潔な、そして決して広くはなく机もバスタブもない部屋。それを安価に提供してくれるのがTunehotelsだという信頼感が私にはある。そしてそれは一度も裏切られたことがない。この信頼をブランド力と言わずしてなんと言おう。

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Ortigas というエリアの選択も、フィリピン初心者には正解だった。今回私はトンドやパヤタスなど比較的お金持ちが少ないエリアを回ることになるのだが、かばんも持たずにポケットに現金とiPhoneだけを入れてこのようなエリアを回った後にビジネス街である Ortigas に戻ると、正直ほっとしないでもなかった。夜中にお腹が空いた時には、近くに山ほどあるコンビニやファーストフード店、屋台で何でも買えるし、危険も感じない。それでいてお値段もツインでも2000ペソを割る。

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今回は日本の予約サイトで「ベーシックプラン」ものを選択した。インターネット使い放題で1200〜1700ペソ(3200円〜4500円 税/サービス料別)だ。しかしそこは Tunehotels 、私はエアコンやタオル・テレビは別料金だと思っていたのだが、このプランにはそれらが全て含まれていた。それだと本家のサイトよりお安くなるんですけれど。

Tunehotels はセブ・パシフィック航空同様定期的にバーゲンを行うので、そういった激安価格を確保できればそれに越したことはないが、一般的な数カ月前の予約ならどうやらここは日本の予約サイトを使ったほうがお得だ。EDSAのカプセルホテルが750ペソするマニラ首都圏で、2000ペソ以内で清潔な個室を確保できる安心感は大きい。ちなみにここではNHKも見ることができるし、空港からのタクシー代も極端な渋滞さえなければ200ペソで済む。治安と言い立地と言い価格と言い、かなり使いやすいホテルだ。私は次にマニラに来た時にもここに泊まるだろうと思う。

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posted by 転々 at 15:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン

2015年03月26日

2015 マニラ社会科見学2 空港の両替はレートが悪いという古い情報に騙されつつ、安いタクシーを探した件

 
 セブパシフィック航空/5J5055便はこの時期ならまだ明るい時間にマニラに着く。フィリピン初心者にとって、明るいうちに到着できることは大変にありがたい。どんな国だって深夜と真っ昼間じゃその顔は変わってくるし治安状況も変わってくる。

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(成田発11:45)

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(マニラ着15:45)


セブ・パシフィック航空の利用するターミナル3から市内、そして私の予約したホテルがあるオルティガス地区へ行くには、@到着ロビーから定額制のクーポン制タクシーに乗る、A到着フロアまで上り客を乗せてきた黄色か白のメータータクシーに乗る、BシャトルバスでEDSA地区まで行きMRTに乗る、という3つの選択肢がある。今回LCC仕様の3wayだけを担いで行った私はMRTに乗る気満々だったのだが、空港のツーリストインフォメーションにいろいろ聞いてみたところ、「初めてフィリピンに来た人間が貴重品を持ってMRTに乗るのは避けた方が良い」とのアドバイスを受けた。盗難が多いこともあるがMRTは混雑が酷く運が悪いと切符を買って電車に乗り込むまでに1時間以上かかることもあるのだそうだ。それは知らなかった。ここはアドバイスに従い、素直にタクシーに乗ることにする。

バスに乗るのにもタクシーに乗るのにもフィリピンペソがないと話にならない。第3ターミナルの到着フロアには数件の銀行があってレートを競っていたが、ガイドブックやネットの「空港の両替はレートが悪い」という話を鵜呑みにしていた私は5000円だけを両替したのだが、これが大間違いだった。少なくともT3に関しては到着フロアの両替レートは市内の銀行と変わらない。むしろ競争が激しい分ほんの少し市内よりレートが良かったりもする。時は流れ世は変わるのだな、ふむ。T1や7T2の事情は分からないけれど。

今日までの最良レートで両替された1800ペソ強をポケットに入れ、1階の到着ロビーから3階の出発ロビーへ向かう。バスとMRT案が却下された今、私にはメータータクシーに乗るしかない。メータータクシーはクーポンタクシーの約半額から1/3で乗れるようなのだ。空港まで乗客を乗せたタクシーは、以前出発フロアでちょっと強引に拾うしかなかったのだが、3年位前に専用の乗り場が出来たのだそうだ。ありがたいありがたい。エスカレーターで出発フロアまで行き外に出ると、その乗り場はすぐ分かった。明るい時間の到着はこういう時にもありがたい。

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客の行列はそれなりにあるのだけれど、タクシーも行列をしているので意外と待ち時間は短い。列の先頭には係員がいて少しでも列を短くしようと車と客を誘導している。更には乗車時に緊急時の連絡先などを記したメモを渡してくれる。なるほど、こうやってトラブルを少なくしているから、利用者も多いのだな。

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空港周辺の道路は、鉄道の工事をしていることもあって結構渋滞している。タクシーの運転手が "Use Sky Way?" と尋ねてくるので、ここは素直に高速に乗る。料金の20ペソはゲートで運転手に渡せばよい。

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道路は多少渋滞してはいたが、高速を使ったりちょっとだけ裏道を走ったりして、空港第3ターミナルからOrtigas/Shaw Blvd のチューンホテルまで、メーターは180ペソ程だった。これに高速代20ペソと雰囲気的に渡すことになったチップ20ペソで、合計は220ペソとなった。ちなみに空港のスタッフもホテルのスタッフも、タクシー代については「交通状況などにもよるけれどタクシー代は300ペソ前後」と言う。多めに言っている節もあるけれど、まぁそう考えておいた方が安心ではあるな。



どんな場所でも基本バスや電車で宿に向かいたいと思う私だが、今回は素直にタクシーを使って良かったと思う。一人の利用でもそうなのだから、2人以上ならタクシーを使うべき、だとも思う。ただ、運が悪いとこんな感じで強盗にあったりもするようなので、一応気をつけるに越したことはない。

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posted by 転々 at 06:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン

2015年03月27日

2015 マニラ社会科見学3 ホテルからマニラ最大のショッピングモール "SM MegaMall" に歩いてみた件


SM Megamallは、フィリピン最大のショッピングモールだ。
マニラに詳しい人は「あれ?一番大きいのは埋め立て地にできた SM Mall of Asiaじゃないの?」と思うらしい。実際2006年のオープン時 Mall of Asia は「フィリピン最大のショッピングモール」であることも売りだったようなのだが、2014年 Megamall内に "Fasion Mall" がオープンし、フィリピン最大に返り咲いたらしい。正確な数字を調べてみたら、床面積で言うと Mall of Asia が386224平方メートル、Megamallが506435平方メートル、確かにMegamall がフィリピン最大のようだ。ちなみにここは世界第4位のショッピングモールでもあるのだが、第2位があの悲しい半廃墟の華南MALLだったりもするので、油断はならない。まぁ、その SM Megamall は、私の泊まっている Tunehotel Orgatis から徒歩14分と大変便利な場所にある。



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巨大モールの例に漏れず、多くの店舗やレストランの他、フードコートや映画館、IMAX、ボーリング場やスケート場などの娯楽施設もある。2013年1月には1階のデパート宝石売り場で銃撃戦が発生するなど、フィリピンらしいお茶目な側面を見せたこともあるが、ここに行けば「値段さえ気にしなければおおよその物が手に入る」ことや「外が雨でも猛暑でも涼しく過ごせる」ことは間違いない。とりあえず一回りしてみる。

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ファッションモールにはユニクロも入っていたし、2つの大きなスーパーマーケットや銀行の外貨両替カウンターもある。スペインの安いワインも150ペソで買えた。さすが世界4位はダテじゃない。ここでお買い物や食時を満喫してしまっての良いのだが、ここSM Megamallの東隣には、大変フィリピンらしいちんけでみみっちく猥雑な、一度は見ておきたいショッピングモールがある。


St.Francis Square だ。

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一応中2階込みで4階建てのさほど大きくない建物の中には、携帯のアクセサリーや衣服など、主に小物の生活雑貨を扱う一坪程度の店がぎっしりと詰まっている。ここかから3km程北西には Greenhills Shopping Center という大きな「庶民派」のショッピングセンターがあるのだが、St.Francis Squareはその縮小版といった感じだ。1階は携帯やPCとそのアクセサリー、2階は靴や衣服を中心に扱っている。

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そしてここでぜひ試してみたいのが、3階にあるローカルのフードコートだ。

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全部合わせて10店舗もない小さなフードコートだが、Megamall では出しようのない料理を Megamall では出しようのない価格で提供している。ごはんに肉以外のおかずを二品つけ、スープと(一応)おかわり自由のドリンクがついてきて40ペソ程度からだ。フィリピンを代表するファーストフードチェーンであるJollibeeの最安ライスセットが55ペソであることを考えると、なかなか頑張っていると思う。

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ちなみに大変にお腹がすいていた私は、ごはんのを一山多い5割増しにして、更に焼き魚を1つつけたらこんな感じになった。魚は軽く焼き直してくれたし、おかずもまぁまぁの味だ。世界で一番薄いんじゃないかと思われるプラスチック容器に入ったドリンクはマンゴ味で、おかわりをお願いするとおばちゃんがカウンター脇の大鍋からおたまで注いでくれる。もちろん他に選択できる飲み物はない。

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ファーストフードチェーンの最安メニューが50ペソ台、屋台のハンバーガーが20ペソ前後というマニラの物価を考えても「激安」とまでは言えないが、作り置きとは言えどの店も味と価格の競争をしていてそこそこのクオリティだし、何よりJollibee のようなファーストフード的味気なさがない。ちなみにこれが Jollibee "Burger Steak (Rice meal)" 55ペソだ。

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正直 Jollibee の安い Rice meal はそんなに嫌いという訳じゃなく結構食べているのだが、それでもこの、その辺の屋台を数件集めたようなフードコートの食事は安いし楽しい。少なくともSM Megamall の巨大フードコートでは味わうことは難しい。お腹の保証はないが、せっかくのフィリピン、一度くらい試す価値はあると思う。


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2015年03月28日

2015 マニラ社会科見学4 SM Mall of Asia 裏の遊園地から、マニラ湾の夕日を見た件

 
 もう1回だけショッピングモールの話をさせて欲しい。
日本にいるときにはあまりショッピングモールに行くことは私なのだが、不思議なことに旅先だとついつい出かけてしまう。トルコでもインドでもヨルダンでも「新しい巨大ショッピングモールが出来た」と聞くと喜び勇んで出かけていった。モールにあるのは、いろいろな店やレストラン、フードコート、映画館などのエンターテイメント施設と相場は決まっているのだが、それでもついつい出かけてしまうのは、そこが「現地の人が行きたがる場所」だからなのだろうと思う。そして今回は、2014年までフィリピン最大のショッピングモールだった SM Mall of Asia の話だ。

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Mall of Asia (通称 MOA) は MRT の LINE1 と LINE3 が交差する EDSAから西に3km、タクシーやジープニーで約5分の埋め立て地に2006年に開業した。その規模(総床面積)こそ後に SM Megamall に追い越されることになるが、そのゆったり感は Megamall の上を行く。

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ビルの間のスペースもオープンエリアのちょっとした散歩道となっていて、これが気持ちよい。Megamallは外が明るいのか暗いのかも今ひとつわかりにくい「ビルの中のショッピングモール」がメインであったのに対し、ここではオープンエアのスペースも効率的に活用されている。

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暑くて雨の多いフィリピンで、あえてオープンエアのスペースを活用しているのには、Mall of Asia の裏手海側に Bay Walk というちょっとした遊園地があることが関係しているのかもしれない。

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昔、パッケージツアーが海外旅行の主流だった時代、各パッケージツアーは現地の魅力を惹句で記したパンフレットを作っていたが、マニラの場合その惹句の1つが「マニラ湾の夕陽」だった。言っちゃ悪いが、わざわざ海外に行く旅行で夕陽を売りにするということは即ち「ろくな見所がない」ということでもある。 わざわざ Mall of Asia までやってきた私も、特にすることはないので、ここで夕陽を眺めてみた。

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ものすごく面白いとはいわないけれど、だらだらとだれるには悪くない。海岸のコンクリート製防波堤に座るのが嫌なら、Mall of Asia の西端には海に面したレストランも多くある。ここで食事をしながら夕陽を眺めるという手もないではない。

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帰りはというと、モールの前には広いジープニー乗り場があって、近隣のいろいろな場所に車を走らせてる。MRTの乗換駅であるEDSAにはたくさんのジープニーが、客が満員になるとすぐ出発している。運賃は7ペソ。なんとなくジープニーを避けていた人も、ここから乗るのなら比較的抵抗感は少ないのではないだろうか。Mall of Asia はジープニーデビューには絶好の場所かもしれない。

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もっとも、その先 MRTのLINE3に乗るために私は40分間行列をすることにはなった。ちなみに行列時間が最も長かったのは平日朝8時頃、同じく LINE3 の Taft Avenue から LINE1 の EDSA 駅に乗り換えた時で、LINE 1 の行列に1時間並んで50メートルも列が進まなかったその時は、まだまだ続く先の列を確認してからタクシーに乗り換えた。どう考えても1時間程度の行列で乗れないことが明確だったからだ。空港で観光案内所のスタッフが言っていた「なかなか乗れないことがある」とは、これだったのだか、である。この程度の行列なら、日本なら10分もすれば電車の中にいることになるのだが、そこはマニラのRT、定員も頻度も少ないし行列を捌く効率も今ひとつ良くない。

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もしあなたが女性で男性の連れがいなかった場合、女性専用車両と専用レーンがあるので、多少早く乗り込むことはできるが、私が経験した平日朝のEDSAレベルになると、男女の列が分かれるポイントまで1時間は並ぶことになりそうだった。マニラで本当に急ぐとき、MRTは以外と頼りにならない。ただ、終点駅や乗換駅を意図して外せば、以外とすんなり乗れることもないではない、かもしれない。

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2015年03月29日

2015 マニラ社会科見学5 Smokey Tours のスラムツアーに参加し、トンドの"Aroma Temporary Housing"をじっくりと見学した件

 
今回の初フィリピン旅行で一番楽しみにしていたのが、このツアーに参加することだった。

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Smokey Tours
マニラで「スモーキー」となれば、多くの人が「マウンテン」という言葉を連想するだろう。マニラ・トンド地区にあるゴミ集積所でありスラム街であったスモーキーマウンテンはかつてフィリピンの貧困を象徴する場所だった。ゴミが自然発火して煙を上げていたため "Smokey" と呼ばれていたが、貧困の象徴として有名になりすぎたため1994年にはゴミの集積が禁止され、翌1995年には住民が強制退去させられている。えっと、この時代の動画は…、あったあった。




スモーキーツアーズでは、スモーキーマウンテン周辺のスラムを訪問する「スラムツアーを行っている。インドやブラジルなどでも最近ぽつぽつみかける「社会派ツアー」あるいは「貧困ツアー」のマニラ版と考えて良い。ただしスモーキーマウンテン自体は多少緑化された単なる丘にしか見えなくなっているし2014年に政府によって閉鎖されたため、ツアーのメインは周辺スラムの見学、ということになる。このツアーに参加することは、私にとって今回のフィリピン旅行のメインイベントだった。車内が、というより切符を買う列がただ事ではなく混んでいたMRTを乗りつぎ、ミーティングポイントである Line1の Tayuman 駅前のJolibeeに向かうと、ガイドのテスが待っていてくれた。

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このスラムツアーには厳格なカメラポリシーがある。曰く、"CAMERAS POLICY: Please note that we have a strict NO CAMERA policy on this tour. We try to be as less intrusive as possible and at the same time to minimize any discomfort our tours can cause to the locals. Please understand this and respect our policy." なのだが、テスに「あなたの写真を撮ってもいい?」と尋ねると大丈夫だとのこと。じゃぁ「じゃ、もうここからは写真を撮れないという場所に来たら教えてね」と確認し、ツアーに参加する他の5人と一緒にジープニーに乗り込む。

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ジープニーはTayuman駅から海のある東側に走りトンド地区に入る。川はゴミがいっぱい浮いているがこの程度なら東南アジアの他の国でも見ないではない光景だ。さほど危険な印象は受けない。ジープニーは5分も走らないで市場の前で止まった。ここで全員降りる。

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ここは Pritil Public Market という100年以上の歴史を持つ市場なのだそうだ。ふむふむ、と建物の写真を撮っていたらテスがにこりと笑って言う。

「じゃぁこの先はそのカメラを出さないでね

も、もうですか!


と、この後私たちは市場の中を見学し、その後市場周辺の「街」と「スラム」を見学し、その後トライシクルに乗り換え、ツアーの目玉とも言える Barangay 105 の "Aroma Temporary Housing" に入る。ここに入る前には近くの事務所に寄り、オレンジ色のポロシャツを着た「ローカルの警備員」が二人同行する。ここの中は警察もすぐには着てくれないため、ツアー客の安全を確保するために必要なのだそうだ。この辺りの様子は、Smokey Tours が動画をアップしているので、それを見るのが一番分かりやすいだろう。



マニラ・トンドの Barangay 105 にある "Tempo" と呼ばれる Aroma Temporary Housing は、スモーキーマウンテンの閉鎖後行き場所がなかった人たちを収容した「仮設」住宅で、1500世帯以上がここにある34の建物の中で暮らしている。私たち6人の外国人は、ガイドのテスと二人のガードマンに守られながらこの中を歩く。テスは顔見知りが多いらしくいろんな人に声をかけていて、ツアーに参加して歩く分には全く危険を感じないが、いかにも貴重品が入っていそうな鞄を持って一人で歩こうものなら、30%くらいの確率でひったくりに遭いそうな気がする。

ツアーは2時間30分程で費用は700ペソ。Smokey Toursでは収益の一部をLEDランプの貸し出しやトイレの整備などAromaの生活環境改善事業に使っている。700ペソは今回のフィリピン旅行ではホテル代を除いて最大の出費となったが、個人的にその価値はあったと思う。

特にBarangay 105 の "Aroma Temporary Housing"内部を見学できたことの価値は大きい。Pritil Public Market周辺ならば明るい時間帯に一人で歩くことも不可能ではないが、Aromaの中に入ることは昼間だって不可能だ。この国では個人が拳銃を持つこともできる。英語とタガログ語のガイドしかいない会社だが、利用価値は大きい。1回に5-6人しか参加できないツアーなので、関心のある人は早めに予約しておくのが良いだろう。一応見学ルートを地図で示しておくけれど、どうしてもAromaを個人で見たい人は、昼間乗り物に乗って大通りからちらりと眺める程度にするのが無難だと思う。





さて、1994年にスモーキーマウンテンが閉鎖されあとマニラのゴミがきれいに処分されるようになったのかというと、そんなことはない。ただゴミの行き場所が変わっただけだ。そのことをテスに尋ねると「それはケソンにあるパヤタスね」とすぐに答が返ってきた。そしてそのパヤタスへは、実に簡単に個人で行くことができる。

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2015年03月30日

2015 マニラ社会科見学6 今も稼働しているゴミ集積場「パヤタス・ダンプサイト」への行き方

 
 フィリピンの貧困の象徴として有名になりすぎたスモーキーマウンテンが当時のラモス大統領によって1995年に閉鎖された後、ゴミが多く運び込まれるようになったのが、ケソン市北東部にあるパヤタスダンプサイだ。



ここはマニラに何カ所かあるゴミ集積場の一つであり、民間企業が経営している。60年代からゴミが集まり始め1973年には政府の認可を得たと言われてるが、ここが有名になったのは、スモーキーマウンテン閉鎖後そこで廃棄物を拾って生活していた人たちが流れ込んで来たため、そして2000年に234名(実際はその数倍という説もある)の犠牲者を出したゴミの崩落事故があったためだろう。

ゴミはどの国でも発生するが、マニラの場合その多くはスモーキーマウンテンやパヤタスなどに集積された。そしてそのゴミの中からリサイクル可能なものを選別して拾い出すことでしか僅かな収入を得ていた「スカベンジャー "scavenger"」と呼ばれる人たちが、ゴミ集積場に不法居住するようになり、スラムが形成された。こういう不法居住者のことを「スクウォッター "squatter"」と呼ぶ。2000年の事故で犠牲になったのは、このようなスカベンジャーでありスクウォッターの人たちだった。この不幸な災害の痕跡を見るため、そして現在も稼働しているゴミ集積場を見るため、パヤタスを訪問することは有意義だ。

しかしこのパヤタス、タクシーではなく公共の交通機関を使って行くにはどうすれば良いのかが、どうもよく分からない。ネットでいろいろ検索しても明確な情報はほとんどなくて困っていたのだが、Smokey Toursのガイドテスさんの助言と Tune Hotel Ortigasの極めて親切で優秀なレセプションのおかげで、実にあっさりと行くことができた。そのルートはと言うと、



1.まず、MRT LINE3 の Araneta Center–Cubao駅に行く

すると駅下の大通り、マクドナルドの前から何路線かのバスが出発しているので、客引きをしている係員に「Litex Marcket」に行くバスを教えてもらい,乗り込む。Litexの市場までは約20km、渋滞がなければ30分程で到着する。エアコン付きの結構快適なバスで、運賃は26ペソ。ジープニーもないではなく運賃も20ペソと少しだけ安いが、裏道をジグザグと走り遠回りになる上に乗り心地も良くないので、あまりお勧めはしない。

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2.LITEXの市場横から、"URBAN" 行きのジープニーに乗る

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パヤタスは大きなゴミ集積場なので見学はいろいろな場所から可能だが、2000年の崩落事故現場に近い集落は "Urban" と呼ばれている。LITEX市場からのジープニーはこのURBANを終点としている。距離にして4km弱、10分程で到着となる。運賃は7ペソだ。ジープニーからは外の景色が分かりにくいので、運転手や同乗の乗客に "URBAN" あるいは "Lupang Pangako Elementary School" と尋ねると良い。この小学校は、崩落事故の際避難所としても使われた。このジープニーに乗る人ならほぼ全員が知っている。

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この小学校のある集落が、パヤタス北東の繁華街(?) "URBAN" だ。そして下の写真の後方に見える丘がパヤタスのダンプサイトだ。ここのエリアは緑も少しだけ見え始めているが、ほんの少し歩くと現在まさにゴミが集積されている現場や崩落現場を見ることができる。このルートをまとめると,こんな感じになる。




タイミング良くバスやジープニーに乗れ渋滞もなかったとして、Araneta Center–Cubao駅からUrbanまでは約1時間といったところだろうか。ここで重要なのはパヤタスの URBAN へ行くジープニーは全てLITEX市場止まりだと言うことだ。つまりパヤタスに行くためにはLITEXに行くしかない。ただバスの終点はLITEX市場ではないので、乗り過ごさないように注意をしなければ、だ。

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2015年03月31日

2015 マニラ社会科見学7 "Urban" からパヤタスのゴミ集積場を眺めた件


パヤタスのゴミ処理場北東にあるルパンパンパゴは「約束の地」という意味なのだが、現地では "Urban"(都会)と呼ばれることが多い。

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なぜ「約束の地」なのかと言うと、ここは元々政府によって強制退去された貧しい人たちの再定住地だったからだ。ゴミ捨て場もあるにはあったが、集落から2キロ以上離れた場所であり、しかも村から「見下ろす」ことが出来た。しかし、トンドのスモーキーマウンテン閉鎖後運び込まれるゴミの量は急激に増加したらしい。つまりそれまでここは小さな強制退去者の村だったのだ。アーバンのメインストリートであるクレモント通りを歩くと、豊かとは言えないがトンドのスラムとは全く違う印象を受ける。「豊かではないが落ち着いた小さな村」という感じだ。

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5ペソとフィリピンでもかなり安めのソフトクリームを食べていると、少しお年を召した女性が話しかけてきた。「この店ががサクラプリンセスというのは、娘さんが日本に渡って暮らしているからなんです」。なるほど、ありそうな話だ。小学校でも、店でも、更にはちょっとした路地の奥でも地元の人が話しかけてくる。NGOなどがたくさん入っている地域なので外国人になれているということもあるのだろうけれど、基本的に人なつっこい人たちなのだな、とも感じる。

1993年には小さなゴミ捨て場だったパヤタスのゴミ集積場は1993年にその規模を拡大し始め、やがて村に隣接する「見上げるような山」となった。少し気をつけて街並みを見ると、後ろにはゴミ捨て場が見える。

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村の路地を歩き、ゴミ集積場との境界ある検問所に向かう。パヤタスのゴミ処分場は民間企業なのだが、この中に入るためにはケソン市の許可が必要なのだそうだ。ゲートも前でカメラを取り出すと直ちに係員がやってきて立ち去れと言ってきたが、「中には入らないから少しだけ写真を撮らせてね」と友好的にお願いをすると、「またか」という感じで苦笑いをしていた。まぁ、こういう輩はよく来るんだろう。

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少し歩いて、別のゲートに向かう。こちらは今は閉鎖されてるようだ。

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今は立ち入りが禁止されているゴミ捨て場だが、以前はこの中にスカベンジャー(ゴミを拾って生計を立てる人たち)のバラックがあった。乱雑に廃棄されたゴミの山は以前から崩落の危険性が指摘されていたが、日々の暮らしに追われるスカペンジャーにとってもゴミ処分から利益を得る企業や関係者にとっても、危険性より日々の収入を優先するのが自然だったのだろう。

1999年に小さな崩落事故があったのにも関わらず放置されていたゴミの山は、2000年7月10日に大規模な崩落事故を起こし、現在までに234人の死亡が確認され未だに85人が行方不明になっている。これは公式の数字であって、一説には犠牲者は400-800人とも言われる。





事件の後、ここで「働く」人たちはゴミ集積場の外から「通勤」してくるようになった。崩落事故のあった現場には「教会」が建てられ、犠牲者を悼んでいる。この裏山には未だに少なくとも85人の犠牲者が埋まったままだ。

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ゴミはどこの国でも出るものだし、ゴミの山があるのが何もマニラだけじゃない。ただマニラの場合、お金のかかる高温の焼却炉で焼いてしまうより、ダンプカーから入場料を取ったりゴミの中から換金できるものを拾った方がいろいろな人がお金が得られるという事実もある。いろいろな意見があるところだとは思うが、初めてフィリピンに来た一介の旅行者としては「なるほど、こういう場所なのか」と思うしかない。

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ただ、ここに来ることで知識や経験の量が増え、それが旅行者のその後の人生に多少の影響は与えるだろう。個人的には「多くの旅行者が悲劇的な事故のあったこのゴミ集積場を訪問するのは悪いことじゃない」と思う。

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2015年04月11日

2015 マニラ社会科見学8 マニラ・トンドにあるフィリピン国鉄のターミナル、トゥトゥバン駅に行った件

 
マニラ・トンドと言えば世界有数の人口密集地帯であり、あのwikipediaにすら「貧困地域として世界的に有名であり、市内のスラムの多くがこの地区に存在する」と書かれてしまっている、あまり印象のよろしくないエリアだ。先に書いた Smokey Tours のスラムツアーでBarangay 105 の "Aroma Temporary Housing" に入ったときには、確かにここは旅行者が好奇心だけで立ち入ることができない場所だと肌で感じた。しかしいくらトンドと言えど「どこもかしこもものすごく危険」というわけでもない。旅行者として普通の警戒心と節度をもって行動すれば、明るい時間帯の一人歩きにさほど問題はないエリアだっていっぱいある。今回はそんなトンドにある国鉄のターミナル、トゥトゥバン駅からコミューターラインと呼ばれるフィリピン国鉄の近郊路線に乗ってみることにした。最寄り駅はLRT(MRT)1号線のバンバン駅で距離は1.2km、徒歩にして15分程度だ。





正確に書けばトンド区はバンバン駅から150m程西に歩いたあたりからということになる。表通りばかり歩いていても面白くないので少しジグザグに歩いてみたのだが、マニラの他の地域に比べ「極端に治安が良くない」という印象は受けない。

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(周辺住居のガスメーター)

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(タバコはばら売り、1本3ペソ≒8円)

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(ネット屋さん、10分5-6ペソが相場らしい)

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なんというか、やたら細い路地にでも入り込まない限りこの辺りは「東南アジアのよくある街」という感じだ。トンドと言ってもこの辺りは都心寄りの落ち着いたエリアなのかもしれない。実際あのスモーキーマウンテンはトンド区の北西端にあるし、バングレイ105は海よりの西端だ。のんびり散歩をしていると、トゥトゥバン駅が姿を見せる。(グーグルマップでは「タットゥバン駅」と表示される)

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その筋向かいにはトゥトゥバンセンターというショッピングモールがある。規模はさほど大きくはなくSMあたりとは売っている物や価格帯が全く違うが、それなりに小綺麗なところだ。中にはOrion Hotel なるホテルも入っていて1500ペソ位で泊まれるようだけれど、もし,私がマニラ市内に泊まるとしたらもっと安くて安心感の大きいエルミタのチューンホテルだな。

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個人的な印象なのだが、あまり治安が良くない街の安ホテルで室内のセーフティーボックスに貴重品を安心して入れておけるのはチューンホテル以外なかなか思いつかない。少し前にも書いたが、基本エアコンやテレビ、タオル等が別料金のチューンホテルも、マニラエリアでは、日本の予約サイトを通して予約すると全て込みの料金になっていてしかも公式サイトより安い、という現象が発生している。今見たらケソンシティのチューンホテルに至っては2000円台だ。いつまで続くかは分かないが、これを利用しない手はない。

ちなみに今回、私はセーフティーボックスの鍵を閉めないまま外出するという大失敗をやらかしたのだが、オルティガスのチューンホテルでは、ハウスキーピングが気を遣ってくれたのかルームメイクをしない状態のままで貴重品は全て無事だった。これでは私の中のチューンホテルズ信仰がより一層強い物になってしまうのは仕方がない。と、話がずれてしまったので、フィリピン国鉄のトゥトゥバン駅に話を戻そう。

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トゥトゥバン駅はフィリピン国鉄のマニラ中央駅だ。鉄道はここから南北に出発しているのだが、北線は1991年のピナツボ火山噴火で北部のほとんどが壊滅し、南線も2013年の台風でビコル半島の運行が停止という、大変お気の毒な状況と化している。はっきり言ってしまえば「近郊列車しか走っていない」に近い。そんな近郊列車に乗ってどこに行くのかと言えば、私には、@ 5分だけ乗ってBlumentritt駅でLRTに乗り換える、A PNRのEDSA駅まで乗ってMRT LINE3のMagallanes駅に乗り換える(ホテルのあるオルティガスに帰りやすい上、始発でLINE1の乗り換え駅であるTaft Avenueの様に長時間並ばなくて済む) B 空港に近い Nichols駅まで行く、位の選択肢しか思いつかなかった。第2次世界大戦後に日本人捕虜収容所であったモンテンルパにも列車は走ってないではないのだが、早朝を除きほとんどの列車が手前の SUCAT駅までしか走っていない。空軍の博物館やカジノのある空港辺りにでも行ってみようかなぁ…。

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フィリピン国鉄のマニラ中央駅であるにも関わらず、切符売り場は1カ所、しかも窓口が二人だけという、かなり侘びしい状況ではあるが、その分スタッフは親切だ。空港に行きたいと言ったら「一番近いのはニコルス駅ですね」と教えてくれる。料金は15ペソ。電車はラッシュ時で30分毎、他の時間帯は1時間に1本くらいの頻度で走っている。少ないと言えば少ないが、切符もあまり並ばずに買えるしMRTと違って間違いなく乗れるメリットもある。

しかもフィリピン国鉄の電車や線路は老朽化が激しく、「レールの継ぎ目が肉眼でよく見える」、「枕木が埋もれてしまって役に立っていない」、「そのせいか、頻繁に脱線している」、「敷地には不法占拠者の住居が建てられている」、「その人達がバンブートロリーという人力のトロッコを勝手に走らせている」 などの愉快な話がたくさんある。

こんな面白い鉄道、乗らなきゃ損だ。


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2015年04月18日

2015 マニラ社会科見学9 マニラ・トンドのトゥトゥバン駅からフィリピン国鉄に乗り空港方面に向かった件

 
マニラ・トンドにあるトゥトゥバン駅から出発する近郊列車は、1時間に1本から2本の割合で出発する。ちなみに枕木もろくにメンテできてないフィリピン国鉄はピナツボ山の噴火や台風、大雨で大半の路線が壊滅し、トゥトゥバン駅から北に5km、南に47kmの地点までしか走っていない。つまりフィリピン国鉄の路線はこの近郊路線が全てだ。それでも潰れないのはこの鉄道が政府の運輸通信省によって運営されているから、つまり国鉄だからなのだが、噴火はともかく台風や大雨で線路が使えなくなってしまうのは日本人の目からはあまりにいい加減で、そこが大変にフィリピンらしくて旅行者の目には興味深い。そんな国鉄の首都ターミナルがここトゥトゥバン駅で、改札口はこの1カ所だけだ。

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これがターミナル駅なのは多少寂しい気がしないでもないが、維持にお金のかかる鉄道よりバスや航空機が発達するのは仕方がない。まして過去鉄道が発達していた歴史を持たない国では当たり前だとも言える。改札を出てすぐ先にあるホームには、なんだか見たことのある車両がいた。

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なんだか昔の日本の電車を劣化させたような車両だが、これは1982年から2011年まで日本を走っていたJR東日本の国鉄203系と呼ばれる車両なのだそうだ。見た目がすすけているのはろくに車体を洗わないからであり、窓ガラスに網が貼っているのは投石でガラスが割られるからで、ドアのガラスが鉄板なのは既に割られたからかこれから割られるからだ。つまりこの電車はどこに出しても恥ずかしくない「昔の日本の電車を劣化させた車両」なのだな。ちなみにフィリピンの線路は電化されていないので、この「電車」はディーゼル機関車が牽引している。その様子がよく分かる動画もアップされていたので貼っておこう。電車を使う意味、全然ないじゃん!、だ。


http://www.youtube.com/watch?v=RwtE44eldNo


車内は日本で使っていた状態のまま、に近い。ただ地味に埃っぽくてドアのガラスがない分薄暗い。

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走る電車の中からフィリピン国鉄の名物と言われる線路敷地内のスラムやすれ違うトロリーを見たいと思っていたのだが、窓が少なく汚れている上に途中から結構人が乗ってきたため外の様子がよく分からない。停車駅で開かれたドアの外を眺めるのが精一杯だ。ドアの外はかなりの確率でただの地面だったけれど。

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結局空港まで一番近い Nichols 駅までの約30分間、電車、じゃない、ディーゼル機関車に引っ張られた元電車からの車窓風景はほとんど楽しむことができなかった。ドアの窓が鉄板であることがこんなに車窓風景を見にくくすると知ったことが唯一の収穫だった様な気もする。次回はがんばって座席を確保しよう。



Tutuban駅から Nichols駅までは約30分の乗車になる。

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最後尾の車両のドアにはまだガラスが入っている。ここに来れば良かったのかと若干後悔しつつ、駅周辺の不法占拠住居を探す。

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マニラ中心部では窓からちらちら見えた線路沿いの不法占拠の住居も、ここでは高速の高架下を占拠しているのか線路沿いを占拠しているのかが大変に曖昧で、今ひとつピンと来ない。しかも、いくら待っても線路の上を勝手に走らせている人力トロリーが来ない

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あんまり来ないので近くの人に聞いてみると「この時間、この時間には走らないのではないか」とのことだった。じゃぁいつどこなら見られるのかと思って尋ねてみたが、土地の人間ではないのでわからないとのこと。実は私はトロリーを見ることを結構楽しみにしていたので、少し残念だ。仕方がないので、ここにはその動画を貼っておこう。これを見ると、トロリーはもっと都心側、はっきり言えばトンド側の方が見かけるチャンスが大きいのでは、という気もしないではない。


http://www.youtube.com/watch?v=Do0SzDoWgLY


http://www.youtube.com/watch?v=Yw8QK2w2EH0

トロリーが見られなかったのは残念だけれど、トンドの中心部から空港界隈まで電車で来られることを確認できただけでもそれなりの意義はあった。私は鉄道マニアではないけれど、乗ったことのない路線に乗るのも嫌いじゃない。ついでに書くと、このNichols駅までは、値段がそこそこの割にマニラ・ニノイアキノ国際空港から無料シャトルがありカジノ/リゾートワールドマニラに隣接するレミントンホテルまで1.2kmの距離だ。とりあえずここから空港に向かって歩いてみることにする。

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posted by 転々 at 22:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン

2015年04月19日

2015 マニラ社会科見学10 国鉄Nichols駅からフィリピン空軍博物館まで歩いてみた件


Nichols駅から南西に1.3km歩くと、そこにはフィリピン空軍博物館がある。

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ここは良くある空軍と航空機の博物館だ。エアコンがあまり聞かない館内には、フィリピン空軍の歴史に関する展示と航空機が展示してあり、野外にはなぜか日本から販売された中古のYS-11などあるのだが、ものすごく飛行機が好きなマニアさん以外には特別な場所ではない。

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ただ、ここには終戦後も29年間に渡ってフィリピン・ルバング島でゲリラ戦を続けていた小野田寛郎さんに関する小さな展示コーナーがあり、日本人にはそれなりに興味深い場所でもある。

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終戦後も日本に帰国しなかった旧日本兵は結構いる。現地での生活を選んだ人やその土地の独立運動に参加した人もいれば、ジャングルなどに潜伏していた日本兵もいて、有名なのがこの小野田さんと1972年までグアム島に潜伏していた横井庄一さんだろう。

下士官(軍曹)だった横井さんとは違い、小野田さんは予備士官学校や陸軍中野学校二俣分校出身のばりばりの情報将校であり、終戦後もフィリピンで30名以上の軍人などを殺傷している。ずっと「戦闘」行為を継続していたわけだ。この辺りにはいろいろな話があり、一介の旅行者としては大変コメントしにくい。

そしてここにはその小野田さん直筆のフィリピン政府宛の手紙も展示してあり、手紙には「帰国在留中は 自己の判断の謝りに依って 三十年の長きにわたり 多大のご迷惑をお掛けしまして お詫びの申し上げようも御座いません。閣下のお赦しをお願ひ致す次第であります」の一文もある。

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ここは日曜日や祝日は休館となる。土曜日も午後はやっていないらしい。野外の展示も含め30分もあれば全てを見られてしまう小さな博物館だが、もし開館日に近くを通るのなら、ちらっと眺めておいても損はないかもしれない。ちなみにここはあのレミントンホテルの筋向かい、リゾートワールドマニラから200m程の場所だ。タイミングさえあえばマニラのトランジットの時に訪問することも出来る。

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posted by 転々 at 11:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン

2015年04月26日

2015 マニラ社会科見学11 空港東側にはなかなか魅力的な裏町があり、そこで第3ターミナルに一番近いジープニー乗り場を見つけた件

 
フィリピン空軍博物館からリゾートワールドマニラ(の南東側入口)までは200mか300m、歩いて5分もかからない。

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このリゾートワールドマニラとはナニモノかというと、"The Philippines' first and largest integrated resort and casino" なのだそうで、まぁ、カジノとその客寄せのためのエンターテイメント施設、及びホテルの複合リゾート、と言ったところだ。どうしてウェブサイトに "The Philippines' first" と書いているのかというと、マカオ資本の City of Dreams という大型カジノリゾートが今年2月空港の反対側にグランドオープンしたせいもあるのかもしれない。後発の向こうには結構派手そうな Dream Play とかいう遊園地もあるし併設ホテルはHyatt City of Dreamsだし、比較すると相対的に地味であることは否めないけれど、ガイドブックや歓呼言う案内サイトによると「1日遊び尽くせる施設」などと紹介しているところもある。そりゃずっーっと博打をしてれば、時間も経つだろうよ。

ギャンブルができない私にとってこの種の場所は「涼しくて小綺麗でトイレを借りるのに便利な場所」だ。1月に行っていたラスベガスクラスのショーがあればわざわざ行っても良いのだけれど、殊更魅力的な物もない。レストランは施設の規模以上にあるのだが、決して安くはない。というか、私には高い。

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ごめん、通り抜けだけさせてもらいます。




北西側の出口をからニューポートブルバードに抜け、スタッフに「この辺にバスかジープニーを拾える場所はある」と尋ねると、カジノの前には乗り入れてこないとのこと。タクシーに乗ったほうが良いというスタッフに繰り返し公共の交通機関に乗りたいことを告げると、諦めたように「ここをまっすぐ歩くと良いですよ」と北西を指さす。望むところだ。


小綺麗に舗装されたカジノ前の道を10分も歩くと、それまでビルと工事現場しかなかった道路沿いに小規模な店が出現し始めた。お、ジープニーもいるな。営業はしていないようだけれど。

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大通りを右折して、住宅街のようなエリアに入る。治安も悪くなさそうだ。空港職員や学生で繁盛しているスナックの店があったので買い食いをしてみる。

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LUNPIA(春巻きのような物)や揚げバナナ、名称不明の揚げ物を適当に頼んで20ペソだったかな?ものすごくおいしいと言う訳ではないけれど、今ひとつぱっとしないフィリピン料理やファストフードばかり食べていた身には、店で揚げたてのものを食べられるというだけでうれしい。楽しいおやつだ。



道端には5ペソのインスタントコーヒーもあるが、

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せっかくのフィリピンなのでここはひとつ Gulaman のドリンクを試すのも悪くないと思う。

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5ペソのグルマンを飲みながら道に迷ったことに気がついた私は、店のご主人にジープニーかバスを拾える場所を尋ねたのだが、近くにはないという。後から知ったのだが、ここは空港東側に広がるビラモア(Villamore)というエリアで、私はゴルフコースの東側にある住宅街に迷い込んでいた。マニラの住宅街というと、トンドやパヤタスくらいしかゆっくり歩かなかった私には、大きかったり立派だったりする家などほとんどないビラモアの街も、穏やかで豊かに見える。ここなら夜に歩いてもさほど怖くないんじゃないだろうか。




ご主人曰く「ここにはジープニーはもちろん少し大きな車も入ってこれないから、みんなトライシクルに乗るのよね。ジープニーの来ている "GATE" まで7ペソだから乗っていった方が良いわよ」とのこと。私が「ゲート、でいいの?」と確認すると、一言「ゲート」と言えば通じるらしい。へーと思っていると、親切なご主人は私の意向を確認する前にトライシクルを止め、運転手に "GATE" と伝えこれに乗れという。はいはい、乗ります乗ります。


トライシクルは1キロくらい走った後ビラモアの住宅地内には1軒もなかったセブンイレブンの近くに止まった。なるほど、確かにゲートがある。

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理由はわからないが、ビラモアの住宅街にタクシーやジープニーは入ることができない。ゲートにも "Emergency Only" とあるから、消防車や救急車くらいしか通れないのだろう。この閉ざされたゲートこそがビラモアの玄関口であり、空港第3ターミナルに一番近いジープニー乗り場でもある訳だ。

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ここから出るジープニーはマニラ最大のバクラランマーケットを経由して、7ペソで LRT LINE1/3 の EDSA/Taft Avenue駅まで行く。もしあなたがマニラに到着したとき、明るい時間帯でデイパックより大きな鞄を持っていなくて物怖じしない性格で炎天下横断歩道も十分に整備されていない道路を10分位歩くつもりがあるのなら、その、まぁ、空港からLRTの駅まで行く最安の交通手段であることは否定はしない。

私は乗らないけどね。


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2015年11月24日

旅のリアルタイムメモ セブパシフィック航空は燃油サーチャージも支払手数料も課金しない件

 
 LCCでは広告代わりにバーゲンを行っている。
ミールやビデオなどの機内サービスはもちろん、欠航時等の代替措置もレガシーに及ばないLCCは安さを前面に押し出さないと利用者は増えないし生き残れない。広告を打つのも良いけれど、どうせならバーゲンを併せて安さをアピールする方が有効だ。

が、額面競争が激しくなると、いろいろみみっちぃ技を使い始めるのもこの業界で、最近のLCCは「支払手数料」なるものを加算する会社も少なくない。例えばバニラエアは1人1区間につき500円の「支払い手数料」を航空券代に加算する。往復なら問答無用で1000円だ。ピーチも同様で片道330円から550円、ジェットスターが430円から550円、春秋航空日本が430円、どこが最初に始めたんだか、往復で航空券を買うと1000円前後の「手数料」が発生することが普通になってしまった。

vannnila1000plus[1].jpg

あなたの会社のサービスを買うのには「支払い手数料」が必要なんですか、そうですか。だったら最初から運賃に含めれば良いものを。

せこい航空会社たちだ。






昔飛行機の燃料が高騰した時代、航空業界に「燃油サーチャージ」なる追加料金が登場したのは2001年。IATAによる「正規の」航空運賃がまだまだ元気だった頃だ。「決められた運賃ではどうしても採算がとれないので、原油が高い時期だけ追加料金を取らせてください」という趣旨だったこの「燃油サーチャージ」は、原油価格が下がってもなかなか下がらず、やがて格安航空券の世界ではニューヨーク往復13000円!(但し別途燃油サーチャージがかかります)」、でその総額が76130円といういびつな運賃まで現れた。追加料金なんてもんじゃない。



一般にこのようなビジネス手法を「詐欺まがい」と言う。



この種の追加料金商法他にもある。ラスベガスのホテルが徴収しているリゾートフィーがそれだ。今年の1月、私は娘とラスベガスの某元まぁまぁホテルに泊まったのだが、ウェブサイトに表示される料金は$70であったのに問答無用で加算されるリゾートフィーが$22.4。これなら最初から$92.4と言われた方が気分が良い。

CapD20151123_1.jpg


一般にこのようなビジネス手法を「誠実」とは言わない。



ちなみに「詐欺まがい」や「誠実じゃない」ビジネススタイルになってしまった企業の行く末はなかなか惨めで、格安航空券の数倍のサーチャージをせしめていたいくつかの航空会社は倒産したし、リゾートフィーをぬけぬけと徴収していたホテルも倒産した。切羽詰まっていたんだろうな、とは思いつつもあまり気の毒とは思えないのは当然だな。



話は航空券の「支払い手数料」に戻る。
これを徴収するのは国内のLCCだけではない。海外のLCCにも多く、あのエアアジアですら「支払手数料」をとる。その理由について、エアアジアのウェブサイトにはこうある。

なぜ支払い手数料がかかるようになったのですか?
それは、お客様が安心して、快適にご予約いただける環境をお約束できるようにするためです。 エアアジアではオンラインでの支払いシステムの拡張や導入、維持にかなりの投資を行っており、特に銀行口座からの引き落とし、オンラインでのクレジットカード、デビットカード、店舗カードでの支払いにおけるセキュリティについてはアップグレードと強化、改善に注力しています。」

http://goo.gl/ib5XgB

納得いかないねぇ。





さぁ、そしてここでこの領収証の登場だ。

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これは今朝私が乗ってきたセブパシフィック航空の領収証なのだが、クレジットカード払いなのにも関わらず、燃油サーチャージはおろか支払い手数料の類が全く加算されていない。

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だからバーゲン運賃でも普通に空港利用料・税だけを加算すれば良い。ちなみに今回の運賃は総額で7465円と、もう国際線の運賃とは思えない水準だ。ちなみにこの運賃で航空券を入手するのに、他の「支払手数料」を取るLCCのように回線が詰まったりすることなく、極めて限定的な座席数による「事実上の抽選」もなく、案外普通に買えた。

セブパシフィック航空のバーゲン恐るべし、だ。

基本的にフィリピンの人気が低いせいもあるのだけれど。


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2015年12月02日

2015マニラ秋社会科見学1 セブパシフィック航空の機内でも助六寿司を食べた件

 
 フィリピンは昔からバックパッカーにはあまり人気がなかった。

理由としては、島国であるためにルート的にどん詰まりでよその国に抜けにくいこと、政治的にも一般犯罪的にもあまり治安が良くない印象があること、首都のマニラは風俗営業が盛んな印象が強いこと、ローカルの食べ物が日本人的にはいまいちなことなどが考えられるけれど、それだけでは説明しきれない気もする。私も正直フィリピンは避けてきた。マニラ経由の魅力的な航空券があればトランジットでちょっとくらい立ち寄ったかもしれないけれど、わざわざ航空券を買ってまで行きたい、とは思えなかったのだ。

しかし今年の春初めてマニラに行き、この街が社会科見学的にはなかなか魅力的であることを知った。なんていうんだろう、私の旅行の動機でもある「どこにも人が住んでいてそれぞれ一生懸命暮らしていることを知る」ためには、なかなか興味深い土地なのだ。

そこにもってきて、3連休に往復総額7465円の航空券だ。

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成田/マニラ往復が実質片道1500円。これをスルーする手はない。

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この半年に2回セブパシフィック航空を利用し、学んだことがある。


1.ウェブチェックインは絶対するべき。

 セブパシフィック航空は出発の72時間前からウェブチェックインができる。座席指定も可能だが700円の追加料金がかかってしまうので、どうしてもこの時点で座席を確保しなければならない人以外は選択チェックを外して良い。というのも、セブパシフィック航空の場合、ウェブチェックインをしても成田やマニラの国際線カウンターの専用カウンターにチェックインする必要があり、そこで無料で希望の座席をお願いできるのだ。ウェブチェックインで悪くない座席が確保できたら確保されているその座席に座れば良いし、運悪く3人掛けの真ん中であってもカウンターで通路側や窓側をお願いすれば、あまり遅い時間でなければまず変更は可能だ。

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2.飲食物は持ち込み可能。

 LCCの場合、食物の持ち込みは禁止されていたり、アルコールの消費だけ禁止されていたり、事実上黙認されていたりといろいろだが、セブパシフィック航空はその持ち込みを禁止していない。成田からマニラまでの飛行時間は約5時間と決して短くはないので、ここは持ち込む手もありだ。ちなみに私の最近の定番はこれ、スーパーの助六寿司199円。ラップに包まれていて乾燥しないのが良い。

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往復で税込み7500円しか払ってないのにお弁当まで持ち込ませていただいて、申し訳ない。ちなみにペットボトルの飲み物はさすがに保安検査を通過できないので、ゲート近くの売店で買うことになる。


機内のエンターテイメントは、定番のこれ。

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私にとって水曜どうでしょうは古典落語みたいなものだ。ほぼ全て暗記している映像と会話を飽きもせず繰り返して楽しむ。

動画以外となると音楽や朗読を聞くか何かを読むか、ということになるのだが、一時のe-ink端末熱が収まった私が持ち歩くのは、重さ155gのこれだけになってしまった。当時は一番熱が入らなかった端末なのだが、あれだけ買いあさった中、未だに持ち歩いているのはこれだけで、なんだかんだで軽さと小ささというのは大事なんだと改めて思い知る。

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2015年12月03日

2015マニラ秋社会科見学2 マニラ国際空港第3ターミナルからエルミタまで絶対最安の28ペソで移動した件

 
 マニラも2度目だと、少しは移動が上手になる。
前回は3階出発ロビーから「安い」タクシーに乗って満足していたが、この旅行でマニラ国際空港第3ターミナル周辺を暇に任せてぶらぶらした結果、ここから市内まで最安で行く方法を発見していたのだ。そのときは「私は乗らないけどね」などと書いていたが、結局乗ってしまった。私にとって安さは正義なのだよ、うん。ともあれ、今回はその方法を紹介する。


1、到着ロビーを出口に左に進む。

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2、ターミナルの建物沿いに、左方向に歩く。

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目的地の位置からして横断歩道を渡りたくなるけれど、そこには駐車場があるだけで柵などで遠回りを強いられた上結局建物添いの道に戻るので、ここは最初から素直に建物沿い、道路の左側を歩こう。


3、空港の車両用セキュリティゲートを目印に、まだ道の左側を歩く。

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(写真は逆方法からの撮影なので誤解しないでいただきたい。写真右奥方向が空港ビルになる)


4、ロータリーを左向きにまわり込み、横断歩道(のような場所)を渡る。

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5、セブンイレブン前に出て到着。

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ここは前回の旅行で発見したビラモア(Villamore)という街の"GATE"と呼ばれる場所で、普通車がなかなか進入できないビアモアの人が市内に出るジープニーに乗る場所であり、マニラ国際空港から最も近いジープニー乗り場だ。ここから出るジープニーはLRTのEDSA、バカラランなどの行き先があり、車体に書かれているのでわかりやすい。ここまでのルートを地図で示すとこうなる。徒歩で約700m、9分の距離だ。

もし700m歩くのが嫌なら、Manila Airport Loop Bus というバスがEDSAまで20ペソだか30ペソだかで運んでくれる。12か22ペソを節約するためにジプニー乗り場まで行くのは、半分趣味の問題だな。そのせいかどうか、このルートをネットで紹介しているケースは、まだ見たことがない。結構レアな情報だと思うのだよ、これ。




ちなみにここからLRTのEDSA駅、バカララン駅までの運賃は2015年11月現在で8ペソ(≒20円)。春に比べて初乗り最低運賃が1ペソ値上がりしていた。

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あとはLRTに乗り換えれば良いわけだが、せっかくなのでLINE1を使う場合にはEDSAではなく始発のバカララン駅からにしたい。EDSAはLINE3のTaftAveとの乗り換え駅なので、混むときはただ事ではなく混む。前回ここでかなり厳しい目に遭った私は、今回はバカララン駅を使ってみた。ジープニーを降りるのはEDSA・Taft Ave駅近くなので、多少遠回りだがものは試しだ。

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手荷物検査も切符売り場も改札もがらがら、しかも始発なので座っていける。マニラ国際空港T3からエルミタまで28ペソ(≒73円)。EDSA改めバカララン作戦、大成功だ。

ただ、この時間帯はEDSA駅のホームも人は少なかった。更に駅のスタッフに聞くと、バカラランもラッシュアワーにはEDSA程ではないけれどかなりの混雑になるのだという。そ、そうなのか。どちらの駅に向かうかは、曜日と時間帯で判断した方が良さそうだな。ちなみにジプニーやLRTには大きい荷物を乗って乗り込むことはできないので、機内持ち込みできないサイズのカバンを持っている人は素直に3階の出発フロアからタクシーに乗った方が良い。

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2015年12月04日

2015マニラ秋社会科見学3 今回はLine1ペトロギル駅徒歩12分の、レッドプラネットエルミタ(元チューンホテルエルミタ)に泊まった件

 
 前回、春のマニラ旅行ではオルティガスのチューンホテルに泊まった。

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フィリピンやマニラの治安に必要以上の不安を抱いていた私は、トンドに近いエルミタ地区などの古い繁華街を避け、比較的治安が良いと言われるオルティガスでの滞在を選択したのだ。

これはこれで間違った判断ではなかったが、実際にマニラを歩いてみると私は自分の不安がかなり過度だったことに気がついた。こうなった理由は自分でもよく分からないのだが、人なんてそんなもんだ。実際にはエルミタだってトンドだってアロマテンポラリーハウスだって、まぁ、時間や周囲の環境に気を配れば他のアジア諸国に比べてめちゃくちゃ治安が悪い、ということはない。もちろん良くはないけれど。

そういうわけで今回はここを選んでみた。

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レッドプラネットエルミタ

LRT、ペトロギル駅から徒歩12分の場所にあるこのホテルは、建物やロビーの構造などを除いてほとんど前回泊まったチューンホテルオルティガスと変わらない。というより、その頃はここもチューンホテルズエルミタだったのだ。

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いや、室内も典型的チューンホテルで、何が変わったのかわかりませんから。

いったいマニラのチューンホテルに何が起きたのだと思ったら、タイやインドネシア、そして日本のチューンホテルズも全てレッドプラネットと名前を変えている。いったい何が起こったんだ??


スタッフにいろいろ尋ねたり、ネットで調べたり、実際にレッドプラネットホテルズに電話をして確認してみたところ、最初のレッドプラネットホテルは2011年にタイのハジャイにあった。しばらくはチューンホテルズとは提携関係にあったのだが、2015年に上記の4カ国のホテルはその提携関係を中止したらしい。「もしかしたらチューンホテルズの新ブランドなのかな?」などとも考えていたのだが、そうではないようだ。

そういえば、この4カ国のチューンホテルは、タオルやエアコン、wifiが別料金ではなかった。他のエリアでは元値は安くてもエアコンとテレビをつけるとちょっとお値段が上がったものだが、オルティガスのチューンホテルも沖縄もタイも(インドネシアは知らないけれど)、この種のサービスは全て追加料金なしだった記憶がある。日本の予約サイトを通したためなのかなと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。

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アメニティは石けんと「シャンプーとしても使えるボディーウォッシュ」のみで歯ブラシなど一切なし、ドライヤーとインルームセーフ、テレビ、高速のwifiはあり、机とイスはなく、ベッドに腰掛けて壁にたたまれた木の板を引き下げて使う。部屋はシンプルで清潔。

なーんか、チューンホテルズそのものだね。


泊まってみた感想なのだけれど、他のチューンホテルズとも変わらず、極めて快適だ。もちろんアメニティがもっと必要だとかバスタブが欲しいとか狭い部屋は嫌だという人には向かないけれど、安全で清潔な部屋に3000円前後で泊まれることは大きい。

周辺には大小いろいろなホテルやゲストハウスがあり、プロモーションなどを行っているが、清潔さや安心感、必要なサービスとその質を考えた場合、私はマニラではレッドプラネットを選ぶ。LRTのLINE1をメインで使うような日程の場合は、エルミタ1択かなぁ。

周りは飲み屋ばっかりだけれど、ロビーと同じフロアにはセブンイレブンもあって大雨の時でも買い物に困らないのは悪くない。

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マニラで「どうしても食べたいもの」を見つけられない私は、近くの店で何か買い込んできては、セブンイレブンのビールを飲んでいた。何かうまいモノないのかよ、フィリピン!である。

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ちなみに空港T3からホテルの交通費は28ペソ(≒73円)だ。

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posted by 転々 at 20:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン

2015年12月05日

2015マニラ秋社会科見学4 宿からナボタスの集合墓地に向かった件

 
 今回の「セブパシフィック航空・11月3連休往復総額7465円」は神チケットだったが、往路の到着時刻が15:50、そして帰路の出発時刻が夜も明けない早朝5:20と、現地で観光できるのは到着日の夜と翌日のみ、と言って良い。私は飛行機と街が好きなので、ただ出かけてまだよく知らない街を見るだけでも結構満足なのだが、それにしても多少の観光的目的地は欲しい。

 が、マニラの観光ポイントというとサンオーガスティン教会とかイントラムロスとかサンチャゴ要塞とか、まぁ、一応世界遺産もあるし他に何もなければ見てもいいけれど、でも結局スペイン統治時代の石造建築群なんだよな、的な思いもないではない。前回の初マニラでも本当にここに来て良かったと思えたのは、SMOKEY TOURS で参加したトンドのスラムツアー(アロマテンポラリーハウジングを含む)と、パヤタスのダンプサイトだった。マニラだからと言ってダークツーリズムにこだわるつもりはないのだが、社会科見学が趣味なのだから仕方がない。

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今回も事実上中1日のでどこに行こうか、いろいろ考えを巡らせていた。前回私にアロマテンポラリーハウジングを見せてくれた Smokey Tours にまたお願いすることも考えたのだが、もう一度同じコースに行くのも今ひとつだし、参加したいコースは私の唯一の観光日である日曜には催行されていない。これは、スラムが形成されている共同墓地を訪問するツアーなのだが、アロマと違って、個人で行ってもひどい危険はなさそうに思える。

じゃぁ、いっそ自力で行ってやろうじゃないの。




私が泊まっているエルミタのレッドプラネットホテルから直線距離で北北西に約12km、ナボタスはマニラメトロの北西端に位置する街で "Fishing Capital of the Philippines" と呼ばれてきた。こういう場所に行くには、鉄道の駅などなんらかのランドマークからジプニーを探せばなんとかなる。まずはLINE1のペトロギル駅からナボタスに最も近いモニュメント駅までLRTに乗る。実は私はこのためにエルミタのレッドプラネットホテルに部屋を取っていた。確信犯だな。ペトロギル駅からモニュメント駅までは11駅で所要時間26分、運賃は20ペソだ。

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LRTはそのほとんどが高架駅で、ジプニー乗り場は結構わかりにくい。駅のスタッフや売店のおばさんなどに「このあたりからナボタス行きのジプニーはありますか?」と聞き回ると、駅から北に200メートルほど離れたBonifacio Monumentのあるロータリー、もう少しわかりやすく書くと、ロータリー西側のSM HyperMallか、その向かいのPure Gold Supermaket 前がナボタス行きのジプニー乗り場だ。ジプニーはロータリー周辺でナボタス方面に引き返す感じなので、"NAVOTAS" と書かれたジプニーに乗り込めばまず間違いはない。ちなみに運賃は8ペソだ。

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ここからナボタスの集合墓地まで6km強、ジプニーで20〜30分程の距離だ。車が大きな橋をふたつ渡って右折すれば、5分少しで左手に大きな教会が見える。そこで降りれば良い。ここはカトリックの教会で "San Jose De Navotas Parish Church" と言う。ジプニーの運転手には "Navotas Church" とでも言っておけば良い。

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前述したようにナボタスは "Fishing Capital of the Philippines" とも呼ばれる。フィリピンの商業的漁獲高の約半分はここナボタスに水揚げされるのだそうだ。そしてマニラの場合、海岸線に近いエリアにはあまり豊かではない人たちの家が建てられる傾向がある。ナボタス集合墓地のスラムも似たようなプロセスで形成されたらしい。

しかし、教会周辺のナボタスの街は、なんとも平和な近郊都市だ。教会の近くにはゴスペル教室、なんてものもある。サリサリストアに鉄格子があるのは、まぁ、マニラでは珍しくはない。

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物価だってマニラ都心とは比べものにならない。ハンバーガー10ペソ、ソフトクリーム5ペソ。とりあえず5ペソのソフトクリームでナボタス到着を祝う。

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このあたりは道が狭く、島であるナボタスを南北に貫く2本の道路は、基本的に一方通行だ。北方面へはサンホセ教会の前を通り、南方面へはナボタスの公共墓地前を通る。ジプニーで共同墓地に直行したいなら南方面に引き返してから降りる手もあるけれど、せっかくのナボタス、教会前で街の雰囲気も味わって欲しいとも思う。いわゆる「スラム」は主に西の海岸沿いにあり、教会周辺は普通に歩く分には特に危険は感じなかった。もちろん異国の知らない街、最低限の警戒は常に必要だけれども。


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posted by 転々 at 14:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン

2015年12月06日

2015マニラ秋社会科見学5 ナボタスの集合墓地に入り込んだ件

 
 ナボタスの公共墓地は、San Jose De Navotas Parish Church の裏手だ。

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入り口には守衛所がある。公共の場所なので出入り禁止と言うことはないのだが、過去どこかの国のテレビクルーが墓地、というより墓地に住んでいる人たちとトラブルを起こしたことがあるため、訪問者はあまり歓迎されない空気も漂うので、こういう場所で警戒されない振る舞い方も学んでおく必要があるかもしれない。ただ、別に中央のゲートを通らなくとも、道添いにも中に入れるお墓の隙間の通路があるので、どうしてもうまく振る舞えない人はそこから入ってしまう手もある。

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フィリピンでは83%がカトリックを信仰しており、他のキリスト教も含めると実に93%がキリスト教信者だ。そして誤解を恐れずに書けば、キリスト教信者の場合日本の伝統宗教に比べて遺体に対するこだわりが少なめな気がする。遺体は復活の日にもう一回使うのになぁ、と思うのだが、ローマやパリ、キエフのカタコンベやトラジャの洞窟群など、棺や遺体を目にすることが可能なことが少なくない。

そしてこの墓地の「お墓」は、コンクリート製の棺の形で積み上げられている。

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別にこれがフィリピンの伝統的な埋葬方法、という訳ではない。その証拠に隣接するキリスト教墓地はこんな感じだ。土葬の上にモニュメントを置いた、我々が映画などで見聞きする典型的なキリスト教墓地だ。

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そして公共墓地。

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この墓地の形態の違いは、信仰の形態ではなく貧富の差による。

マニラには貧しい人が多く住んでいて、彼らには公園のように美しい墓地に家族を埋葬するだけの資力がない。唯一手が届くのがこの集合墓地なのだ。日本のように永代供養ということはなく、5年間の契約制賃貸で、契約が更新されないと遺体、いや、5年経っていれば遺骨だな、遺骨は「処分」される。処分された墓は「空室」となり、次の遺体を受け入れる。遺体が処分されたばかりの墓がこれだな。

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なんとも不思議な光景だ。世界には様々な弔いの形態がある。ここナボタスの集合墓地もその一つに過ぎないのだが、遺体が自然の中で朽ちていくのではなく、積み重ねられたコンクリートの穴の中で朽ちていくことが、都会の貧しさを感じさせる。金の有り無しは死後の遺体の分解場所にまで影響を及ぼすのだな。

ナボタスの公共集合墓地の話はまだまだ続く。

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posted by 転々 at 10:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン

2015年12月07日

2015マニラ秋社会科見学6 ナボタス集合墓地、墓にもいろいろある件

 
 ナボタスの公共集合墓地にある墓は、基本的には積み上げられたコンクリート製の棺だ。

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「棺」という言い方は誤解を招くかもしれない。このコンクリートブロックはあくまで棺を納めるスペースであって、死者の遺体はこの穴の中で朽ちていく。最初の契約期間は5年なのだが、契約を更新しない人も少なくなく、その場合遺体は「処分」される。高温多湿のフィリピンではコンクリートの穴の中でも5年あれば遺体はきれいな骨になるのだろうな。

ただ同じナボタスの公共墓地でも、墓の大きさや形態にはいろいろある。例えば、この墓はスペースもゆったりしているし上に墓を重ねられていない。


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屋根と壁のあるこんな墓もある。

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こちらは屋根も壁もないし積み重ねられてはいるが、2階から3階建てで空間的にも比較的ゆったりして見える。

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これらの比較的にゆったりした墓は教会側の入り口近くに多く、ゲートから墓地の奥、海側に行くと墓の密度が高くなり高層化していく。スラムの住民は死んでもスラムで朽ちていく。魂は天国に行くのなら遺体がどこにあっても意味はないのだけれど、それでもやっぱり少しは切ない。もし私が墓を選べるのなら、ここに葬られるよりは森の中に埋め欲しいと思う。

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ただ墓は残された人のためのものでもある。5年契約のコンクリートの穴の入り口には、残された人の想いが見え隠れすることもあるし、

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あまりそうではないケースもある。ただの蓋とはいえ、その様子も様々だ。中には親族のいない人もいるだろうし、事情も様々なのだろう。もしかしたらプレートは制作中なのかもしれない。

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ナボタスの公共集合墓地は「積み上げられた」と書いたが、油断しているとこんな墓もある。

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最初は蓋のプレートが落下したのかと思ったのだが、よく見るとどうも地面を掘って埋葬したらしいことが分かる。こちらの方が一般的な墓の形態なのだけれど、ここでは少数派であるため目立たず、つい気がつかずに踏んでしまう。ごめんね、悪意はないんだよ。

死者の遺体がコンクリートブロックの中で朽ちていく、なんともいえない光景のナボタス集合墓地だが、この場所を更に特殊に思わせる事情がある。それは墓地に住む人たちの存在だ。

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posted by 転々 at 18:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン

2015年12月08日

2015マニラ秋社会科見学7 墓地の中、いや、棺の上に家があった件

 
 ナボタス公共集合墓地の中央通路を進むと、やがて海に出る。そして墓は海に近くなるほどその密度と高度が高くなるが、その甲斐あってか海側にはまだ敷地に余裕がある。

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ここが公共の場所である証のように、墓地には管理事務所と売店がある。が、ただの公共墓地の売店にしては妙に人が多い。

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墓地の売店に集まっているのは参拝客ではない。みんな地元の住人のようだ。ここナボタス墓地の周辺には墓地で働く人も多いらしい。そしてこの町の場合、海に近くガードマンなど口うるさい存在が少ない空き地は、お金をあまり持っていない人たちが仮の住処を作るのに何かと都合が良い。ナボタス集合墓地には貧しい人たちの家がも数軒ある。

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しかし、「明らかに墓地の敷地に住んでいる人」は多くはない。人口はむしろ墓地の北側、お金持ちのフィリピン人が眠るカトリック墓地の西側に多い。ナボタスのスラムを「墓地の中にあるスラム」と呼ぶ人もいるようだけれど、実際には墓地とスラムが隣接している、という方が実態に近い。墓地側から見るとこんな感じなのだが、

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あ、明らかに住居が墓地側にせり出している…

というより、墓の上に家を建てているな、これ。


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まぁ気持ちは分かる。最初は人々は墓地に隣接していた土地に住んでいたのだろうけれど、中が手狭になって居住エリアが広がり、中には墓地側にせり出した人もいた、ということだな。海添いの土に比べればコンクリート製の墓は基礎としてしっかりしているし平坦だし、上に建物を乗っけるのは悪くないアイディアなのかもしれない。

床下にはご遺体が複数あるので杭は打てないけれど。

これじゃここの住宅、一部は「墓地の中にある」と言われても仕方がないな。

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せっかくだから、あっち側にも行ってみようかな?


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posted by 転々 at 19:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン

2015年12月09日

2015マニラ秋社会科見学8 細い迷路の奥にあった「棺の上の家」を訪問してみた件

 
 ナボタスの集合墓地の上には家がある。

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日本人の感性としてはコンクリートの穴を8重に積み上げて、そこにご遺体をいれることにも違和感があるのだが、この辺は文化の問題でもある。中国やインドネシア、そしてフィリピン等には棺を吊り下げる地域もあるし、ただ「習慣が違う」というだけのことだ。日本だって岡本太郎が棺を暴く狼藉を働くまでは、久高島では亡くなった人を海岸で風葬で弔っていた。
(私はこの島が好きで結構頻繁に訪問しているのだけれど、そういえば旅行記をアップしたことはないなぁ…)



ただ墓の上に家を建てるとなると、これにはかなり衝撃を受ける。別に住んでいる人だってやりたくてやっているわけではないとは思うけれど、絶対にやってはいけないとも思ってはいないようだ。私はこの棺の上の家をどうしても訪問してみたくなった。この住居はナボタス共同墓地の北側にある。ここに行くには、墓をよじ登るか、一度共同墓地のゲートを出て美しいカトリック墓地の北側にあるパゴンシラン通りに入るしかない。



「海沿いなんだから海岸線側からアクセスすればいいじゃん」のビーチリゾート的発想もあるかもしれないが、こちらはいきなり人様の家の前の暗くて狭い通路に突入することになるので、大変に失礼な上に大変に危険だ。墓をよじ登るより危険だ。危険が嫌いな私は、周囲の様子をうかがいながらパゴンシラン通りをじわじわ奥に進む、という方法をとってみた。

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この辺りで、左側に入り込める比較的大きめな通路を物色する。もちろんカメラなど手にしてはいけない。

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私はここに手ぶら出来ている。正確には多少の現金とスマホだけをポケットに隠し持っている。ここの住民に違和感を感じさせないことは不可能だけれど、比較的無益で無害な存在として振る舞う努力はできる。

無益で無害な馬鹿外国人が現地の人に尋ねる。

「あのー、墓地、こっちですかぁ???」

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今私が立っているのは、集合墓地の棺の山の一つだ。

一応書いて置くが、私はかなり計算高く振る舞ってここに来た。訪問の時間帯も、キリスト教国のフィリピンで教会のミサが行われた直後である日曜の午前中を狙ってきたし、危険を察知した場合直ちに引き返すための避難経路を確認しつつ入り込んだ。写真の隠し撮りもしたけれど、可能な限り無益で無害な存在として行動したし、最悪の場合多少の金銭で話をつける準備だってしていた。

↑ 馬鹿のマネはしないでください、と書いている。

多分ナボタスの集合墓地に入るくらいならリスクはあまり高くない。しかし隣接するこの住居群を訪問するのは無謀だった。今は反省している。私は自分の子どもたちがナボタスの集合墓地を見たいと言ったら、存在しない父の威厳を最大限に虚飾して 「一人では絶対に行かないでSmokey Tourにお願いしなさい」と言う。





もう一度墓地に戻ると、こんどは子ども達が歓迎してくれた。

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いくら私が馬鹿でも「滅び行くシマフクロウ」とか「搾取される労働者たち」とか「スラムの子ども達の笑顔」とか、そんな写真は載せたくはないのだけれど、一人が(多分)「ネットに載せてね!」("internet!")などと言うから、仕方なしに約束を守っているだけで、このこどもたちが特別にかわいいわけじゃない。どこにでもいる子ども達と同じくらいかわいいだけだ。

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posted by 転々 at 21:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン

2015年12月12日

2015マニラ秋社会科見学9 マニラメトロの北西端/ナボタスから南西端のラスピニャスまで、恋人達の「誓いの鍵」を眺めつつ移動した件

 
 マニラ首都圏の南西端には、ラス・ピニャスという街がある。地味な郊外都市なのだが、ここには世界最古の竹製オルガンとか、ジープニーの工場とか、ちょっと興味を引かれるものがあるらしい。アロマやナボタス、パヤタスに比べるとインパクトには欠けるけれど、社会科見学という趣旨にはぴったりだ。少なくともサンチャゴ要塞やイントラムロスより、私には面白そうに思える。

マニラ首都圏の北西端にあるナボタスからは、ジプニーでモニュメント駅まで行き、南端のバクララン駅までLRTに乗り、そこからまたジプニーに乗り、30km弱南下することになる。

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ナボタスのからは、モニュメント駅界隈行きのジプニーが、公共墓地ゲートの目の前から出ているのでそれに飛び乗れば良い。運賃は8ペソだ(2015.11)。

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モニュメント駅からはLINE1で終点のバカララン駅までは30ペソ、42分の移動になる。

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そしてマニラ到着時にもお世話になったバクララン駅。ここからラスピニャス行きのジプニーに乗れば良いのだが、

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どこからだよ!


駅の職員や店の人に尋ねまくり、(ラスピニャス行きかどうかは分からないけれど)ジプニーはバクララン教会前から出るらしいことを知る。そうかそうか、まずはその教会に行ってみようじゃないか。

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お?これはなんだ?

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ふーむ。これは例の「誓いの鍵」みたいなもんですな。「恋人達が永遠の愛を誓う」ために鍵をかけるというものだ。この種のイベントに縁遠い私ですら韓国や新大阪うどん県でも見たことがあるし、他にもあちこちにあるようだ。まぁ恋愛期というのは脳がやられている時期なので、ついうっかりこういうことをしてしまったりもする。

それにしても、ラスピニャス行きのジプニーが見つからない。一説によるとカビテ行きのジプニーもラスピニャスを通るというのだが、それもよく分からない。てか、日曜の巨大市場が隣接する教会周辺は、人混みが多すぎて交通の様子がよく分からないのだよ。

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仕方がないので、バクララン教会の中にあった「生活相談」のコーナーにいた人に、ラスピニャス行きのジプニー乗り場を尋ねてみる。果たして生活困窮者の相談にのるような親切な人だけあって、懇切丁寧に教えてくれた。ジプニーはバクララン教会北側にある Redemptroist Road を西から東に走っているらしい。



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人混みでなかなか動かない車を見ると、確かに "Ras Pinas" と書かれたジプニーがいる。渋滞でなかなか動かないようなので、進行方向に移動しできるだけ前方のジプニーに乗り込む。まずは最初の目的地である聖ジョセフ(ラスピニャスチャーチ、あるいはバンブーオルガンといった方が通りは良いかもしれない)まで行こうじゃないか。運賃は11ペソとのことだ。


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2015年12月13日

2015マニラ秋社会科見学10 マニラ近郊/ラスピニャスで、世界最古の竹製パイプオルガンを見た件

 
 バクララン周辺の渋滞を抜け出すまで15分程度かかってしまったけれど、世界最古の竹製パイプオルガンのあるラスピニャス教会ことSt. Joseph Parish Churchまでは約7km、渋滞さえなければ20分程の距離だ。
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私は今回の航空券を予約するまでその存在も知らなかったのだけれど、この教会にある世界最古の竹製パイプオルガンはその筋の方にはそれなりに知られた存在のようで、毎年2月には International Bamboo Organ Festival なるイベントも行われている。


オルガンのパイプ部分を竹で作ったのはここだけではない。木を削ったり金属を加工しなくてすむ竹をパイプとして使うという発想はアジア的には結構普通だったようで、日本でも16世紀には天草で作られていた。これは最近復元されて天草コレジョ館に展示されている。ラスピニャス教会のオルガンは「現役として世界最古の竹製パイプオルガン」だ。多分「現役唯一の竹制パイプオルガン」だとは思うのだけれど、確認するのを忘れてしまった。

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このパイプオルガンを見るには二つの方法がある。まずは普通にラスピニャス教会を見学することで、ミサの時間を見計らって行けば、今も使われているオルガンの音色を聞くこともできる。

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もう一つの方法は、隣接する展示館で資料を見つ解説を受けながらの見学で、こちらは100ペソの入場料がかかる。なにかにつけてけちな私だけれど、ここは255円を奮発して、資料から見学することにする。まぁ、ミサの時間でもなかったしねぇ。

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来客は私以外誰もいない。チケットを買うとスタッフが自己紹介をして館内を案内してくれる。ここでどういう経緯でラスピニャス教会に竹製のパイプオルガンが出来たか、そしてどういう造りなのかを丁寧に解説してくれる。

ラスピニャス教会はローマカトリックの教会であり、マニラ大司教により創設が決定されスペイン人教区牧師のFray Diego Ceraによって建設が開始されたのだけれど、この牧師がなかなかの才人で、オルガンプレーヤーでもありオルガンビルダーでもあった。オルガン製作が始められたのはまだ教会が建設中だった1816年だというのだから、バンブーオルガンは教会の一部として作られたと言って良い。

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Fray Diego Cera


日本人の感覚だと竹なんてちゃんと乾かせばそれで良い気もするのだが、スペイン人的にはそれでは不十分だったようで、パイプを虫や腐敗から守るために何年か砂浜に埋めたのこと。私にはその理由が今ひとつピンとこなかったのだけれど、塩分が虫除けになるのだとスタッフは解説していた。Diego牧師はたいそう自然科学にも造詣が深かったらしい。

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それから200年近くの間、このパイプオルガンはラスピニャス教会のミサで使われてきた。資料館には初代の鍵盤や人力の送風機が展示されている。

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初代のというのは、ちゃんとメンテナンスや補修をされてきたということなのだが、19世紀末には地震や台風などで損傷しはじめ大規模な補修が必要となり、1960年代からはドイツで復旧作業を行うようになり、フィリピンに戻す前の1975年にはフィリピン大使館でコンサートも行われている。1990年代からは小規模なメンテナンスで済んでいるらしい。


ラスピニャス教会のオルガンに使われいる竹パイプは、Diego牧師の時代には122本で試されたが、最終的には900本を超えている。1割程度ののパイプは金属などに置き換えられその総数は約1000本、NHKホールの金にモノを言わせたパイプオルガンで7000本くらいだから、なかなかがんばっていると言って良い。資料館では竹のパイプがどんな音を出すかを実際に経験できるコーナーもあるが、意外とボリューム感のある音に驚かされる。竹オルガン、悪くないではないか、だ。

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更には100ペソを支払った者への特権として、オルガンを教会の上部から見学することができる。

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音が聞きたい。やっぱり楽器は演奏を聴いてなんぼだなぁ。


ナボタスの集合墓地が予想以上に興味深かったため時間を取ってしまい、せっかくの日曜なのに次のミサは午後6時と数時間後で、私には待っている余裕がなかった。ネットには毎年行われているバンブーオルガンフェスティバスの様子もアップされているので、それを見てみよう。



オケが入ると、枯れたオルガンの音もまた味わい深くなるのだな。

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2015年12月14日

2015マニラ秋社会科見学11 マニラ近郊/ラスピニャスでジープニー工場を見学した件

 
 ラスピニャスには、もうひとつ地味な観光ポイントがある。ジープニー工場だ。

マニラ日本人学校の子どもたちも総合的な学習の時間に訪問するという、老舗のジープニー工場、SARAO MOTERS は、バンブーオルガンのあるラスピニャス教会から約1.4kmの場所にある。ラスピニャスを訪れる観光客がバンブーオルガンとジープニー工場を組み合わせて観光するのもごもっともな至近距離だ。

私はこの程度なら歩いても構わなかったのだが、大変親切なバンブーオルガン資料館のスタッフがわざわざ道路まで出てジープニーをつかませてくれた。料金は8ペソ、初乗り運賃だな。

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SARAO MOTERSはfacebookのアカウントも持っている。この日は日曜だったが、事前にFBで「日曜にも開いてますか?」と質問したところ、ちゃんと返事を返してくれた。「残念ながらガイドや世話人はいないけれど」、いやいや、開いていて中を見せてくれるだけでも十分ですから。

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工場の入り口には "Welcome Customers and Tourist" と書かれた看板が掲げられている。基本的にここSARAO MOTERSは観光客を歓迎してくれているようだ。うれしいなぁ。

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工場というか作業場は、ゲートを入った左右に広がる。中にはま骨組みだけだったり未塗装だったりするジープニーが並んでいる。ついでに、過去ここで作ったジープニーや特殊車両も展示されている。

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内部は「ちょっと大きな鉄工場」と言った方がピンとくる。自動車を作るという感じではない。ジープニー工場とはいえエンジンやギア、デファレンシャルなどはISUZUのものを乗せている。シャーシやフレームは自社製なのだそうだ。自動車工場というよりは、キャンピングカーのビルダーみたいなものだな。

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それでもSARAOはジープニーの世界ではそこそこの老舗なのだそうだ。マニラの町中にも鼻先に "SARAO" と書かれたジープニーは結構目につく。作業スタッフの話によると、1台を組み上げるのには約3ヶ月かかるのだそうだ。1台のお値段も気になったので尋ねてみたところ、価格表を見せてくれた。

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20人乗りのジープニーで695000ペソ。日本円にして約165万円。フィリピンの物価を考えても、まぁまぁ納得のいく金額だ。

ちなみにここでジープニーを買って自分で運転するお大尽ドライバーなどは基本存在しない。フィリピンのジプニー運転手はタクシー同様車を会社から借りて商売をする。運行距離にも寄るけれど大体レンタル代と燃料代が1000−1200ペソ程度でそれを支払った残りが手元に残る仕組みなのだそうだ。道理でどのジープニーもフィリピンにしてはかなり勤勉な訳だ。売り上げが少なかったらレンタル代や燃料代も払えないもんな。

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ところでこのSARAO MOTERS、この日は観光客を自由に見学させてくれたのだが、それに甘えて敷地の中を好き勝手に歩いていると、他にもいろいろ面白いモノを発見することになった。

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2015年12月19日

2015マニラ秋社会科見学12 Sarao Motersの副業とラスピニャスのダンプサイト

 
 Sarao Moters はマニラでも老舗のジープニービルダーだが、決して「自動車工場」ではない。エンジンやミッション、デファレンシャルなどを自作しないで「自動車を作る」と言うわけにはいかないのは当然で、工場の規模もそれなりだ。この日は日曜日だったこともあって工場はあまり賑やかではなかったが、従業員数も数十人といったところなのではないかと思う。

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そんなジープニー工場の奥にはなぜか養豚場がある。

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工場の奥には「ファミリー」の食堂などがあるが、従業員で食べるには多すぎる数の豚で、通りかかった人に聞くとやはり「サイドビジネスだ」という。豚たちはお腹が空いているらしく、私が近づくと「餌をくれ!」とばかりに寄ってきて騒ぐ。うるさいことこの上ないのだが、




こんなに多くの豚たちに注目されたのは生まれて初めてのことで、
ちょっと楽しい。





そして敷地の裏手には、小規模なダンプサイトがある。

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多分私にはフィリピンに対する偏見が根深くある。せっかく飛行機に乗ってマニラにやってきても、私はパヤタスのダンプサイトや、アロマ仮設住宅荒れた集合墓地とかそんな場所を優先して見に行っている。私にとっての「マニラで見るべきもの」が「貧しい光景」な訳で、これは立派な偏見だ。

フィリピンの人が知ったら怒りそうだが「偏った好奇心の旅行者もいる」ということでここは許していただければとも思う。そんな偏見男は、マニラでダンプサイト(ゴミ集積場)を見て素通り出来るわけがない。ここでも、数は少ないが、パヤタス同様スカベンジャーの皆さんが仕事をしていた。

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スカベンジャーが高収入の理想的な仕事とは思わないが、立派な仕事だ。そこで得た収入でこどもを満腹させられるなら、そして仕事の選択肢がなかったら、私だって抵抗なくやる。

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川向こうのダンプサイトへの近道となる裏門を開けてくれた、サラオモータースの若者達に、「ここでの仕事はどう?」と聞いてみる。

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「いい仕事だよ。それより一緒にバスケしないか?」

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posted by 転々 at 16:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン

2015年12月20日

2015マニラ秋社会科見学13 T3でスカイゲートラウンジを使ってから、セブパシフィック5J5054便成田行きで帰国した件

 
 セブパシフィック航空の成田便が安い理由の一つとして、多分、なのだけれど「帰国日の出発がただ事ではなく早い」ということがあるのかもしれない。成田発のマニラ行きは11:45発となかなか悪くない時間なのだが、マニラ発の成田行きは5:20発、チェックインカウンターにはどんなに遅くとも45分前には着いていなければならないので、多少の余裕を持っても3時にはタクシーでホテルを出ることになる。

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早朝のマニラ国際空港第3ターミナルは結構混んでいて、ビルの中に入るのにもセキュリティチェックがあるのだ。私は前日9時に寝た、って、いつもこんな時間帯だけれどね。特に国内線側はかなり混んでいるので成田便利用者は間違えてはいけない。

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成田/マニラ弾丸旅行で最終日をゆったり過ごしたければ他の航空会社を使わなければならない、ということなのだが、他社じゃ往復燃油/税込み7500円以下は無理だよなぁ。私は最終日を棒に振っても激安航空券を選ぶ。ちなみにエルミタから空港へのタクシー代はメーターで200弱ペソ、チップ込みで220ペソ(≒564円)払った。昼間ならLRTとジープニーで28ペソで行けるのだけれどな。



出国審査後、プライオリティパスが使えるラウンジへ直行する。今回はなぜかパシフィッククラブがやっていなかったので、残されたラウンジはスカイビューラウンジだけだ。

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前回二つのラウンジをはしごした時には、僅かの差でパシフィッククラブの方が充実したサービスだったが、ここはここで悪くはない。朝から飲みはしないアルコールもそこそこそろっているし、お粥を始め暖かい食事が置いてあるのも良い。私にとってラウンジで最も大切なのは食事だ。

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安くて快適だけれど間違っても朝食などつかないレッドプラネット・エルミタに泊まり、安くて悪くないけれど飲食全て有料のセブパシフィック航空利用者にとって、出国後の搭乗直前に暖かい食事でお腹を満たせるラウンジの存在は大きい。プライオリティパスは、LCC利用者にこそありがたい。成田までの4時間10分、これで飢えないで済む。まぁセブパシフィックの場合、食べ物を持ち込んでも良いのだけれど。

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セブパシフィック航空、マニラ発成田行き5J5054便は、まだ日が昇らないマニラ国際空港第3ターミナルを出発する。

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今回のマニラ弾丸旅行の予算は、航空券が約7500円、ホテルが2泊で約5800円、現地での交通費や食事代が3000円弱。2泊3日の総額が16300円となった。3日目の時間がないに等しいとはいえ、成田から2泊3日、ちゃんとエアコンとお湯の出る清潔な個室のホテルに泊まっての海外旅行としては、多分過去最安値だ。この予算で異文化体験ができるのなら、私はまたセブパシフィックに乗ってしまう気がする。

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posted by 転々 at 09:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | フィリピン

2016年04月07日

マニラ社会科見学14 マニラ国鉄で地下鉄サリン事件で被害にあった車両に遭遇していた件

 
 これは1年程前にアップした、フィリピン国鉄の乗車体験記なのだが、

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この中に登場する車両のひとつが、マニラで現役のこの車両だ。

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「マト67編成・モハ202−119」というこの車両は、地下鉄サリン事件で被害を受けた千代田線車両、マト67編成を構成していたらしい。

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千代田線(我孫子発代々木上原行)
千代田線は散布役の林郁夫[注 4]と送迎役の新実智光が担当した。
マスク姿の林は千駄木駅より入場し、綾瀬駅・北千住駅で時間を潰した後、JR東日本常磐線からの直通、我孫子発代々木上原行き列車番号A725K[注 7]の先頭1号車に北千住駅(7時48分発)から乗車した。8時2分頃新御茶ノ水駅への停車直前にサリンのパックを傘で刺し、逃走した。列車はそのまま走行し、二重橋前駅 - 日比谷駅間で乗客数人が相次いで倒れたのを境に次々に被害者が発生し、霞ケ関駅で通報で駅員が駆け付け、サリンを排除した。当該列車は霞ケ関駅を発車したが更に被害者が増えたことから次の国会議事堂前駅で運転を打ち切った。サリンが入っているとは知らずにパックを除去しようとした駅員数名が被害を受け、うち駅の助役と応援の電車区の助役の2人が死亡し、231人が重症を負った。
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被害を受けた列車
千代田線
列車番号A725K、我孫子発代々木上原行、JR東日本松戸車両センター所属203系マト67編成(クハ202-107以下10連)
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https://goo.gl/0ahsyz

もちろん私は1年間全く気がつかなかったのだ。鉄道マニアってすごい。


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posted by 転々 at 07:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィリピン

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