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2016年07月04日

2016初めてのイラン28 ヤズドの水博物館、”Museum of Water” で、砂漠の水事情に想いを馳せた件

 
 ヤズドは砂漠のオアシス都市だ。
年間55mmと降水量の少ないこの土地でこの規模の街を維持するには、地下水路は欠かせない。こういう乾燥地の地下水路を、中国の新疆やアフガニスタン、パキスタンなどではペルシャ語で「カレーズ」と呼ぶのに、なぜかここイランではアラビア語で「カナート」と呼んでいる。地下水路は、貴重な水を蒸発を避けつつ遠くから運ぶできる。そしてヤズドの地下には3000年の歴史と世界最長とも言われる71kmの長さを誇るカナートがある。Zarch Qanat だ。

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このZarch Qanatは、前回紹介したマスジェデ・ジャーメのみならず、市内の何カ所か(もしかしたらあちこち?)に入り口があり、その様子を眺めることができるのだが、その歴史や構造を分かりやすく解説してくれるのが、ヤズドの水博物館 "Museum of Water" だ。

水博物館の入り口は分りにくい。何の気なしに歩いていたら素通りしそうな場所だ。そのせいなのかはたまた違うのか、なぜか日本語の有名ガイドブックでは概要すら紹介されていない。



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外国人の入場料15万リヤル。泣きたい。

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「そんな大きくはない博物館のくせに15万リヤルかよ」とも思うが、イランの観光地では「外国人はとりあえず最低でも10万リヤル(≒300円)は置いていきな」というのが基本となってしまっている感もあるので、どこであろうと見学する気持ちがある人は早めに諦めるのが良い。私はこの博物館あたりで、諦めがつき始めていた。

建物は大きくはないが、ここではザラックカナート(Zarch Qanat)に関する唯一の博物館であり、現存するカナートとそれを利用した施設を見ることができる。

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ザラック(Zarach)はヤズドから北西に20km程の場所にある街だ。ヤズドのカナートがザラックカナートと呼ばれるのは、ここから水が引かれたためだ。今でもザラックの東側には貯水池が見え…、あれ?排水池なのか?まぁ、水が溜まることは確かなようだ。直線距離でも20kmなのだから、水路が71kmというのも納得だな。

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お?世界最古の水時計だと?

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この博物館はかつて裕福な民家だったようで、井戸はもちろん台所なども残されている。そして、台所の冷蔵庫代わりに使われたのが、この "Sardb"。物によっては、水の上に吊されたのだそうだ。炎天下とは比べものにならない温度だろうな。

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更に食器などを洗ったのが”Payab”。個人的には排水の行方が気になってしかたない。

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更に昔の人は、暑い日にはSardbやPayabで涼んでいたらしい。そりゃエアコンも扇風機もない3000年前なら自分だってここに引きこもる。水場にはちゃんと太陽光は届くように作られているから、暗闇に怯えることもない。

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繰り返しになるが、それほど規模の大きな博物館ではないので、カナートやらカレーズに興味がない人は割高な印象を受けるかもしれない。私は地下の秘密基地が大好きなのでなかなか楽しめた。トルファンのカレーズと比べると、若干こちらの方が施設として洗練されている印象も受ける。

ちなみに日本には「マンボ」「マンブ」と呼ばれる地下水脈があり、三重県いなべ市片樋地区では「間風(まんぼ)」の字をあてて保存されている。農林水産省から「日本のカナート」のお墨付きもいただいているが、個人的には「ここでカナートを引き合いに出さなくても」と思わないでもない。

まぁ、こういう社会科見学は、どの国でも楽しいねぇ。

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posted by 転々 at 19:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | イラン、カタール

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