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2016年06月04日

2016初めてのイラン13 イランの1泊目を 全6室のParhami Traditional House にしてみた件

 
イランの入国都市をシーラーズにしたのは、アライバルビザがもっとも緩い都市であるという噂や、カタール航空を使うとドーハの無料ホテルでゆったり休めるせいなのだが、もう一つ空港から街へのアクセスが良い、という理由があった。

例えば国際線が飛ぶテヘランのイマームホメイニ空港は、市内から30km程離れている上にバスの便があまり良くない。更には市内中心部へのタクシー代も今はもう最低$30するらしく、心穏やかではない。その点シーラーズの空港は街まで約10km、しかも有名ガイドブックの地図には「97番のバス」が私の滞在したい宿の近くまで走っている、という情報があった。シーラーズ in 良いではないか!よおし、早速両替を済ませてバス乗り場を探そう。

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両替所がない。
入国前エリアにも入国後エリアにも、どこにもない。



ネットでは、空港内にレートはいまいちだけれど両替所があるという情報が飛び交っていたのだが、どうやらそれがなくなったのかたまたまその日は閉まっていたのか、空港のいろいろな場所でスタッフに質問しても両替所は発見できなかった。いきなりイランリヤル文無しだ。

いざとなったらその辺の人にドルの両替をお願いすればいいかな、と、気を取り直してバス乗り場を探す。

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バス乗り場がない。
どこにもない。



これは困ったと空港ビルに引き返し、カタール航空のオフィスや親切そうな人に両替とバスの事情を尋ねてみたが、両替は今日は無理そうで、バスに関しては「そんなものあったかなぁ?よく知らないけれどその辺で待ってみたら?」と全員が言う。更には「97番ってバスターミナルに行き来するバスで、空港には来ないんじゃない?」という悲しい未確認情報も入手してしまう。「だったら、空港職員はどうやって通勤するんだよ」と、3ヶ月前にダナンでも言ったセリフも再現されたが、誰も知らないのだから手も足もでない。バスは諦めてタクシーにしとうかと相場を聞くと「6-7ドルくらいですね」と、これは明確な答が返ってきた。

仕方がないので、タクシー乗り場で値段を確認し、更には近くを歩いていたカタール航空の機内でちょっと見かけた顔に声をかけ、街までのタクシーをシェアする。彼はちゃんとドーハの空港でイランリヤルを入手していて、$3.5分のリヤルを私にくれた。賢い奴はちゃんと手配済みなのだな。


さて、記念すべきイラン1泊目の宿だが、私はここに決めた。

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Parhami traditional house

ここはシーラーズの中心地から3km弱離れた場所にある全6室の小さなゲストハウスなのだが、なかなか評判も良い上イランでは表向き禁止されているfacebookのアカウントを持っていて、空室の照会や値段の問い合わせの際、極めてレスポンスが速い。寝ているかPCを離れている時以外なら、あっというまに返答が返ってくる。

しかもそのやりとりの中から、ここのオーナーであるSoroush Parhamiさんの人柄が大変良いことが伝わってくるし、彼の英語は完璧だ。しかもネット環境に至っては(もちろんVPN経由だけれど)Facebookを使えているわけで、困ったときには相談にも乗ってくれそうだ。ここをイランの1泊目にしたのは正解だった。

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” traditional house”を自称するだけあって、建物は新しくはない。部屋は清潔だけれど木製のドアは南京錠が外鍵だったりもする。私の部屋のテレビは壊れていて映らなかった。しかしこの宿は快適だ。宿に着いたとき、私は$3.5分のイランリヤルしか持っていなかったのだが、Soroush Parhamiさんは、宿周辺の安飯屋などを歩いて案内してくれたうえ、「とりあえず食事代が要るでしょ?」と20万リヤルを渡してくれた。もちろんチェックアウト時に精算するのだが、こういう心配りはありがたい。

宿代はシーズンによっても変わるようだが、私が泊まったときには朝食付き1泊$35だった。部屋の中にはセミダブルベッドが一つ、シングルベッドが一つあったので、3人までは泊まれると思う。イランだから当然規制はあるけれど、wifiも速い。

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ただこのホテル、ちょっと場所がわかりにくい。表通りから細い路地を数分歩く必要があるためだ。

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この宿に泊まるには、事前に地図をプリントアウトしておいた方が良い。予約時にParhamiさんがタクシーに見せるためのメッセージを送ってくれるけれど、宿の前までタクシーは入ってくることができない。タクシーが止まった場所から宿までの数十メートルは自力で何とかする必要があるが、分りやすいとは言いにくい。

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もっとも一度場所を覚えてしまえば、ピンクモスクまでは歩いてすぐだし、中心地やバスターミナルもなんとか徒歩圏内(2-3km)だ。タクシーのドライバーにこのメモを見せれば、路地の入り口までたどり着くことはできる。

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なんて書いてあるのかは分らないのだけれど。

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posted by 転々 at 14:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | イラン、カタール

2016年06月10日

2016初めてのイラン14 ”Pink Mosque” ことシーラーズのマスジェデ・ナスィーロル・モスク(Nasir al-Mulk Mosque)は Parhami Traditional House から89メートルの距離にあった件

 
 シーラーズの Parhami traditional house は英語が堪能なSoroush Parhamiさんが経営する全6室のホスピタリティにあふれたゲストハウスだ。到着までFacebookやgmailでレスポンス良くサポートしてくれるのはもちろん、到着後の面倒見も良いし wifiも速い。そしてここは、あの「ピンクモスク」から89メートルの距離にある。




「ピンクモスク」ことマスジェデ・ナスィーロル・モスクは19世紀末に立てられたモスクで、ペルシャ絨毯の敷き詰められた西側礼拝堂に差し込む、朝のステンドガラス光が美しいことで有名だ。そしてこの光景低い位置から光の差し込む早朝にしか見られないという。

しかし、早朝なら良いという物ではないらしい。ステンドガラス越しの光が絨毯を照らすためにはそれなりの日射しが必要で、朝であっても光の差し込まない天気ではその光景を楽しむことはできない。幸いこの時期は乾期なので陽光は期待できるけれど、その強さはその時にならないと分らない。要は「早朝に行ってみないと分らない」訳で、こういう観光ポイントが宿から近いのはありがたい。よおし、ここは一つイチで行ってみようではないか。

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見学時間:7:30-11:30,14:30-17:00 (休金 8:00-11:00,15:00-17:00)
門閉まってるし。早ければ良いというわけじゃないことは現地で理解した。


宿に戻ってお茶を飲み、30分後に再訪する。

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見る人が見ればそれなりに興味深いモスクなのだろうとは思うが、正直素人目には規模も伝統も「ものすごい」という物じゃない。異国の一般観光客的には、やっぱりここはピンクの礼拝堂を見てなんぼ、だ。というわけで礼拝堂へ。

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そうすっねぇ。きれいっちゃきれいなんですけど、そんなに大喜びする程のもんじゃないですねぇ。礼拝堂にいる他の観光客も同様の印象のようで、多少残念そうな顔をしている。多分私もそんな顔をしていたのだろう。中庭に出ると、モスクのスタッフが話しかけきた。

「まだまだ光が少ないな」

私は小一時間寺院で朝日を待ったのだが、その話っぷりによると、光が差し込んだときの光景は今とはかなり違うようだ。最近人気が出てきたこのモスクは、イランの他の観光ポイント同様入場料がうなぎ登り状態で、私が訪問したときには100000リアル(≒350円)という高値だ。2ヶ月前まで50000リヤル、1年前には30000リヤルだと聞くと、とても悔しくなる。こんな大金を支払ったんだからと、ゲートのスタッフに「宿に戻って朝ご飯食べてきていい?」と聞くと、「おまえの顔は覚えたし、今日中は自由に出入りしていいぞ」との許可をいただく。よし、宿で食事をしながら太陽待ちだ。

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宿代に含まれている朝食は、紅茶にパン、バターにチーズにジャム、トマトにキュウリ、果物程度で、運が良いと豆のスープがつくことがある。イランの6室の宿としては結構がんばっていると思う。この日はモスクへ急ごうと紅茶とパンを一切れいただいただけだったので、仕切り直しにたっぷり朝食をいただき、陽光を待つ。

ちょっと光が強くなってきたので、あわてて西礼拝堂再訪。宿から礼拝堂からはは小走りで1分の距離だ。

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ふむ、なかなかきれいだ。確かに礼拝堂の奥までこの光が届くには、低い角度からのそれなりの光量が必要になる。冬の朝が一番条件が良いだろう。さっきのスタッフは、「毎日見られるって訳じゃないんだぞ」とちょっと得意げだ。実際、こんな光景が見られたのは、この朝は10分程度だけだったように思う。少しすると極彩色の光はふっと弱まり、最初に礼拝堂に来たとき同様の光景になった。

「ピンクモスク」ことマスジェデ・ナスィーロル・モスクは、美しい。確かに美しいのだけれど、なんていうんだろう、肉眼で見たときより、写真で見た方がその美しさが分りやすい気がしないでもない。1年前娘と行ったアンテロープキャニオンの時と同じ、「インスタグラム御用達写真撮影用観光地」疑惑もぬぐいされない。私は激安デジカメのオートモードでこれを撮影したのだが、マニュアルで撮影してフォトショップでもかければ、誰でもやたら美しい画像を作ることができそうな気もする。

まぁ有名観光地の小綺麗な画像は、みんなそんなもんなんですけど。

雰囲気にやられたか思い込みの激しい欧米系金髪碧眼のおねえちゃんが瞑想ごっこをしていたけれど、ここ、モスクですから。あなたイスラム教徒じゃないでしょ?

いや、素直にここで瞑想をしてしまうくらいじゃないと、旅行は楽しめないのか?むしろ素直に瞑想できるこのおねえちゃんは、旅の達人なのかもしれない。心が汚れて素直な心を失ってしまった私には、マネはできないなぁ。


ちなみにここには由来のよく分らない井戸や地下室もあって、ここもライトアップされていたりする。

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ここは光を楽しむことができるモスクなのだな。

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posted by 転々 at 21:13 | Comment(1) | TrackBack(0) | イラン、カタール

2016年06月12日

2016初めてのイラン15 シーラーズの両替事情と携帯SIM、そしてネット規制とVPN事情

 
 さて、ピンクモスクの入場料は昨夜Parhamiさんが貸してくれたイランリヤルで支払ったけれど、今日は早めに手持ちのドルを両替してリヤルを入手しなければならない。

しかし経済制裁を受けているイラン、銀行のATMはそこかしこにあるけれど、異国のカードを受け付ける端末は1台もない。つまりはドルかユーロの現金を常に持ち歩かなければならないわけで、私の手元には$3000のキャッシュが隠されている。ウクライナ辺りで「スキミング犯罪が多いから銀行のATMも使わない方が良い」等という話は聞くけれど、今日日ATMが使えないのも結構不便だ。あのシリアだって探せばカードは使えたんだけどねぇ。


シーラーズの両替所は、街の中心部であるショハダー広場北西に数軒が並んでいる。店の前には個人で両替をもちかける人が何人もいるけれど、治安の良いイランといえども利用しないのはお約束だな。

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いくら両替したら良いのか、ちょっと悩む。多分これから、最も大きな支出となるであろう宿代はドル払いになる。となると、交通費や食事代、あとは最近どんどん高くなっているらしい観光地の見学代くらいを両替しておけばいいのだろうか?とりあえずこの店はレートも悪くなさそうなので、おもいきって300ドルを両替してみたが、実はこれは10日間のイラン旅行には多すぎだった。私の旅行スタイルでは、だけど。

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ちょっと驚いたのが、この店では日本円をイランリヤルに両替できたことだ。イラン、シーラーズではここZARDで円を両替できることは、覚えておいて良いかもしれない。まぁ、都市の銀行にでもいけばどこでもできるんだろうけれど。



現金を手に入れたら、次はSIMだ。

イランのネット規制は有名だけれど、それでも携帯がつかえるだけで旅行はかなり便利になる。宿には高速のwifiがあるけれど、移動前にぜひとも入手しておきたい。そしてSIMの店が両替屋のすぐ近く、ZARD両替店のあるカリムカーンゼンド通りの路地、パークホテルロードを入ったすぐの場所にあった。



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イランには2種類の携帯会社があるらしいのだが、細かな事情やサービス内容と価格を詳細に比較することは難しかったので、「おっちゃん、とりあえずこの携帯で使える安いSIMくれや。データ量は1Gでいいから」的に携帯を差し出す。

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どうもイランセルのSIMっぽい。1Gのデータが使えて総額で十数万リヤル、日本円で500円程度だったように思う。もちろんAPNの設定なども丸投げだ。

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できた。

実はこのアンドロイドの携帯が、今回私にとって唯一のVPN環境となり、イランからgoogleやfacebookを使う唯一の手段となった。今回はカタール航空利用で手荷物の重さをあまり気にすることなく、macbookairWN891を両方持って行くという暴挙に出たのだが、一番安定して使えたVPNがアンドロイド版のPsiphonだったのだ。

ネット規制のある国から規制対象のサービスに接続するための仮想的な私的ネットワークを”VPN(Virtual Private Network)”といい、これには様々なサービスがある。中国在住あたりの日本人をターゲットにした怪しい有料サービスから、筑波大のVPNゲートプロジェクトまでいろいろある。私は基本筑波のVPNゲートを利用してるのだが、これが実はMacではやや使いにくくWindowsの方が何かと楽だ。そんな思いもあって(更には待ち時間にマンガを読むために)超小型とはいえMacとwindowsの2台持ちをしたのだが、結局当時のイランで一番安定してVPNを使えたのが、アンドロイド版のPsiphon、しかも同じPsiphonでもなぜかPCのwindows版はうまく動かない、というオチもついた。

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ちなみにiphoneだとOpen doorというソフトがうまく動くらしいのだが、私はつかっていないので、詳しいことは分らない。

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posted by 転々 at 11:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | イラン、カタール

2016年06月15日

2016初めてのイラン16 シャーチェラーグ廟の昼と夜

 
 シーラーズ旧市街の見所といえば、ピンクモスクの他には世界遺産のエラム庭園、大詩人の眠るハーフェズ廟、市内中央のランドマークでもあるキャーリムハーン城塞などがあるが、個人的に気に入ったのはシャー・チェラーグ廟だ。

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廟と言っても建物が一つあるだけではなく、いくつかの建物や塀が広場を囲んでいる。砂漠を歩き続けた人がここにたどり着いたら、ほっとするだろうな、と思う。

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エラム宮殿がユネスコ的なご推薦だとすれば、ここは国内シーア派の皆さんの巡礼地であり、ローカル御用達的な場所だ。なぜ巡礼地なのかというと「霊廟の主は、シーア派・十二イマーム派の第八代イマームであるアリー・リダーの兄弟であり、第七代イマームであるムーサー・カーズィムの子、ムハンマドとアフマドである。この二人は、アッバース朝のシーア派迫害から、この町に移ってきた」(日本語版wikipedia「シャー・チェラーグ廟」より引用)ためなのだが、私はここに登場してくる全ての固有名詞を知らない。

それはさておき、ここのドーム内部は鏡をモザイク状に貼られていて、それがまるで「万華鏡の中にいるようだ」と旅行者に人気になっている。有名ガイドブックには「建物内に入れるのはイスラーム教徒のみ」とあるが、お祈りの時間じゃなかったせいか、誰でも自由に出入りができた。おっと、動画があったぞ。




この鏡をモザイク状に貼り付けるという装飾の手法はシャー・チェラーグ廟だけで見られるわけじゃなく、意外と一般的な技法の一つでもあるように思う。例えば同じシーラーズ市内のAli ibn Hamze holy shrineでも、規模こそ小さいけれど同じ手法で装飾されたドームが見られた。まぁ、シャー・チェラーグ廟の方がずっと規模が大きいのだけれど。



しかし、(一般的に他のモスクもそうだけれど)ここは昼より夜の方が美しい。

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アラビアンナイト…、、いや訂正、ペルシアンナイトのなんと美しいこと。光と風と、そしてアザーンにも使われるちょっと音質の良くないスピーカーから流れる音すら美しい。これはその場にいないとなかなかピンとこないかもしれないな。ということで動画で雰囲気を切り取ってみる。



この美しい巡礼地はシーラーズ市街の中心地にあり、入場は無料だ。庭園や建築よほど興味があるのでもない限り、入場料の高いエラム庭園なんかよりこちらの方がよほど楽しいと思う。私は宿主さんおすすめのレストランや旧市街に行ったその帰り、何度もここに立ち寄った。入り口でセキュリティチェックがあり大型カメラなどは持ち込めないが、チェックポイント係員はいつ行っても歓迎してくれるし、運がいいと英語を話すスタッフが廟内を案内してくれる。もちろん無料のご厚意だ。

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posted by 転々 at 16:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | イラン、カタール

2016年06月16日

2016初めてのイラン17 シーラーズからペルセポリス遺跡まで、ミニバスとタクシーで出かけた件

 
 シーラーズ観光のハイライトといえば、ペルセポリスだろう。
ペルセポリスはその名の通り「Perse(ペルシャの) polis(都)」だ。紀元前520年、ペルシャ帝国アケメネス朝のダレイオス1世によって作られたこの都は、生活都市と言うより政治的、あるいは儀式的な意味合いでの都だったという説が強い。

インディージョーンズでおなじみのヨルダン・ペトラ遺跡、シリア・パルミラ遺跡とあわせ「中東の3P」とも言われる反面、「その中では一番ぱっとしない」という説もある。毀誉褒貶入り乱れているが、せっかくシーラーズまで来た身としては、ダレイオス様の遺跡を見ない手ない。

ペルセポリスはシーラーズの北東約60kmの場所にある。



もちろんお大尽の皆様におかれましては車をチャーターする手もあるし、現地ツアーに参加する手もある。お大尽様ではない私は市内の旅行代理店でペルセポリスへのツアーを探してみたが、ペルセポリス単独で半日$30、近くにあるアケメネス朝の王墓があるネクロポリスを回るとランチ付きとは言え$55と、まぁ、微妙なお値段が相場だった。入場料約$6.6が含まれていると言え安くはないし、遺跡は自分の気分で眺めないと、私は面白くない。となるとここはお約束のローカルバスで行くことになる。

ただしシーラーズからペルセポリスへ直行するバスはない。ミニバスで8.5km程手間のマルヴェダシュト(Marvdasht)という街まで行き、そこでタクシーに乗り換える必要がある。シーラーズのミニバス乗り場は、長距離バスターミナル「カランディッシュバスターミナル」の南西に隣接、というより大通り(E Saheri St)を渡った反対側にあるミニバス専用ターミナル "Alieben Hamze Terminal" で、マルヴェダシュト行きは満員になったら出発という感じで、私の行った時間帯(午前中)には2-30分ごとに出発していた。運賃は20000リヤル(≒68円)。$1しないし。

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快適な高速道路を40分も走るとマルヴェダシュトだ。ペルセポリスなんぞ市民が頻繁に行く場所ではないので、ここから先ローカルバスはない。10km弱を歩く気がなければタクシーに乗るしかないのだが…

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断言する。私は絶対にぼられる。

事前に調べて置いた情報では「タクシーは1台50000-100000リヤル」だと思われたが、運転手は口をそろえて「100000リアル」と言う。なんだそのキリのいい数字!

ペルセポリスに行きそうな旅行者がいればシェアしたいところだが、少し待っても誰も来ない。近所の店で水を買いつつ尋ねてみても、「さぁ、10万くらいじゃないの?」程度の答しか得られない。ちょっとがんばれば少しは安くなる気もするのだが、結局数台目の車に乗ってしまう。

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10万リヤル(≒343円)です、まいどあり!

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タクシーは10分程でペルセポリスの入り口に着いた。いい道だけれど、ローカルバスが走るような場所じゃないわな、ここじゃ。ま、チケットでも買いますか。

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200000リヤル(≒686円)。知ってた。

ペルセポリスの入場料は、2015年までは15万リヤル、その前は10万、そして5万リヤルだったらしい。イランはインフレが酷く物価はどんどん上がっているらしいのだが、外国人観光客の施設入場料はその狂乱インフレどころではない値上がりぶりのようだ。まぁ同じ3Pのペトラ遺跡$50よりはマシだけど。

ここまでの支出が入場料込みで27万リヤル(≒925円)、帰りの交通費が往路と同じ120000リヤル(≒410円)だとして、シーラーズからペルセポリスにバスとタクシーで来ると円高の今で約12ドルかかることになる。半日ツアーの約半額というところだ。

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posted by 転々 at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | イラン、カタール

2016年06月17日

2016初めてのイラン18 ペルセポリスの王墓でアケメネス朝ペルシャ帝国に思いを馳せた件

 
200000リヤル(≒686円)也を支払ってペルセポリス遺跡に入る。

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この政治/儀式的な都が作られたのは紀元前520年、アレクサンダー帝国の登場するその前になる。アケメネス朝もアレクサンダー帝国に滅ぼされるが、ここはそれ以前の「古代オリエント文明」の痕跡なのだ。わくわくするじゃないか。

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(イラン航空のマスコットでもあるホマ)



そしてその最大の見所は、謁見の間であるアパダーナ東階段のレリーフ、と言われる。ここには王に謁見する各国の使者の様子がとても良く描かれている、らしい。

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いやさ、考古学的には貴重な遺跡なんだろうけれど、観光的にはちょっと地味ではないか??確かにいろいろな国の使者の様子は分るけれど、私のような無知な人間だと、「これがライオンを連れたエラムの使者ですね」といわれても、「ほうほう、なるほどね」で終わってしまう。

細い赤土の回廊にどかんと宝物殿が現れるペトラ遺跡や、列柱道路も華やかなパルミラ遺跡に比べると、やっぱ、その、少し地味だ。



しかし、遺跡の規模としては、ペトラほどではないけれどパルミラにそんなに負けてはいないのだ。

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遺跡に寄り添う丘には、ステージのような場所がある。アルタウセルクセス王の王墓だ。下の遺跡からは5分も歩けば登ることができる。

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ここからはペルセポリスが一望できる。下に向かってお触れの一つも出したくなる場所だ。

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青い空に紀元前500年の遺跡、良いではないか。夏は暑さがかなり厳しいらしいが、冬は澄み渡った空と乾いた空気が気持ちよい。もしかしてペルセポリスを「がっかり遺跡」と言ったのは、暑いさなか汗をだらだら流しながら歩いた人たちなんじゃないか、とも思う。中にはあまり売店もないし、水も高いからねぇ。

私は古代オリエントの歴史について「全く無知」と言って間違いないのだが、200000リヤルの入場料を支払ってでもペルセポリスに来たことを後悔はしなかった。シーラーズまでやってきてペルセポリスを見ないなんて、そんなもったいない話はないと思う。

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posted by 転々 at 21:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | イラン、カタール

2016年06月18日

2016初めてのイラン19 シーラーズの街とバスとバーザーレ(バサール)

 
 バスターミナルから街の中心部までも4-5km、歩けない距離ではないが遺跡を見た後なので市バスに乗ってみる。市バスの運賃は路線(ともしかしたら乗る距離?)によって2500〜3000(≒8-10円)。インフレが激しいイランの中ではかなり押さえられている額だ。まぁ公共交通機関の運賃がぐんぐん上がったら暴動モノだけれど。私は初めて100リヤル単位の硬貨を見た。

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内部はは当然男女別にエリア分けがされている。このバスでは前半分が男性席、後ろが女性席だった。車両によっては前後を仕切るバーがあることもある。車掌がいないので私は運転手に運賃を聞いて支払ったけれど、そう言えば女性はどうするんだろうな?

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市内中心部の市場、バザーレ・ヴァキール近くでバスを降りる。

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ここは中東に良くある屋根のあるバザールだ。ドーム状の天井と屋根が、雨や強い日射しから買い物客を守ってくれる。この日陰は空調のない時代にはありがたかったのだろうな。




 シーラーズの街並はなかなか美しい。
裏道はちょっと迷路っぽいいかにも中東と言う雰囲気だが、表通りは場所によっては街路樹などもあったりしてお散歩気分を高めてくれる。

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これは革命前のパフラヴィー朝がシーラーズを「イランのパリ」にしようと、街路樹を始めインフラが整備されたためなのだが、そのおかげで、シーラーズは現イラン政権にウケがよろしくない。なんと「シーラーズはパフラヴィー朝の退廃の象徴」なのだそうだ。パフラヴィー朝のシャーが「イラン建国2500年祭典」なるチャラ臭い催し物をこことペルセポリスで行ったのも、印象がよろしくなかったようだ。





このイベントは1971年に行われた。イラン革命が起きたのは1979だからその8年前。世界的に今より反米の気運が高かった時代の親米政権に不満を持つイスラム教徒も多かっただろうし、この祭典自体が「当時のシャー(皇帝)であったモハンマド・レザー・パフラヴィーの治世における発展を、誇示することにあった」(日本語版wikipediaより引用)と言われている。そりゃ今の政権が気に入るわけないわなぁ。

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posted by 転々 at 19:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | イラン、カタール

2016年06月19日

2016初めてのイラン20 シーラーズのレストランとチェロウ・キャバーブ

 
 いきなりだが、日本語版wikipediaの「イラン料理」の項目には、ものすごい記述がある。

 〜「イランの人間は料理に対する工夫に無頓着だと言われ、料理人の間で入手しうる食材の質の低下などの食事情の変化に対応した新たな料理法が考案される兆しは見られていない。イラン国内のレストランで供される料理の味付けは塩気と油分が強く、出される料理のほとんどが羊肉の料理で占められている。イラン文化の研究者だけでなく、アラブ世界の研究者からもしばしばイランにおける外食料理の質の低さが指摘される。イラン人から自国の外食料理とサービスの質に疑問が投げかけられないことが不思議に思われているが、イラン人は料理ではなく『外食をする行為』に価値を見出しているためだとする解釈がある」
(日本語版wikipedia「イラン料理」より引用)

おーい、おまえらの国のレストラン、まずいってよ。


これは「イランでは家庭料理が充実している」という意味でもあるのだけれど、家庭料理をそうそう食べる機会がない旅行者にとっては、悲しい話でもある。しかし食べなければ飢える。選択肢の多くはないイランの外食だが、私はチェロウ・キャバーブを頻繁に食べていた。

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チェロウは「米飯」、キャバーブは「ケバブ」であって、まぁ簡単に言えば「(羊の挽肉の)焼き肉飯」みたいなものだ。これは本当にどこでも見かける、イラン外食料理の定番なのだとおもう。メニューが読めなくて何があるのか分らない店でも、「チェロウキャバーブ」言えば、大抵どこにでもあった。味付けや肉の質に店ごとに違いはあるけれど、まぁ、外れることはない。

「この辺でお勧めレストラン?じゃぁ、少し歩くけれど、宿の前の大通りを右に行って10分か15分、道路の左側に椰子の木があるから、そこの地下がいいんじゃないですか?

Parhami traditional house のご主人、Parhami さんによると、お勧めのレストランは、ロトフ・アリハーネ・ザンド通りにある、ここだった。店名は謎、申し訳ない。

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お、おしゃれな店ですね…。「イラン人は料理ではなく『外食をする行為』に価値を見出して」って、そのまんまじゃないですか。まぁ、ペルシャ音楽のライブがあるのはうれしいけれど。禁酒のイランでは「のんびり飲みながら」ともいかないので、米と肉を噛みしめ、水を飲みながら音楽に聴き入る。

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一番上の写真にもあるように、ここでチェロウ・キャバーブを頼むと、ご飯は「ターチンのようなもの」が出てくる。

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ターチンとはイランの米料理で、鶏肉やヨーグルトなどで味付けした米を型に入れてケーキ状に焼きあげた、なんというか、ご飯のおこげ料理、なのだが、ここのご飯には肉片はなくあまり濃い味もついていない。肉と米が別皿で提供されるのも、よそのチェロウ・キャバーブとは違ったのだが、私が「チェロウ・キャバーブくださいな」というと、2回ともこれがでてきた。しかもなかなかおいしい。ターチンは本来ならそれだけでそこそこのお値段がする単品料理なのだ。これがターチンか、ターチンっぽい米かは私には謎だったが。

予算は200000〜250000リヤル(≒690〜860円)。決して安くはないし、同じものを食べて値段が違った理由は謎だが、私は2晩通った。バスターミナルの併設食堂でもチェロウ・キャバーブは100000〜150000リヤルが目安で、この豪華レストランは決して「大変に高価」ではない。むしろ店と料理のクオリティを考えると、お買い得店な気がする。最新でも2014-5年版(2014年3月初版)の有名日本語ガイドブックですら、キャバーブが12万から30万とか、予算が50万リヤルなんて店が、普通に紹介されているくらいだもんな。インフレの激しいイラン、今はいくらになっているのか、想像もできないぞ。




ちなみに宿に近いロトフ・アリハーネ・ザンド通りの安キャバーブ屋では、上の店より小ぶりな冷凍肉のキャバーブが1本35000リヤル(≒120円)。肉の量は半分くらいかな?店内で食べることもできるけれど、米飯がないのがちょっと寂しい。

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お持ち帰りと言えば、ロトフ・アリハーネ・ザンド通りにはスープ屋もパン屋もある。単品の量が多いので、それぞれ1杯と1枚を買えば、大食いの私でも半分も食べきれなかった。パンは4人家族の朝食を十分にまかなう量だ。お値段は10000リヤル(≒35円)。3−4000リヤル(≒10円)のもう少し小ぶりのものもあることは、他の街に行ってから知った。

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posted by 転々 at 19:01 | Comment(3) | TrackBack(0) | イラン、カタール

2016年06月22日

2016初めてのイラン21 シーラーズからヤズドまでVIPバスで移動した件

 
 私の今回のイラン滞在は10日間、決して長い滞在ではない。
本来ならシーラーズ、エスハファーン、テヘランを見る位が私のペースなのだが、個人的にどうしても素通りしたくない街があった。ヤズドだ。

ヤズドはゾロアスター教文化の中心地であり、イランでも最も古い歴史を持つ砂漠都市の一つであり、拝火教の神殿や出入り自由な鳥葬に使われていた塔が残っている。鳥葬は世界の何カ所かで行われているが、旅行者がひっそりと見学させてもらえるのはチベットくらいだ。インドのそれは現役だが入場不可で、いつでも自由に入れる場所は私は他に知らない。エスハファーン直行より300kmくらい遠回りにはなるけれど、ヤズド見ておきたいよなぁ、だ。



そういう訳で私はバスターミナルでヤズド行きのバスチケットを買っておいた。

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切符はバスターミナルの案内所で「月曜の一番早いVIPバスでヤズドに行きたいんだけれど、どこで切符を買えば良いですか?」的に聞き、言われるままの窓口で購入した。イランの案内所はどこも面倒見が良く、英語でも親切に教えてくれる。月曜日始発のヤズド行きVIPは、朝8:30の出発だった。こういう移動は早い出発に限る。


出発の朝、切符を買った窓口でバスのゲート番号を尋ねる。ふむふむ、14番ね。

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イランの長距離バスは一般に2種類ある。VIPと通常バスで、VIPは座席が横3列、通常が横4列だ。値段はVIPが通常の50%増しくらいだと考えておけば間違いがない。シーラーズ・ヤズド間は、この会社の場合通常で160000リヤル(≒550円)、VIPで240000リヤル(≒820円)だったと思う。要時間5時間ちょっと、移動距離450km(東京→大津くらい)を走って550−820円なのだから、この国の交通費は安い。経済封鎖されててもやっぱり産油国だ。


ちょっとわくわくしつつVIPバスに乗り込む。

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リクライニング角度はさほど深くはないけれど、十分に快適だ。



少し走ると、飲み物とスナックが配られた。

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イランのVIPバス、安くて快適!


砂漠を眺めてひた走り、

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2時間くらいで売店で休憩し、

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今度は雪景色も眺めつつ、またひた走り、

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ヤズドへの5時間は、大変快適で楽しいバス旅行となった。なにより、例外なく隣席のイラン人が常時かまってくれるので話し相手に困らない。

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posted by 転々 at 20:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | イラン、カタール

2016年06月24日

2016初めてのイラン22 ヤズドのテルメホテルはなかなか秀逸な中級宿だった件

 
 ヤズドのバスターミナルは旧市街から10km程離れている。これは空港より遠い。しかも空港と違って周辺には市バスも見つからない。面倒見の良いバスターミナル案内所のスタッフも「ここからだとタクシーに乗るしかないですよ」などと悲しいことを言う。確かに周りにローカルバスの姿は見えない。

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仕方ないなぁ、と、バスで乗り合わせた旅行者を見つけて、市内までタクシーをシェアする。確か言い値で10万リヤル(≒342円)だったと思う。言い値というか、案内所の人も10万リアルくらいだぞ、と言ってたし。VIPのバス代が24万リヤルなのにバスターミナルから市内までの足が10万リヤルなのはなんとも納得がいかないが、これ、結構良くあることだよなぁ。そういう街の人は、知り合いにでも送迎をお願いするのだろうか、といつも思うぞ。

ただ、何日か前からメールを送っているのに全く返信のないコハーンホテルの個室は既に満室で、更に日本人には今ひとつ評判のよろしくない有名宿シルクロードホテルも満室。まだ午後も早い時間なのに、と困っていると、ドライバーが一生懸命私好みの価格帯の宿を探してくれた。これで10万リヤル(1人分5万リヤル)なら、ありがたい。この日のヤズドは本当に部屋不足のようで、良くある「宿からキックバック」という感じもなかった。そして、この日何軒目かで空室のあったのが、ここ。

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Telmeh Hotel だ。


有名なバックパッカー宿であるSilk Road Hotelから230m、徒歩2〜3分程の場所にあるこのホテルは、イランでは結構よく見かける、屋根のある中庭を囲むように部屋の並ぶスタイルだ。

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Silk Roadではここにレストランがあって人であふれているが、ここTelmeh Hotel はがらがらだ。フロントのお兄ちゃんの愛想はイマイチだが、この状況でエアコン、wifi、シャワーに朝食つきで1泊$30は妥協するしかない。コハーンのドミは、エアコンなしトイレ横のベッドが$10−12だったもんな。

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「壁には窓がないけれど天窓はある」という妙な造りの部屋で、決して広くはないけれど、このホテルは悪くはなかった。朝食時には一人一人に卵を焼いてくれるし、紅茶は24時間飲み放題、ネットをしつつ中庭でだらだらするのは、悪くはない。

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和洋ガイドブックが紹介している中級宿がことごとく満室の中空室があったここは、どうも2015年の秋頃にリノベーションを終えたらしい。それまでも宿をやっていたらしいのだが、英語でネットに口コミが登場するのが2015年の10月と、国外の旅行者に紹介されてまだ間もないようなのだ。

実際宿の近くで、バスに乗り合わせた旅行者が「このあたりにTermehっていうホテルがあるらしいんだけれど、知らない?すごく良いみたいでシーラーズで勧められたんだけれど」などと言っていた。個人的には屋根のない庭のあるコハーンホテルも捨てがたいのだが、少なくともここはSilk Road Hotel よりはずっと好きだ。ただTelmeh Hotel のスタッフは、「この辺にバスの切符買えるとことある?」「この辺でお勧めのレストランンどこ?」という質問に、「そういうのはみんなシルクロード行ってな」と答えるのだけれど。

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地図の拡大画像はこちら。(クリックで大きな画像を表示します)

この宿もそのうちガイドブックで紹介されるのだろうけれど、それまでの間はそんなに混雑しないかもしれない。いや、このネット時代、あっという間に人気になるのかな?

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posted by 転々 at 20:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | イラン、カタール

2016年06月25日

2016初めてのイラン23 ヤズドの沈黙の塔へは、市バス2本で行くことができる件

 
 私がヤズドで一番見たかったのは、沈黙の塔だった。

沈黙の塔はゾロアスター教での鳥葬施設で、ヤズド郊外にあるそれは現在では使われていない。しかし現在使われていないそれには誰でも自由に登り入ることができる。”Tower of Silence ” とは英語での勝手な呼び方で、ペルシャ語では"Dakhmeh"(ダフマ、あるいはダフメ)と呼び、ヤズドの旧市街中心から10km程南に行った所にある。不便でタクシー代が高い空港やバスターミナルよりもう少し遠い。



最新版の日本語有名ガイドブックには「中心部からタクシーをチャーターすると運賃は言い値で往復5−6万リヤル(30分待ち)」とあるが、2016年の宿での言い値は往復20万リヤルだった。バスターミナルへの片道が言い値で10万リヤルなのだから、まぁ、理不尽じゃない。でも、私にはとっても高い!


なんとか市バスで行けないかと最新版の日本語有名ガイドブックにはを読むと、「市内バスを利用する場合は何度も乗り継がなければならないのであまりお勧めしない」とあり、でも、小さな広域図に「沈黙の塔行きバス(乗り場)」が描かれていて、これが唯一バス情報になる。地図を見るとSafaiyehホテルに近いアトゥラスティー広場からバスが出るようだ。ネットで検索しても他の情報は手に入らない。

しかし断言する。
アトゥラスティー広場に行っても、ダフメ行きのバスを捕まえるのは事実上不可能だ。
私はこの情報を鵜呑みにして2時間を棒に振った。



ホテルや観光案内所のスタッフも知らなかったけれど、沈黙の塔に行くには、高速のインターチェンジ沿いにある Shohaday-e-Mehrab (میدان شهدای محراب) という市バスターミナルに行く必要がある。私はたまたま乗ったバスの運転手に教えてもらった。



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ここ大きくはないけれどそれなりの規模の市バスターミナルで、市内中心部に行くバスもある。旧市街からここまで走るバスは何本かあるが、水道博物館周辺からのバスが本数が多い。申し訳ないのだが、メモをなくしてバスの番号は忘れた。

Shohaday-e-Mehrab (میدان شهدای محراب) には切符売り場の窓口があるので、ここで「ダフメにいきたい!」と言えば、バスを教えてくれる。つまり、このバスターミナルに来ることができれば、沈黙の塔には市バスで1回の乗り換えで行くことができるのだ。バス代は2000−3000リヤルだったように思う。こちらもバス番号は忘れてしまった、申し訳ない。

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バスの中で「ダフメ、ダフメ」と言っておけば運転手が最寄りのバス停で降ろしてくれる。バス停は沈黙の塔から500メートルくらい北に離れたロータリー沿いにあり、南方に塔の姿が見えるので、迷うことはないだろう。




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せっかくの沈黙の塔、もちろんタクシーを使うのもありだとは思うが、車の現地待ち時間が僅か30分では、二つあるうちの一つの塔にも登れるか登れないかだ。二つの塔に登って、下にある遺族の待合所などを見学するには、少なくとも2時間程度必要だと思う。個人的にはここはやっぱりバスがお勧めだな。多分このルートと情報は、2年後くらいの有名ガイドブックにパクられてると思う(笑


(2016.7.14追記)
あ、そうそう、ヤズドの水博物館から沈黙の塔までのバス番号を書いたメモが出てきたので、ここに書いておこう。水博物館前、mehrabの市内バスターミナル、そして沈黙の塔を結ぶバス番号は、812423だった。どっちが 水道博物館前ーmerhab で どちらが merhabー沈黙の塔なのかは、今となっては思い出せない。頭が弱くて申し訳ない。

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posted by 転々 at 15:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | イラン、カタール

2017GWの激安航空券を購入した件

 
 2017年のGWは暦通りだと、5/3から5/7までの最長5連休になる。

一般に国際線航空券は330日位前から予約できるのだが、大らかな航空会社が日本の事情も考えないで安いチケットを売っていないかな、と思っていろいろ検索してみたら、こんなのがあった。

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2017年のGW、5月3日発/7日発の香港往復が税・燃油込みで29140円

最近はLCCも香港線を飛ばすようになったけれど、GWのど真ん中でこれは破格だ。しかもキャリアはエチオピア航空。機内食も出るし、荷物も普通に運んでくれるし、機材は787,そしてなにより滅多に乗る機会はなさそうだ。しかも、成田・香港間は結構空いているらしい。

問題は、往路の香港到着が1:30と深夜になることくらいだけれど、香港の場合足がないと言うことはない。


というわけで、このチケット、買っちゃいました。

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最近は香港のホテルも値下がり傾向にあるし、連休の気分転換が3万以下なら、悪くはない。この便の空席がなくなることについてははしばらく心配要らないとは思うけれど、この値段がいつまでこのままかは謎だ。いつになるか分らないけれど、多分そのうち値上げになる。

ちなみに同日程のJALは最安で約5万円から、ANAが約6万円から、そしてなぜかソウル乗り継ぎの大韓航空は82000円からになっている。大韓航空、日本市場に敏感すぎだけれど、ユナイテッドやキャセイは20万円以上の価格設定で、日本市場に敏感と言うより、普通云運賃しか設定していないレベルだ。

私は香港好きだから、GWどまんなかの5日間が29100円なら、素直に安いと思う。

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 *6月28日夜7時追記

・上のチケットは既に総額30500円になっています。
・またリンクは5/3発5/5帰着になっているので、その辺適当に変えてくださいw



posted by 転々 at 16:19 | Comment(3) | TrackBack(0) | 香港・深セン

2016年06月29日

2016初めてのイラン24 ゾロアスター教徒の鳥葬場「沈黙の塔」に登った件

 
 バス停から沈黙の塔下までは約500m、舗装道路の横を歩く。

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ここには二つの塔がある。一つは男性用、もう一つは女性と子ども用なのだそうだ。現在は使われていないのならいつまで使われていたのかと思うのは自然だが、日本語版wikipediaのゾロアスター教の項目には、「ダフメ(daχmah いわゆる「沈黙の塔」)による鳥葬は、1930年代にパフラヴィー朝のレザー・シャーにより禁止され、以後はイスラム教等と同様に土葬となった」とある。もう80年以上使われていないのだな。まずは、進行方向に向かって左側の、高い方の塔に上ろうじゃないか。

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そんなに高い塔じゃなく、小さなお子さんも歩いて登っていく。有名ガイドブックには「高さ50mほど」とあったけれど、そんなに違和感はない。だらしない私の体でも10分程で登ることができる。頂上には門があり、その中に「直径10メートルぐらいの円形の壁で囲まれたシンプルなスペース(有名ガイドブック)がある。遺骨を集める中央の穴にも触れなさいよ、だな。今は石しか見えないけれど。

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ゾロアスター教徒の葬儀は、鳥葬か風葬が基本になるらしい。清浄な遺体が不浄にさらされないために、ということのようだ。ちなみに近世以前のゾロアスター教は、ここイラン(ササーン朝ペルシャ)で国教であった他、インド、パキスタンあたりに信徒が多かったようで、インド・ムンバイの沈黙の塔は現役で稼働している。

ただし、最近では遺体をついばむ猛禽類の現象から遺体が長期間骨にならず、腐臭や伝染病の懸念などが広がり、オゾン発生装置や太陽光反射器を使い、リンや石灰も使うのだそうだ。ガンガでの木による火葬同様、裕福じゃなきゃできない葬送だな。

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沈黙の塔は内部も興味深いけれど、ここからの眺めもなかなか良い。隣の塔はやや低いので斜め上方から見ることができるし、意外と近隣にまで広がる市街地にに映る塔の陰もなかなかよろしい。塔の下には当時の葬送施設なども残されている。

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なかなかの絶景だと思う。

もしタクシーをチャーターして30分だけ待っていてもらったとしたら、高い方の塔に駆け足で上り、一息ついたら降りて「沈黙の塔、さようなら」ということになる。個人的な感想だけれど、これはあまりにもったいない。まだ帰りたくなかった私は、塔の上でゆっくり時間を過ごした後、隣の塔や周辺を歩き回ることにした。

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posted by 転々 at 19:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | イラン、カタール

2016年06月30日

2016初めてのイラン25 「沈黙の塔」にバイクで登る若者を一瞥した件

 
 低い方の沈黙の塔は女性と子どものためのものだった。

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造りはほとんど変わらないが、鳥葬を行う最上部の敷石がもう一つのものより多く残っていて当時の様子を伝えてくれる。

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どちらの塔も、鳥葬場跡だからといって何かおどろおどろしいわけじゃない。歴史と年月と文化を感じるだけだ。個人的には、歴史の時間に習っただけの「ゾロアスター教」「拝火教」という言葉に、幼ない頃なんとも言えない不思議なな印象を受けていたので、そんな懐かしい記憶を整理する場所でもあった。旅行っていいよなぁ。景色もいいぞ。

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しかし、この低い方の塔は、最上部近くまで道がけっこう平坦になっているため、近所の若者が小型バイクでオフロードごっこをやっていることがあり、これが大層うるさく迷惑だ。私もバイクに乗るし、こんな道があれば登ってみたくなる気持ちも分らないでもないけれど、まぁ、正直迷惑だな。

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意外と愛想は良いし暴走族とか不良とか言うわけでもなさそうだが、大変お行儀の良い皆さんというわけでもない。テクニックを競ってはいるのだけれど、マナーは競ってないな。極東に外国人は、ご先祖さまが悲しみと共に運ばれた山道をバイクで走るのはどうか、と思うのだが、特に取り締まられている様子もない。こういうのも土地柄なのかもしれないな。

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posted by 転々 at 20:34 | Comment(2) | TrackBack(0) | イラン、カタール

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