Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

★重要なお知らせ★

このブログは引っ越をしました。
このページは2016年7月より更新を停止しています。 新しいアドレスは、http://japantg.com/wp です。


旧ブログを含む過去の全ての記事も、
新しいアドレス http://japantg.com/wp に移動しています。

ぜひ、新しいアドレスにお越しください。
こちらよりかなり見やすく、お探しの記事も検索しやすくなっています。


550.gif

2015年07月01日

台湾桃園ベースの旅16 上海で部屋の隅に便器がある激安空港ホテルに泊まった件

 
まずはこの写真を見ていただきたい。

IMG_3453.png

これは私が5月に泊まった上海のとあるホテルの画像だ。上海と行っても都心ではなく、上海浦東国際空港のターミナルから約10kmの多少辺鄙な場所にある、いわゆるトランジットホテルの類と言って良い。決して豪華ではなくむしろ簡素と言っても良いが、十分快適な部屋だ。

このホテルは他のトランジットホテルとは少し違う。まず宿代が一人でも二人でも1泊99人民元からと破格に安い。昨年小学生だった次女と二人でインドに行ったとき、ツインで1泊238人民元の星之悦浦東空港1号店に往復2泊しそれなりに満足していたのだが、ここはベッドが2台のスタンダードルームでも139人民元、一番安い窓のないダブルなら2人でも1泊99元なのだ。いくら郊外と言えど上海でこの価格は凄い。宿の名前は上海景悦99客桟江鎮店"Jing Yue 99 Inn Town Shop"と言う。

IMG_3473.png


日本から予約を入れておいた私は、大幅に遅延した中国東方航空が到着するとダッシュで入国し、第1ターミナル6番カウンターに近いホテルの予約カウンターに行った。しかし誰もいない。

IMG_3433.png

IMG_3436.png

中国では良く「何かあったらここに電話してね」とのメッセージを見かけるが、中国に到着したばかりで馬鹿高い日本のSIMでの国際電話をかけたくない人間には極めて不便だ。しかも空港のこのエリアには公衆電話など1台もない。つまり客はただここで待つしかないのだ。夜の8:40に到着した私は30分無人のカウンターの前でスタッフを待ち、宿への無料送迎バスに乗り込めたのは10:00過ぎだった。カウンターのスタッフは一人だけで宿泊客を別フロアの送迎バス発着所に案内する係も兼ねているため、ちょっとタイミングが悪いとこうなる。まぁ、安いから我慢するけれど。 送迎バスは10分程でホテルに到着した。

IMG_3439.png

IMG_3441.png

IMG_3442.png


景悦99客桟は中国のチェーンホテルで、その名の通り99元から宿泊できるのが売りだ。しかし99元の部屋は10平米と極めて狭く4階の屋根裏部屋で窓なしだし、その1クラス上の139元とある「情侶房」は部屋が19平米で窓があるし日本の予約サイトを通すと109元と最安部屋の10元増しなので、絶対にこちらを予約した方が得だ。「情侶房 "ハネムーンダブル"」と称してはいるが単なる窓ありシングルに二人まで泊まっていいよ、ということだと理解した方が良い。

部屋にはエアコンもテレビもコーヒーとお茶のセットもあるし、wifiもある。上海の都心なら安くとも300元はするだろう部屋だ。これが108元なら私には十分だ。

IMG_3445.png

IMG_3446.png

IMG_3451.png

IMG_3443.png


しかしこの部屋は、私たち日本人には理解しがたい構造になっている。トイレに壁がなく、部屋の隅に普通に便器が置いてあるのだ。

IMG_3450.png

IMG_3447.png

IMG_3449.png


普通の日本国民にはなかなか想像がつかないとは思うが、ビジネスホテル程度の四角い部屋の中央にシャワーブースがあり、片側の壁にベッドやデスクがあり、反対側に洗面台やトイレ…、いや「便器」がありその便器の周囲には壁がない、という状況だ。 どういうことか分からない人向けに図にするとこんな感じになる。

jin yue 99.png

公衆トイレにドアがないのが当たり前の中国、ホテルの部屋に壁がなくてもそれ程驚くには当たらないのかも知れない。しかし私には極めて興味深い経験だった。娘と一緒にこの部屋に泊まったら親子の縁を切られていたかもしれないな。


航空機の大幅な遅れのために周辺を歩くことはできなかったが、「上海の郊外の村のそのまた外れ」と言った場所で近隣に店はほとんどない。話によると5-10分も歩けば小さな食堂もあるらしいのだが、そこでの夕飯はできなかった。しかしホテルのロビー脇には24時間営業の雑貨店があり、中国としては珍しい冷えたビールも買える。日本人宿泊客が催促し続けたおかげなのだろうな、と思う。

IMG_3463.png


空港からホテルまでのバスは無料だが、ホテルから空港までのバスは有料で、事前に予約する必要がある。朝は5:20から10:20まで1時間おき、その後20:20までは2時間おきと、一応送迎として機能する頻度だ。地力で移動したい人は、最寄り駅の地下鉄凌空駅まで徒歩で20分強、バス "浦東3線" でバス停4つなので、これも選択肢に入れて良いかも知れない。

IMG_3456.png


泊まってみた感想はというと「安くて極めて快適」だった。日本からネットで予約出来て、上海空港周辺で、タイミングによっては待たされる上に片道有料だけれど一応送迎もあって、そして100元で泊まれるホテルは他にはない。上海トランジットの時には次回もここに泊まる。一人で泊まるのに部屋のトイレに壁があろうとなかろうと、そんなことどうでも良い。

むしろ私の心配は、「このホテルの人気が出て、値上げしたり予約が入りにくくなったりしたらどうしよう」ということだ。景悦99客桟なのだから99元の部屋をなくすとは思えないが、その安さが人気になり予約が取れなくなることを半分本気で心配している。何しろ私は、上海の街に用事があるときでもここに泊まろうと考えている。一応地下鉄の駅まで歩ける上海市内で、個室のが100人民元なんてホテル、滅多にあるものじゃない。

↓↓ クリックしてくれたあなたになら! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ このホテルを知られて本望 ↑↑
posted by 転々 at 19:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中国

2015年07月03日

台湾桃園ベースの旅17 上海浦東空港のプライオリティパス First Class No.37 Lounge 2015年5月朝の状況

 
トイレに壁のない1泊99人民元の最強トランジットホテル上海景悦99客桟江鎮店"Jing Yue 99 Inn Town Shop"から空港への送迎バスは、片道10人民元だ。

IMG_3470.png

「空港からいらっしゃる大切なお客様は無料でお迎えに伺いますが、もうカネを支払い済みの用なしには10元支払ってもらおうか」という悪意いっぱいの理解もあるのだが、ここは素直に往復で10元と考えたい。本当に用なしなら放置すれば良いのだから…、ってそれじゃ客は寄りつかないか。宿代が100元を割るとこの10元も大きく感じるが、基本的に宿代が破格なのであって空港送迎代の相場はどこもこんなものだ。

しかしここは面白いホテルだった。明るい時間帯に見てもぱっとしないし本当に近隣には雑貨屋や食堂すらろくにないのだが、上海市内にいながら自分が上海にいることを忘れさせてくれる、中国情緒たっぷりの好ホテルだった。なにしろトイレに壁もドアもないもんな。

IMG_3478.png

IMG_3471.png

IMG_3481.png


朝食はというと、このホテルにそんな気の利いた物はない。形だけお粥を用意する、ということすらないし、有料のサービスなどもちろんない。大体こんなホテルに泊まるような客が朝食に20元とかなど払うわけがないし、どうしても朝宿で何か食べたければ、1階の売店でカップ麺かパンを買うしかない。中国東方航空を結構愛用している私は、当然楽天プレミアムカードのおまけプライオリティパスFirst Class Lounge (No. 37)で朝食だ。

IMG_3483.png

この朝のメニューは、ホットミールとしてお粥、焼きうどん、肉まんに小篭包などの点心、コールドミールはサンドイッチやペイストリーが用意されていた。

IMG_3486.png

IMG_3484.png

IMG_3485.png


いつもなら貧相でもホットミールの私だが、この日はサンドイッチにしていた。

IMG_3482.png

もちろん国民食のカップ麺や基本のドリンク類は常時用意されている。飲みたい人は朝からビールを飲めば良い。韓国の辛ラーメンがたっぷりあるのは、この国のビジネスマンが少なからず利用しているということなのだろうな。

IMG_3487.png



私がラウンジのことを書く度に紹介している楽天プレミアムカードだが、無料でプライオリティパスラウンジがつかえるだけではない。海外旅行保険はもちろん、カードの3つのコース、「楽天市場コース」「エンタメコース」「トラベルコース」のうち最後の「トラベルコース」に登録すると、3日前までの予約が可能(いや、当日もけっこう予約できる)楽天トラベルのホテルを1500円引きで予約できるようになっていた。

実は私は最近までこの裏技を知らなかった。この割引はウェブでは不可能で専用の予約電話を使う必要があるのだが、24時間営業なので時間に縛られることもないし、実際には「楽天トラベルの全ての国内宿泊が一律1500円引き」らしい。これはただ事ではない。

更にはブランドをJCBで登録すると「日本で一番審査の緩いJCBゴールドカード」となり、中国の国内線ラウンジも無料になったりする。中にはプライオリティパスが使えないラウンジも地味に混じっていたりして、これもなかなか侮れない。

お金持ちはこんなカードは要らないだろう。99元のホテルなど泊まらないだろうし、朝食代くらい気にしないで支払うし、大体ビジネスクラスを使えばラウンジは着いてくる。楽天プレミアムカードは旅行費用を節約をしたい人こそ使うべきカードだと思うのだ。



↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑

2015年07月04日

2015恒例香港参り1 私の好きな香港の街

 
世界で一番好きな街を挙げろと言われたら、多分香港と答える。
私はこの1年間で3回香港に行った。しかもロングステイではなくどれも2泊か3泊の短期滞在。なんというか「隙を見つけてチャンスがあれば香港に行く」という感じすらする。もう少し具体的に書けば「休みと安いチケットが重なれば行ってしまう」だな。

こんなことを20年以上続けていれば、観光地巡りもしにくくなる。少なくとも「まだ行ったことがない」という理由で行ける観光地はどんどんなくなっていく。それでもチャンスがあれば香港に行ってしまうのは、香港の街としての魔力にやられてしまったからだ。実はこういう香港中毒者は日本人も少なくないようで、そういうマニアの集団に香港お百度参りの会なるものもあり、濃いめのガイドブックを出していたこともある。気持ち、わかるわぁ、だ。香港の魅力は、街そのものの魅力なのだ。例えばこんな光景がある。

写真 2014-05-04 14 14 52.png



これは香港島・北角エリア、春秧街を行くトラムの映像だ。1904年に開業した歴史と伝統はあるけれどエアコンのない安くて遅いトラムと、ごみごみした市場、そして自分のことで頭がいっぱいでトラムになどあまり神経をくばらない市民の様子が、もう、いかにも香港だ。


こんな光景もある。

IMG_0044.png

地価がただ事ではなく高く、安アパートでも月5-6万円し収入の半分が家賃で消えるのも普通という香港では、多くの庶民は狭い部屋に肩を寄せ合って生活しており、ホテル代も高い。そんな中安宿に泊まると、こんな素晴らしい景色が窓から広がる。他の街ではそうそう見られる景色じゃない。


そんな香港だが、食事だけは安くて美味しい物がいっぱいある。

2015-06-14 13.38.04.png

例えばこの鮮蝦雲呑麺。昔は油麻地で「雲呑麺大戦争」という価格競争があり、10香港ドル(当時で130円くらい)で食べることができた。今だってちょっと物価の安いエリアに行けば10元台で食べられる。どうして香港以外の場所で食べられないのかが不思議な程美味しい。

2015-06-13 16.45.51.png


もちろん短期の観光旅行なのだから、一応観光地もチェックする。しかしどうしてもいつも似たような博物館巡りとなってしまうので、必死でまだ知らないポイントを探すのだが、万策尽きて赤柱の刑務所を見に行ったこともあった。それはそれで面白かったけれど。

CapD20150704.png

と言うわけで、今回は先月の香港の香港旅行に最近1年の香港の様子をちょっとプラスして、「お金を払うことが嫌いな旅行者が、物価の高い香港でどう過ごしたか」を中心に報告しようと思う。

↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑

posted by 転々 at 11:14 | Comment(2) | TrackBack(0) | 香港・深セン

2015年07月05日

2015恒例香港参り2 空港から市内へ安く行くばかばかしいルートは、もう2度と使いたくない件

 
香港・赤鱲角國際機場から市内中心部までは約30km強ある。
この間には鉄道やバス便があるが、安く上げたい場合には、まず空港からバスで東湧まで行き、そこでMRTに乗り換える、ということになる。

IMG_0010[1].png

IMG_0015[1].png

バス乗り場の端から出る東湧駅行きのバス番号はS1、運賃は3.5香港ドル。都心行きのバスと違って早朝から深夜まで5-10分おきの出発と頻繁に走っているので、不便はない。距離は13km程だがNバスのようにいろいろ寄り道をするので、東湧駅までは30分程かかる。

IMG_0018.png

東湧駅からのMRTは、例えば尖沙咀までなら19香港ドル、合計22.6香港ドルで市内中心部に出ることができる計算だ。空港から尖沙咀を経由して紅磡站まで行くA21番バスの運賃がHK$33だから、HK$10(約160円)程安くあげることができる。(最新の運賃は、http://www.mtr.com.hk/archive/en/tickets/single_journey_fare201506.pdf でどうぞ)

東湧駅エリアには航空会社や空港で働くスタッフが多く住んでいて、空港とは違う生活感のある街があり、City Gate Outlet という大きなショッピングモールもあり、更には昂平360なるケーブルカーの始発駅もあったりするのが、香港到着時より、帰国時の時間のある時に荷物をチェックインしてからちょっと見に行く、くらいの方が良い気がする。最後の飲茶をここで頂く、という手もあるし。

IMG_0020.png

IMG_0023[5].png

IMG_0025[1].png

IMG_0030.png

IMG_0039[1].png
(この辺には競合店がないせいか、空港程ではないがお値段は安目ではない)


ただここはやっぱり新しい街なので、街路の魅力が皆無に近い。街路に全く賑わいがなくアウトレットモールだけが商業圏という、香港郊外の新興住宅地にありがちな街なので、個人的にはさほど楽しい場所じゃない。こんなところに寄り道してHK$10節約するくらいなら、とっととバスか電車で都心に向かえば良いと思うのだ。(アウトレットが本当に安いのかどうかは、私にはわからない)

IMG_0021.png

IMG_0022[1].png

IMG_0023[3].png

本当に都心に出たいのならこのルートは、時間はかかるし面倒だ。私も1回やっただけで辞めた。もし東湧の街が面白かったら話は違いのだが。正直「せっかく香港についたのに、たかだかHK$10ばかり節約するためになんでこんなところうろうろしなきゃなんないんだよ!」的な気持ちになった。


↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑

タグ:香港 最安 市内
posted by 転々 at 13:11 | Comment(2) | TrackBack(0) | 香港・深セン

2015年07月07日

2015恒例香港参り3 空港からAバスの往復割引チケットを買ってみた件

 
 じゃぁ香港で空港から市内まで直行でどう行くかというと、真っ先に候補を外れるのが空港列車であるエアポートエキスプレスだ。九龍まで片道HK$90、香港までHK$100はその先主要ホテルまでの送迎バスが無料だと言っても割高だしトラベルパスだってまず元は取れない。最近旅行代理店が売っているディスカウントチケットも35%引き程度なので片道だとHK$65、安くはない。だいたい九龍や香港の駅でバスに乗り換えるのが面倒だ。と言うわけで、ここで既に用意されていた「バス」という回答が提示される。

2015-06-13 15.33.18.png


3週間前に私がディスカウント価格で泊まったホテルは香港島の湾仔と銅鑼湾の中間地点にあった。MRT駅のちょうど真ん中くらいの場所なので、荷物を持っている場合はバスの方が便利でもある。空港からここに向かうバスには2つの選択肢があった。A11バスかE11バスだ。

A11バスは香港島の北角フェリーターミナルまで行く急行バスで運賃は片道HK$40。観光客が使う最もメジャーなバスで空港から街に直行する。

a11.jpg
http://www.nwstbus.com.hk/routesearch.aspx?t=1436265846737&intLangID=1


E11は空港が始発ではない。お隣のアジアワールドエキスポから空港を経由して香港島の天后まで行く各駅停車的バスで、空港エリアをぐるぐる回ってから市内に向かう。20-30分位余計に時間はかかるが運賃は片道HK$21とお安い。

e11.jpg
http://www.nwstbus.com.hk/routesearch.aspx?t=1436265846737&intLangID=1

(更にはN11という深夜営業のE11バスがあり、この運賃は片道HK$31なのだが、A11やE11が運行していない時間帯のサービスなので比較対象にはならない)

早く到着するA11バスにHK$40を支払うか、空港の中をキャセイのDC3などを眺めながらうろうろするちょっと遅いバスで、HK$19を節約してHK$21にするか、これが問題なのだ。


などと悩んでいたら、こんなのがあった。往復割引きっぷ。

hkg rtrn bus tkt 02.jpg
http://www.nwstbus.com.hk/fareConcession/concession_detail.aspx?id=52

Cityflyer Pre-paid Return Ticket。香港島の路線で往復HK$65、九龍側の路線でHK$55、香港仔だろうと湾仔だろうと同じ金額だが、片道HK$32.5という微妙な価格設定が面白い。車内で切符を買えない香港のバス、これは空港バス停のカスタマーサービスセンターで買うしかない。

2015-06-13 15.16.54.png

「すみません、A11に乗れる往復切符ください」

hkg rtrn bus tkt.jpg


E11バスがHK$21でAバスがHK$40。A11かE11か迷っているとき、HK$32.5というこの価格はAバスを選ぶ要因となる。反面、Eバスを愛用されている方はきっと関心を持たないだとろうとも思う。私はこの切符を持ってA11番バスに乗る。お高めのこのバスは1時間に3本程の頻度だが、1本見送って2回最前列を確保した。せっかくの2階建てバス、2回の最前列に乗らなければテンションあがんないんだよ!である。私の脳は小学校低学年の子どもとほぼ同等だ。

2015-06-13 15.28.03.png

2015-06-13 15.36.20.png

2015-06-13 15.56.46.png



よおし、今年も来られたぞ香港!テンションあがるぜい!

↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑

posted by 転々 at 20:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 香港・深セン

2015年07月08日

2015恒例香港参り4 私が利用している香港の安宿と中級ホテルを白状する件


無事に空港を出たとして、問題なのはその行き先、そうホテルだ。

香港のホテルは泣きたくなる程高く、特に香港の中国返還以降の値上がりは非常識と言って良い。相場の推移を説明するのは難しいが、ユースホステルを例に挙げると比較的分かりやすいかもしれない。

P1070679.png
(マウントデービスユースホステル)

ここは年間を通して比較的空いているマウントデービスのユースホステルだ。セントラルから無料シャトルのあるこの香港島山頂のユースホステルの宿代は2002年でHK$65、2006年でHK$80、2008年にはHK$100となり、今では1泊HK&180、つまりこの13年で3倍近くまで跳ね上がったことになる。同じユースでも人気のMei Ho House だとHK$200だ。

日本人宿だって最近は高い。2011年にはドミがHK$802012年にHK$90だったゴダイゴゲストハウスも、今ではドミ1泊でHK$180する。4年で倍以上の値上げ、だ。(ラッキーゲストハウスは楽しいしHK$100を上限に値上げがないけれど、虫に出会うこともあるため家族持ちの私は最近泊まっていない。家に虫を持ち帰ったら大騒ぎになって子どもたちに嫌われてしまうじゃないか!)

godaigo_bed_04.png
(ゴダイゴゲストハウスのドミトリー)

じゃぁ重慶大厦や美麗都大厦はというと、2006年頃まではHK$100-150でそこそこ清潔で快適な個室に泊まることができたが、今ではかなり難しい。「難しい」と書いたのは、もし私が知らないだけで値上げをしていない宿があったら困るからそう書いただけで、本心では「もうそんな宿ねーよ!」位に思っている。ちなみに下の写真は2006年にHK$150で泊まった惠康招待所。同じフロアには洗濯無料でHK$100の第一招待所という宿もあった。どちらも大変清潔な安宿だった。

P1080420.png
(惠康招待所)


惠康招待所の今の価格が分からない(というより、営業しているかも実は確認していない)ので、他の重慶大厦や美麗都大厦の相場を調べてみると、どうもまともな宿は「どんなに安くてもHK$250」「普通個室ならHK$300から」というあたりが正解のようだ。私が去年泊まった美麗都大厦のゲストハウスは「先週部屋がなくて困ってる日本人をHK$250で泊めた」と少し得意げに言っていたから、間違ってはいないと思う。去年のGW、繁忙期で早めの予約(割高)とは言え、私はここに1泊HK$400を払った。香港で一番割高感の高かった宿泊だったが、よそはもっと汚いか高いかだったので、泣き寝入りするしかなかった。

IMG_0048.png
(美麗都大厦メリーランドゲストハウス、2014年に泊まった重慶大厦の分室)


と、ここで日本人が使い安い香港の安宿について私が感じていることをまとめると、「早い時なら重慶大厦や美麗都大厦あたりに直接出向くのも良いけれど、遅い時間なら最初の1泊はHK$180-200出して Mei Ho House かゴダイゴのドミを予約して置いた方がいいかな」になるのだが、これはあくまで繁忙期・通常期の場合であって、閑散期となると話は違う。

実は私は先月チャーターハウスコーズウェイベイ(利景酒店)1泊HK$450、更にはもう1泊HK$350で泊まった。2泊目にいたっては去年の重慶大厦より安かったのだから笑ってしまう。

chatrethouse2015.jpg
(チャーターハウス、コーズウェイベイ)

香港という街は、客が増えれば価格を釣り上げ客が減れば価格を下げる。気持ちよい程の市場価格主義だ。狭いけれどホテルと呼べるだけの部屋と毎日の日本経済新聞と持ち出し使用無料のスマホとウェルカムドリンクのバーでのビールがついてHK$350は、最近のホテル価格を考えると破格としか言いようがない。ゴダイゴやメイホーのドミ2泊分だもんな。

実を言うと6月に香港に来たのはこれは2回目で、1回目はラッキーに直行してしまいホテルなど取っていなかったために分からなかったのだが、6月は香港としては観光の閑散期のようで、あの尖沙咀のYMCAでさえツインでHK$858の激安プランをやっている。7月15日までで翌日からは倍額になるけれど。


このYMCA、家族連れには悪くない。香港ではいろいろなホテルを試したが、家族連れの場合だと結局ここに帰ってきてしまう。もうすぐ結婚するかもしれない長女が0歳の頃からと20数年のおつきあいなのになるのは、ロケーションと価格設定、サービスの内容が極めて真っ当なせいだ。

IMG_0026[2].png
(YMCA ツイン)

P1090130.png
(YMCA スイートのリビングルーム)


更に付け加えるなら、我が家の場合ほぼ毎回部屋がアップグレードされることも一因かもしれない。このホテルには「到着時刻が遅めの日本人客は結構な確率でアップグレードされる」という伝説があるが、知る限りでは結構本当だ。ファミリースイートがベースだと、普通のオーシャンビュースイートにアップグレードされたりもして、この「ラッキー!」感は味をしめる。

ymca20view.gif

P1080865.png

最近はホテル側もこのあたりを意識しているようで、キーカードに "Up Graded" のスタンプを押してそのことをアピールしている感もある。

ymca upgrade.png

「また来て下さいね」ということだな、これは。ツインでHK$858のキャンペーンでもアップグレードされるかどうかこの辺りが気にならないでもないので、きっとまた泊まるだろうとは思うが、あくまで部屋から夜景が見たいときや家族を「そこそこ」のホテルに泊めたいとき限定だ。


↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑
タグ:香港 安宿
posted by 転々 at 21:43 | Comment(6) | TrackBack(0) | 香港・深セン

2015年07月09日

2015恒例香港参り5 香港のホームレスシェルター、湾仔露宿者之家

 
香港の住宅環境を世界最悪と言う人もいる。
何をもって「世界最悪」と判断するかは議論の分かれるところだが、少なくとも低所得者にとって住環境の良い街ではないことは確かだ。私は将来アパートを借りて3ヶ月程度の滞在間隔で旅行をしようと旅先の家賃もチェックしているのだが、香港の家賃は切ない程高い。今年見た範囲では「そこそこまともな安アパートで、掘り出して月HK$3500(約55000円)が下限」という印象を受けた。最低賃金がHK$32.5(約510円)のこの街では決して安くはなく、知り合いの香港人は「家賃が世帯収入の半分を持って行くのは普通」と言う。そんな香港・湾仔の街中でこんな宿泊施設を見つけた。

2015-06-15 09.39.58.png

香港露宿救済会・湾仔露宿者之家」

2015-06-15 09.45.47.png

2015-06-15 09.39.54.png

「湾仔民間生活伝承館」改め「香港故事館」からそう遠くない場所にあるこの施設は、1998年11月オープンした。1998年と聞いて「なるほど、中国返還後のパフォーマンスか」と考えた人は私と同じだ勘ぐりすぎだ。調べて見たところ、香港露宿救済会は1933年に設立した団体で、ここの他深水埗と油麻地に避難宿泊施設を持っている。

玄関脇の階段を登ると窓から中の様子が少し見える。2段ベッドがたくさん置いてある大部屋で、エアコンこそなさそうだが、ラッキー辺りより小綺麗にも見える。

2015-06-15 09.41.36.png

トイレとシャワーは多分1階の公衆トイレを使うのだと思う。こちらは入ることも使うこともできる。

2015-06-15 09.45.47.png

2015-06-15 09.45.55.png

2015-06-15 09.46.08.png


私が生まれて初めて行った外国は**年前の香港で、その時やはり生まれて初めて「シャワー付きの公衆トイレ」を見て驚いた記憶がある。そりゃトイレは出先で使いたくなることもあるから公衆でいいけれど、シャワーはないだろ、と思ったのだ。

しかし、こういうシャワーがなければ体を洗えない人も世の中にいる、のだな。高校時代にヤマで手配師から仕事をもらうことを覚え、今では年に1度は西成のドヤ街に行くことが習慣になった私としては「無料の公衆シャワー、日本にもあればいいのに」と思う。1度社会からドロップアウトした人がもう一度スタートラインに立つには、清潔さはとても重要だ。

2015-06-15 09.46.57.png

2015-06-15 09.46.32.png

2015-06-15 09.46.50.png



「この種の施設のお世話にはならないけれど十分に貧困」という層も香港には少なくなく、そういう人たちの賃貸「住宅」として大部屋にある金網で囲まれた2段ベッドで暮らしている。籠民と呼ばれる人たちだ。



「人間が金網(cage)の中に住んでいる」と言われることが多い籠民だが、別に金網で閉じ込められているわけではなく、むしろ自分の身や財産を守るための金網だ。とはいえ、人の住処としてかなり厳しいのも確かだな。
ちなみにこの籠民の生活を実話に基づいて描いた「籠民」という映画もあり、この映画は1992年に香港電影金像奨で最優秀作品賞など主要4部門を制した。



正直この籠に月HK$1500もすることはなかなか信じられない。個人的には月HK$3500払って電気もお湯もシャワーもある安アパートに住みたいと思うのだが、差額のHK$2000がどうしても支払えない人がいるのも香港の現実なんだろうな。


↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑

posted by 転々 at 21:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 香港・深セン

2015年07月11日

2015恒例香港参り6 私の定点観測ポイント1 北角・春秧街 / 露店市場を進むトラムと世界最安級ミシュラン1つ星点心店

 
安い航空券で香港に着き安いバスで安宿に無事チェックインしたら、街遊びの時間だ。
まだ見ぬエリアを開拓するのも楽しいが、私にはどうしても顔を出さなければ気が済まない「香港・定点観測ポイント」がある。そのひとつが北角の春秧街だ。

IMG_0152.png

2015-06-13 19.11.35.png


有名な話だが、ここ春秧街は露店市場の中をトラムが通ることで知られている。私にとってここは香港を象徴する街路で、香港に来てここに来ないなどということはどうしても考えられない。チェックインを済ませた私はHK$350-340のシークレットプランで泊まったチャーターハウスに一番近いCanal Road Westの乗り場から北角行きのトラムに飛び乗った。筲箕湾行きに乗ってしまっては、このスペクタクルは経験できない。



この様子を下から見るとこんな感じになる。



この日は露天市場に人が少なく今ひとつ迫力に欠けるが、それでも安全管理に口うるさい他の国ではなかなか見られない光景だ。タイのバンコク近郊にメークロンという線路と市場が共存している街があるが、ここはメークロン程「電車が来るぞ的特別感」がなく、日常的に「ぎりぎり通過行為」が行われているのが良い。


トラムは春秧街の東端で英皇道にUターンするけれど、春秧街をそのまま東に進むとそこには馬寶街という生活感に満ち溢れた激安商店街があり、ここには非常識に安い衣料品や漢方薬など売っている。時々「どこからともなく現れ段ボール箱を広げ非常識な安値でナニモノかを売り始め10分後にはいなくなっている」などという大変に魅力的で信頼できない物売りも登場し、街路を盛り上げる。イカガワシくてとても素敵だ。私と娘はこの段ボールショップで買ったHK$10の財布を愛用している。

2015-06-13 19.17.57[1].png

2015-06-13 19.18.57[1].png


「日本の女優さんが紹介して有名になった街市の食堂街」などというものもある。

2015-06-13 19.23.39[1].png

高級なレストランより安くて美味しいのは間違いないけれど、街市は湾仔や銅鑼湾など都心にも結構ある。せっかくの北角、ここはやっぱり定番のこの店に行ってみた。

2015-06-13 19.34.41[1].png

添好運點心專門店・北角店。

フォーシーズンホテルの龍景軒で点心のチーフだったシェフが2009年に開いたこのお店は、その味の良さと明朗会計によってあっという間に人気店となり、今では香港に五つの店を開くまでになり、そのうち3店舗がミシュランに掲載されている。北角店も掲載店で、あと2軒は深水埗・大角咀店だ。日頃ミシュランなんかに縁のない生活をしている私だが、香港版にはこういう低価格店も結構掲載されていて、恐るおそる店に行くこともできないでもない。

2015-06-13 19.35.50[1].png

添好運點心專門店の点心はおいしい。そしてミシュランに掲載される必要条件である(だと思う)「化学調味料の味を感じない」もクリアしている。個人的には化学調味料を否定するつもりはないのだが、そういう視点もあっても良いとは思う。ま、体には良さそうだわな。定番の蝦餃と好物の腸粉と蘿蔔糕、更にこの店の名物らしい「チャーシュー入りメロンパンのようなもの」を注文してみたら、一般人には食べきれない量の点心が来た。普通なら2-3人前だな、これじゃ。

2015-06-13 19.48.18[1].png

2015-06-13 19.53.43[1].png

どれもきちんとした味で大変においしい。更に特筆するべきは、この価格だ。

2015-06-13 19.52.05[1].png

普通どの店でも「頂点」扱いの蝦餃込み4品とお茶でHK$80。しかもこの日は土曜日の夜。客が増えれば価格を釣り上げることが当たり前の香港で、これはものすごいことだと思う。ちなみにお茶はポットではなく「テーブルの上に置いてあるから勝手に飲んでね」システムだが、これはHK$3。ウエットティッシュトラップが未だに生き残る香港とは思えない明朗会計だ。こりゃ、お客さんが集まっても当然だな。

2015-06-13 19.53.51[1].png

考えてみたら、土曜の夜に飲茶ができることも結構レアだったし。

↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑

posted by 転々 at 11:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 香港・深セン

2015年07月12日

2015恒例香港参り7 私の定点観測ポイント2 スターフェリー乗り場で法輪功と反対勢力が広報戦争をしている件

 
香港に来たらスターフェリーに乗らないわけにはいかない。



これはもう私の中ではお約束になっている。ビクトリアピークに上らないことがあっても、男人街や女人街、廟街に行かないことがあっても、ショッピングモールに行かないことがあっても、スターフェリーに乗らないことはない。例え荃湾のパンダホテルに泊まっていようと、天水圍のハーバープラザに泊まっていようと、香港滞在中は絶対にご挨拶にうかがう。もう業だなとすら思わないでもないけれど、たったHK$2程度で船に乗れてそれが香港を象徴する歴史の深い乗り物なのだ。日本で遊覧船に乗れば2000円くらいはするし、地元の矢切の渡しだってあんなちっちゃな船で片道200円もする。こんな立派な船で香港の摩天楼群を海から眺めることができるんだから、乗らない手はないじゃないか!



で、このスターフェリーの尖沙咀側乗り場では、結構前から法輪功(か支援勢力)の人達が、中国政府の法輪功弾圧に抗議するパネル展示と宣伝紙の配布などを行っている。

2015-06-14 17.01.23.png

2015-06-14 17.01.26.png

法輪功とは中国の気功(あるいは気功集団)であり、中国メインランドでは1997年から禁教とされている。この辺にはお互い言い分があるようなのだが、過去中国政府も推奨していたこの気功集団が禁止とされたのが、1999年に法輪功学習者1万人が中南海に集団陳情を行ったため(中南海事件)、とも言われている。そりゃ大陸中国のお偉いさんも1万人に取り囲まれたらビビる。

しかし「禁止されたから辞める」なんてヤワな人たちが1万人も中国政府の中枢エリアに押しかけるわけがない。当然中国でもお上に逆らって活動を行い、中国政府は当然弾圧した。そして中国政府と法輪功の今に至る対立の図式が出来上がる。中国に返還された香港ではまだ合法のようで、こんな宣伝活動もできている。中にはかなり血なまぐさいパネルもあるのだが、ここにはその画像を載せにくい。

2015-06-14 17.05.33.png

2015-06-14 17.03.49.png


かなりの間、このスターフェリー前のエリアは法輪功側の宣伝だけが行われていたのだが、今年は反法輪功の勢力も宣伝活動を開始していた。もしかしたら私が気がつかなかっただけで、もっと前からあったのかも知れないな。

2015-06-14 17.06.10.png

2015-06-14 17.06.51.png

法輪功が「大陸中国政府の弾圧の酷さ」をアピールすれば、反法輪功側は法輪功の「邪教」ぶりをアピールする。尖沙咀のスターフェリー乗り場前はちょっとしたプロパガンダ戦争の場になっている。

一介の旅行者としては他国の政情に口を挟むことはあまりできないけれど、少なくとも各人が自分の考えを表だって発表できることは、まぁ、健全だとは思う。少なくとも表だっての言論の自由はある、ということだもんな。


↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑

posted by 転々 at 09:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 香港・深セン

2015年07月13日

2015恒例香港参り8 六四記念館で天安門事件の記録を見た件

 
中国返還から18年、返還当初北京政府は「50年間は社会主義政策を実行しない」と言ったものの、最近ではその辺りもなかなか微妙な感じになってきている。香港政庁への大陸政府のの「影響」はどんどん大きくなり、「国民教育」という愛国教育は始まりそうで、2017年から行う約束の普通選挙は大陸の強い「影響」の下で行われる可能性が高い。もちろん香港市民の中にも親中派はいるので市民がこぞって反対している、とは言わないが、ここ2年のデモを見るまでもなく100%全員に歓迎されてはいない。

2015-06-14 12.10.24.png

2015-06-14 12.10.30.png


二昔前までコモンウェルスの一員で、テレビ放送が終わる時には女王陛下が現れていたこの街が、突然世界最大の社会主義国の領土となったのだから、その世代に居合わせた人には衝撃だっただろう。そんな香港に去年できたのが天安門事件を記録する六四記念館だ。実は私は開館して1週間くらいの頃、ここに来ていた。

IMG_0016.png

IMG_0026.png


「六四」とは1989年6月4日に起きた「天安門事件」のことであり中国の一部では「六四事件」と呼ばれている。なぜ一部なのかというと、中国のインターネット上でこの言葉を検索しても全くヒットしない、つまり「存在」しない言葉であるからであって、それは youtube や google 同様中国では存在しないものであって、だから、えっと…ごめん、きっとほとんどの人が知ってるな。

大陸政府の影響が深まる香港でも、今のところ法輪功は反中国宣伝活動を行えるし、民主派は天安門事件の記録を展示できる。まぁ2047年には制度を変えると返還時から大陸中国は言っているし、最近では「50年って言ったけれど、ごめん、あれなしね」的なことも言っているらしいので、いつまでもは続かないだろうけれど。


展示館は広くはない、というより小さい。

IMG_0029.png

IMG_0039.png

IMG_0034.png


香港天文台と香港歴史博物館のおおよそ中間という一等地にありながら、HK$10(その後HK$20となった)とその入場料を安く維持できているのは「スポンサー」がいるからだと、スタッフの若者が説明してくれる。「設置の認可に手間取らなかったの? 」と質問すると、「ここは博物館ではなく『エンターテイメント施設』ということで開館を認可されているんです」と実情を説明してくれた。いろいろな苦労がありそうだ。


狭い館内は映像やパネル展示がメインで、とにかく情報を詰め込みたい設立者の気持ちが伝わってくる。そんな中館内中央にあるのは、事件の舞台となった天安門広場とその周辺のモニタ映像だ。中国政府の発表では「死者は319人」ということになっているが、巷には数百人説から数万人説まである。どれを信じるかは各人の考えだな。数はともあれ、私はこの記念館で、死者は天安門広場のみならずその周辺でも多かった、との説を知った。

IMG_0045.png

IMG_0051.png


館内には自由の女神が飾られている。事件当時天安門広場に自由の女神が飾られていたためだ。他に何かなかったのかなと思わないでもないが、毛沢東って訳にもいかないだろうことは理解出来る。(ちなみに毛沢東の批判はかなり前から中国でも許されている)

IMG_0060.png


この六四記念館、中国とはいえ香港だから全く問題なくオープンできたのかというと、そんなことはないようだ。アメリカに亡命した民主活動家がここ訪問しようと香港に来たら入国を拒否された、という話もある。いろいろ地味な嫌がらせとかもあったのかもしれない。そして今や「六四記念館の訪問者の半数は大陸中国からの訪問者」なのだそうだ。



そうだろうそうだろう。本国じゃ絶対みられないものな。

「1国2制度」が終わる約束の2047年に存在するとは思えないこの六四記念館、お上の虫の居所や世の中の状況で、更には財政状況でいつまで存在できるかは不透明だ。見ておきたい人は急いだ方が良いかもしれない。ほんの少し運営を助ける意味で記念品を買う手もある。

IMG_0032.png

IMG_0031.png


↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑

posted by 転々 at 20:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 香港・深セン

2015年07月14日

2015恒例香港参り9 私の定点観測ポイント3・深水埗の電脳街とジャンク街

 
昔九龍・深水埗は「アジアでもかなり安くPCが買える街」だった。
日本人の多くがNECの9801やMacを使っていた時代、深水埗の電脳街では日本相場の半値で自分好みのPCを組み立てることができ、一部のマニアはこぞって香港からフルタワーの筐体を担いできたものだ。その電脳街を代表するのが高登電脳中心と黄金電脳中心で、時代時代の香港電子パチモノ電脳グッズとその相場は、ここに来れば全て分かった時期もある。

P1080433.png

PC、不法ソフトウェアCD、改造ゲーム機や改造用品、数百円のMP3や動画プレーヤーなど、大陸で作られたと思われる数々の怪しいモノを世に送り出してきたこの街も、最近ではその規模も商品のバリエーション深センの華強北路の攻勢には勝てず、最近ではスマホのアクセサリーなどを中心とした、普通の電脳街となってしまった。(それでも探せば怪しいグッズはまだあるのだけれど)

IMG_0267.png

IMG_0268.png

それに深センまで行ったところで、最近では面白い電脳グッズを見かけることはあまりない。iPod登場時に粗悪なアンドロイド端末を"iPed"と称して売っていた時期の怪しさはもうなく、普通の電脳街やチップなどの卸売店になっている。香港でも中国でも、怪しい電脳グッズは店頭から消え、ネットでこそこそ売られる時代になってしまったようだ。


じゃぁ旅行者にとって深水埗の魅力は消えたのかというと、そんなことはない。九龍側のアクセスの良い商業圏+生活圏として、深水埗では香港の下町風情を味わうことができる。

IMG_0284.png


西九龍中心のビルの吹き抜けをだらだら走る信用ならないローラーコースターも止まり、家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機を改造するためのチップやゲームを詰め込んだCDも表だっては売らなくなった深水埗だが、夜になると昔ながらの輝きを取り戻す。私が今の深水埗で一番好きなのが、鴨寮街のジャンク市場だ。



P1080440.png

ここにだって「ものすごく特別なもの」はないのだが、たった今解体したばかりの電子オルガンから取り出した部品を売っていたり、男人街や廟街でHK$30-40で売られている多機能ケーブルがHK$10で売られていたりと、少なくとも有名な繁華街より物価が安いことは間違いない。扱う品は主に電子製品だが、カバンなんかも丈夫で安いものがあるので好きな人はチェックしても良いかも、だな。

IMG_0305.png

例によっての段ボール物売りも登場する。今回のお品はモバイルバッテリーHK$20。いったいどこから持ってくるのかねぇ。ちなみにこれは外れで、すぐに使えなくなった。10分間限定営業の段ボールショップなんて、まぁこんなもんだ。

IMG_0282.png


あ、そうそう、書き忘れていたけれど、深水埗は携帯のSIMも安い。中国本土全域で使えたり、中には日本でもしばらくの間安く使えるSIMもあるので、予定のある人や安く買いたい人は空港ではなくここまで来てからSIMを買う手もある。更に鴨寮街の周辺には、手芸用品街やおもちゃ問屋街もあり、興味のある人には楽しいかも知れない。

また、このエリアは「遅い時間になればなるほど扱う品物がディープになる」傾向もある。遅いと行っても9-10時ではなく深夜だ。地下鉄の終電が終わった後にも盛り上がっているという話も聞くのだが、早寝早起きの私はその様子を見たことがない。

P1080439.png

深夜に深水埗を歩くにはこの界隈に泊まるのが一番だ。少し前までにはローカル旅館以外なかなか見当たらなかった深水埗だが、2013年に画期的な出来事が起きた。(香港としては)安くて快適な個室もあるユースホステルがこの街にオープンしたのだ。宿はその名を「美荷楼 (Mei Ho House)」と言う。

IMG_0162.png

↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑

posted by 転々 at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 香港・深セン

2015年07月17日

2015恒例香港参り10 秀逸な深水埗のユースホステル "メイホー ハウス / 美荷樓"で、香港の難民アパートと公共住宅の歴史を学んだ件

 
2013年まで香港のユースホステルと言えば、西貢や荃灣、大帽山の山中など「自然は豊かだけれど街へのアクセスが良くない」場所が多く、「唯一マウントデービスのユースが中環から夜10時頃まで無料シャトルを走らせているので夜の街歩きも楽しめる」のが実情だった。

P1070664.png
(こちらはマウントデービス)

マウントデービスのユースはなかなか小綺麗で、青衣側とは言え夜景も見えるし、冷蔵庫もキッチンもあるし、結構悪くない選択肢だとは思うのだが、シャトルバスで中環からバスで20分くらいかかる上に「乗れなかったらタクシーでも使って自腹できてね」というシステムが心ゆくまで街歩きを楽しむには向いていない。あの距離をタクシーに乗ったら結構な値段になるはずだ。10分くらい歩いても良いからバス便があって、徒歩圏内に小さな雑貨屋でもあればいいのにな、といつも思う。



そんな2013年、都心と言って良い深水埗に大変に清潔でおしゃれなユース美荷楼ができたのだから、これは事件だった。遅くなればなるほど怪しく賑わう下町の宿が山の中と同じ値段なのだ。喜ばない方がおかしい。しかもここにはドミトリーだけではなくツインやダブル、ファミリールームもある。



IMG_0248.png

IMG_0255.png

CapD20150717.png

IMG_0243.png


この美荷楼(メイホーハウス)は、どこもかしこも清潔でおしゃれなだけではない。敷地内に美荷楼生活館という極めて興味深い私営の博物館がある。

IMG_0165.png

深水埗の北東になる石z尾では1953年12月25日に大火災が発生し、164000平方メートルが焼け58000人が焼け出された。メイホーハウス(美荷楼)はその難民のために建てられた最初の難民アパート・公共住宅なのだ。 だからここには石z尾を初めとした難民アパートや公共住宅、そして当時の生活文化に関する展示がされている。

IMG_0169.png

IMG_0174.png


ここで興味深いのは、公共住宅の住環境の変遷だ。香港観光協会では2000年頃まで公団住宅を見学するツアーをやっていて私も参加したことがあるが、それは「狭いながら楽しい我が家」的、ある意味「理想的」な公共住宅だった。しかしここに再現されている公共住宅は、大火の(長期定住型)難民アパートであったことを差し引いても、あまり居心地が良さそうではない。

IMG_0197.png

IMG_0208.png

IMG_0219.png

IMG_0201.png


もちろんテント生活に比べれば天と地の差ではあるけれど、あまり良い住環境とは言えない。しかし、このメイホーハウスがリノベーションで快適な宿になったように、石z尾の公共住宅もそれなりに進化はしてきた。ここではその変化の様子も分かる。

IMG_0238.png

IMG_0226.png

IMG_0227.png

IMG_0228.png


とても「広くて快適」とは言えないが、土地の狭い香港で庶民が暮らしていくには「あまり多くの文句は言えない」程度の水準なのだと思う。2段ベッドの横にわざわざ麻雀卓を置いてそれでなくとも狭い部屋を窮屈にするのはどうかとも思うけれど。この程度の公共住宅だって、香港では入居できれば幸運らしい。運が悪くて収入がなければ籠民だ。

メイホーハウスは、この石z尾公共住宅の最も初期に建てられたブロックAからHの8軒のうちの1軒で、ここに泊まるには石z尾の歴史くらい知っておいて損はない。博物館を見た後に石z尾の公共住宅群を見ると、この土地への共感が深まると思う。

IMG_0258.png

ちなみにこのメイホーハウス、香港の宿としてはただ事ではない人気で、ドミですら繁忙期には数週間前に満員のこともあるし、ドミ約HK$200はおおよそ安定しているけれど、ツインやダブル、ファミリールームは、レセプションの正直そうなおねえちゃんまで「時期によって結構違うんですよねー」と申し訳なさそうに言う程、極めて香港的な価格設定になっている。とはいえ清潔なツインやダブルにHK600位から泊まれる時期も結構あるので、九龍の下町が好きな人は覚えておいて損のない宿だと思う。


↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑
タグ:メイホー
posted by 転々 at 21:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 香港・深セン

2015年07月20日

旅のリアルタイムメモ あの「珍来」の台中店を発見して驚いた件

 
首都圏東部、もう少し具体的に書けば東京東部、千葉、埼玉、茨城あたりだと、「珍来」は生活に密着したラーメン店として結構知られていると思う。昭和10年葛飾区小菅に最初の店を出してから80年、創業者清水氏の出身地である茨城や千葉、埼玉にじわじわと店舗の数を増やしてきた。

現在では複数の会社が各系列の「珍来」を経営していてその数は100軒を超える。決してラーメン博物館に呼ばれるような有名店ではないし、幸楽苑のような大がかりなチェーン展開をしている訳でもない。どちらかというと地域密着型の中華料理チェーンだ。
そんな珍来の看板を台中の自然科学博物館近くで見たときには驚いた。

P_20150719_123139.png

だいたい、珍来なんて地元志向は強いけれど海外に出店するようなタイプの店じゃない。しかし看板には「日本千葉傳統老店」「チンライラーメン」とある。ただ看板のデザインを真似た、という訳でもなさそうだ。とりあえず中に入ってみる。

P_20150719_123159.png

P_20150719_123559.png


店内は普通の料理店といった感じで、殊更「珍来」という感じはしない。しかしメニューを見て確信した。ここは明らかに「珍来」だ。

P_20150719_124354.png

P_20150719_123555.png

これはテーブルに置いてあるメニューで、これ以外にもアルバム型のメニューもあったのだが、これはまさしく珍来のメニューそのものだ。いや、多少はオリジナルと違うものもあるので「そのもの」は言い過ぎかもしれないが、それでも珍来の基本はきちっと抑えている。というより大抵のものはある。珍来のオリジナルメニューに台湾の日本料理店が求められる「カツ丼」やら「鰻丼」を付け加えた感じだ。ちなみに「チンライラーメン」は日本で言う「うまに麺」のことだった。

せっかくなので、やはり日本にはない「ニンニクラーメン」110元を注文してみる。

P_20150719_124526.png

茹でた麺をニンニクで和え、チャーシューとキュウリの細切りを載せてある。珍来の麺としては細い部類で、やや柔らかめだったのが固麺好きな私には残念だったけれど、それを差し引いてもこれはこれで美味しい。宇宙ラーメンなどというトンデモ麺を出すくらいなら、日本でもこれをやってくれればいいのに。

店の経緯を聞きたくて声をかけたのだが、この台中店を開店したご主人ご夫婦は不在で、娘さんが片言の日本語と英語でこの店を開いた経緯を教えてくれた。曰く、

「この店は開店して16年になる」
「台湾に帰る前は、千葉の八日市場で珍来をやっていた」
「店内に八日市場店の写真を飾ってある」


み、見せて下さい!って、カウンターの上じゃん!!

P_20150719_125021.png

P_20150719_125027.png

どちらかというと私は「なぜ台湾の人が千葉の八日市場で珍来を経営することになったか」とか「八日市場店は何年から何年まで営業していたか」の方に関心があったのだが、娘さんからお聞きすることはできなかった。

店内には私以外にも日本人客がいた。どうやら現地で働いている方のようだ。お一人が「ここは普通の値段でちゃんとした日本の定職が食べられるんですよ」と説明している。たしかに日本と変わらない(であろう)カツ丼が140元、生姜焼き定食が190元で食べられるのだから、日本の有名観光地名を店名にした割高な和食店とは違う。現地日本人には、珍来であることよりこの方が大事なことなんだな。店には日本の本も置いてあり「国外の日本人避難所飯屋」的機能もあるようだ。

P_20150719_125512.png

最初に書いたように、珍来は現在複数の会社が店舗を経営している。例えば、レイソルのスポンサーにもなっている日立台の珍来は看板に緑の龍が描かれた通称「ドラゴン珍来」だ。八日市場店はエリア的にこのドラゴン珍来だった可能性も高いのだが、そのウェブサイトには「台中店」の記述はない。更には「珍來総本店や珍栄会グループ各店で修行し、独立開業したオーナーたちのお店」である珍栄会にもその名はない。なんというか、「もう少し緩い感じの暖簾分けのようなもの」、なんだろうな。

P_20150719_125535.png

偶然こういう店を発見できるのも旅行の醍醐味、って、まぁ滅多にあることじゃないよな。ともあれ台中の国立自然科学博物館近くには、日本で修行をした日本とほぼ変わらないラーメン・中華料理店「珍来」がある。多分国外で唯一の珍来だろう。「どうして台湾で日本の中華を」という意見もあって当然だけれど、私は満足したのでお勧めしてしまうのだ。

CapD20150720.jpeg
https://plus.google.com/111328856317629863740/about?gl=jp&hl=ja

珍来拉面
台湾 台中市西區英才路408號
+886 4 2326 3289



↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑
タグ:台中 珍来
posted by 転々 at 15:15 | Comment(4) | TrackBack(0) | 台湾

2015年07月21日

2015恒例香港参り11 大埔墟の香港鉄路博物館周辺は、香港郊外のそぞろ歩きも楽しい件

 
香港の博物館はなかなか質が高い。
尖沙咀の紅磡側にある香港歴史博物館は規模も大きくアクセスも良いので訪問する人は多い。また、尖沙咀から電車で40分程の新界・沙田にある香港文化博物館まで足を伸ばす人も少なくないらしい。ここでは2013年からブルースリー(李小龍)についてのテーマ展示を行っており、これを目当てにいく人もいるのだろうな。

IMG_0077[1].png
(展示期間は5年間、2018年7月20日までの展示となる。内部は撮影禁止)

文化博物館は、劇場や寺院・廟、家屋など、香港の文化や生活常設展示も充実していて、個人的にはこれを見るためだけに沙田までいく価値があると思う。もっとも本当の最寄り駅は車公廟だけれど。

IMG_0088[1].png

IMG_0337.png

IMG_0102[1].png


この文化博物館から(今度は本当に)沙田駅まで歩いてMTR東鐵線で北上すること3駅、大埔墟(Taipo Market)駅近くには、香港鐵路博物館がある。

IMG_0125[1].png

IMG_0126[1].png

香港鉄路博物館は、電化前の旧大埔墟舎に作られた香港文化博物館の分館のひとつだ。1984年には香港法定古蹟に指定され、翌年から一般に公開されている。

IMG_0131[1].png

IMG_0143[1].png

IMG_0137[1].png

ここでは実際に運行していた客車に乗り込むことができる。この「本物の中に入ることができる」に私はとても弱い。

IMG_0179[1].png

IMG_0159[1].png

IMG_0171[1].png

IMG_0158[1].png

旧駅舎にはパネルの他、昔使われていたさまざまな品物が展示されている。全て東鐵線こと旧九広鉄路で使われていたものだ。

IMG_0128[1].png

IMG_0197[1].png



鉄道マニアでなくともそれなりに楽しめる(と思う)香港鉄路博物館だが、ここの入場料は無料だ。無料とはお安いではないか!さらにはここ大埔墟は"Tai Po Market" というだけあって、ここにも立派な街市とローカル色漂う商店街がある。

IMG_0124[1].png

IMG_0155.png

IMG_0201[1].png

IMG_0206[1].png

このエリアでは魚などが安いのだそうだが、食材を買い込むつもりのない短期旅行者にはあまり関係はない。ただ、ここの商店街や市場は都心とは漂う空気が違う。香港の都会らしさが薄められた感じなのだが、だからといって大陸中国とは全く違う「香港郊外」の匂いがする。せっかく新界に来たのなら、こんな場所で時間を過ごすのも悪くない。「どうしてもここで泊まりたい」という人には、ホテルやゲストハウスもないではない。私は泊まらないけれど。

↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑

posted by 転々 at 18:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 香港・深セン

2015年07月23日

2015恒例香港参り12 チャーターハウスコーズウェイベイ周辺の食環境が極めて秀逸だった件

 
日頃一人旅だとドミや重慶大厦に泊まっている私が、どうして仮にもホテルであるチャーターハウスに泊まったのかというと、以前も書いたようにここが重慶マンション並の安値を示していたからだ。

P_20150613_171405.png

持ち出し無料のスマホ、バーでのビール1杯、毎日の日経新聞込みで1泊350HK$はこの時期でも破格だったが、今このプランを見て見たらシングルが361HK$、ツインが408HK$からになっていた。最安値は日曜だけで他の曜日はもう少し高い値段になるのだが、それでもやっぱり安い。ツインなら1人当たりの値段はユースホステル並になる。夏休みにもこの値段かよ、なのだが、これはそれだけ部屋が売れていない、ということなのだろうな。もしこのまま香港のホテル価格が下がるのならこんなうれしいことはないが、先は見えない。

このホテルの価格設定が弱気な理由として、「エコノミーシングル」なる狭いシングルがある、銅鑼湾と称してはいるが実際には湾仔と銅鑼湾の間にありMRTの駅から結構歩く、周囲が生活感に溢れたエリアで尖沙咀や中環の様な華やかなエリアじゃない、といったあたりも理由の一つだろう。しかし私はこのエリアがとても気に入った。なにしろこのエリアには安くて旨い飯屋がいっぱいある。そのうちいくつかをここで紹介したい。

まずはミシュランの常連である靠得住靚粥

P_20150614_110710.png

P_20150614_111100.png

元々が魚屋説、釣り仲間が店を出した説などがあり私に真相は分からないが、ここの魚鮫魚尾粥は魚の味にうるさい日本人でも納得のおいしさだ。メニューには日本語で「魚のかまと尾のお粥」とある。ミシュランが取り上げる店の原則でもあるけれど化学調味料の味は皆無だし、おかしな臭みが全くない。HK$48の価値はある。ここはチャーターハウスから250m、徒歩4分の距離だ。

2015-06-14 11.17.23.png


次は昼休みに入口に行列のできていた、再興焼蝋飯

P_20150615_121334.png

P_20150615_121601.png

普通の叉焼飯の店かと思ったのだが、壁のメニューに三寶飯というのがあったので注文してみる。だいたいこういう店で「三寶(三宝)」と言えば、売れ筋トップ3の肉が載っていると考えて良い。

P_20150615_121527.png

ほら当たりだ、豚と鴨と鶏の肉が載っている。37HK$で全部の肉が味わえるのがうれしいじゃないか。街の人気店という感じだな。ここは靠得住靚粥から更に100メートル歩いた場所にある。


飲茶だってこの辺りの店は安い。特にチャーターハウスから120mの至近距離にある稲香の平日早点は、破格と言って良い。点心のメニューのほとんどが6-10HK$である上ご飯ものが3.8HK$(≒60円)のキャンペーンもやっている。

P_20150615_074139.png

P_20150615_074621.png

2015-06-15 09.14.54.png

香港の場合、こんなことを言っていても「実はお茶代**HK$」とか「席料**HK$」とか総計額はそれなりになることも少なくないのだが、蝦餃を含む点心3品とご飯(この日は「農家肉餅飯」)とかなりの量を食べたこの日の会計がこれ。

P_20150615_083140.pn<strong></strong>g

2015-06-15 09.08.10.png

をい、ほんとかよ!これだけの量を尖沙咀や中環の有名店で食べたら当たり前のように100HK$以上、もしかしたら200近くの値段になるぞ?ほんとにHK$35かよ?ちゃんとポットで出てきたお茶代込み35かよ?!、である。この日の飲茶代は、私が今までいただいてきた香港飲茶の底値記録を更新した。


街市も忘れてはいけない。一応都心のこの辺りにもちゃんと街市はある。有名なのは小綺麗な湾仔街市だが、ここでは食事スポットとして湾仔道に面した鵝頚熟食中心をお勧めしたい。他の街市と少し違い、ここは分かりにくい2階の食堂街がメインの建物だ。小売店はないけれどスタイルは街市の食堂そのもので香港らしさが濃厚に漂う。チャーターハウスからだと湾仔街市までは10分(750m)歩くが、鵝頚熟食中心までは徒歩2分(190m)だ。

P_20150613_205335.png

P_20150614_184840.png

P_20150614_184856.png

昼は叉焼飯のようなお一人様メニューが充実しているが、夜は結構「みんなで食べに来てねグランドメニュー」的な店が少なくない。家族連れや仲間連れが多く、みんなで楽しそうにビールなどを飲みながら喋っている。いいなぁ。

P_20150614_185321.png

ここで料理を一品二品頼んでビールを飲むのも良いのだが、私にはせっかく安く泊まっているホテルの部屋がある。ビールだってホテルから30秒のスーパーで買えばここの半額だ。と言うわけで、この日の夕食はこれ。

P_20150614_185644.png

P_20150614_185934.png

P_20150614_185754.png

鵝頚街市からすぐの場所にある鴻發焼蝋飯店という外売(持ち帰り専門)の焼蝋専門店だ。焼蝋とは昼間も食べた豚や鴨、鶏のロースト系の総称だ。ロースト好きの私には、こんがり焼かれた肉がぶら下がっている店頭をみるだけで胸がときめく。ちなみにここの叉焼飯はHK$20でその辺の食堂で食べる叉焼飯に比べて肉の量が少なくとも倍はある。ちなみに20HK$という値段は、香港のちゃんとした一食としては底値に近い。おっもちかえりぃ、おっもちかえりー!

2015-06-14 19.00.44.png

2015-06-14 19.12.33.png

久々に一人旅の香港で「ホテル」に、しかも窓から通気口や壁じゃなく一応景色の見える「ホテル」泊まっているのだ。HK$20の叉焼飯にサンミゲルやブルーアイスより安いスーパー最安値のkingswayビールのセルフルームサービスで、優雅な夕食も悪くない。

「優雅」。言うまでもなくこれは本気で言っている。
 いつもなら個室じゃないし外の景色も見えないからな。



ちなみに上の店を地図で示すとこんな感じになる。



香港は街歩きとごはんだけでも楽しいのに、チャーターハウスに泊まれば半径100mのエリアにこんなに安くておいしい店がある。たまには香港島泊まりも悪くない。

↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑

posted by 転々 at 20:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 香港・深セン

2015年07月25日

2015恒例香港参り13 香港懲教博物館で赤柱監獄の歴史を学んだ件

 
子どもの頃から刑務所には強い興味があった。
「悪いことをしたら捕まって刑務所に入れられちゃうんだよ」的言葉をどこかで聞きかじり「怖いよガクガクぶるぶるでもちょっとだけ中を見てみたいよ」と思ったお子様好奇心の時代から、「コミュニティに危害を及ぼしたり権力に不都合な存在だったりする人物を社会から隔離し再教育するシステムとその運営方法」に対する興味が膨らんだ現在まで、刑務所に対する好奇心は衰えることなく、国内でも国外でもチャンスがあれば刑務所は素通りしない。そして香港にはここがある。

IMG_0025.png

香港懲教博物館

香港の矯正施設には170年以上の歴史がある。この「170年以上」というのは香港懲教署、日本で言えば法務省の矯正局にあたる部署が自ら言っている数字で、つまりは「アヘン戦争の少し前から」、もう少し言うと「清朝の頃からちゃんとあったんだぞ!」ということだな。その170年以上の矯正施設、刑務所(や拘置所)の歴史について展示しているのがこの博物館だ。

ここ香港懲教博物館は、香港最大の赤柱監獄近く、矯正署職員訓練所に隣接している。このあたりは歴史的に刑務所エリアなのだ。小洒落た店が並ぶ赤柱の大街から1km弱の距離だが、都心から行くのなら赤柱監獄が終点になっているバスに乗るのが良い。当然現役の赤柱監獄は立入禁止だ。

IMG_0020.png



懲教博物館の内部は、「懲罰と監禁」「刑務所の歴史と発展」「刑務所の内部」など10のギャラリーに分かれている。決して規模は大きくはないが、よそではなかなかお目にかかれないモノが色々ある。例えば、

IMG_0055.png

拷問器具。どうもこんな感じで使ったらしい。

IMG_0054.png



更には、

IMG_0088.png

IMG_0093.jpg

これはモックだが、実際の刑場棟(赤柱監獄H室)はこんな建物で、

IMG_0099.png

IMG_0101.png

最後に使われたのは1966年11月16日、朝7時01分のようだ。

IMG_0102.png


もちろん生活エリア、獄舎についてのモックもある。

IMG_0058.png

IMG_0082.png

IMG_0086.png

IMG_0083.png


ちなみにこちらはこの日私が泊まっていた部屋だ。

IMG_0052[1].png

私の方が良い部屋に泊まっていて、すごくほっとした。




刑務所にいると時間を持て余すせいか、図画工作に没頭する人達が出現する。

IMG_0113.png

IMG_0115.png

一応ご禁制ではあるが水煙草とか麻雀牌というのが多少の愛嬌もある。しかし、こうなってくると話は別だ、というか洒落にならない。犯罪じゃねーか!

IMG_0118.png
(体の皮膚に絵を描くための道具)

IMG_0114.png
(いけないお薬を吸うための道具)

IMG_0117.png
(気に入らない人に怪我をさせちゃう道具を隠す本)


ここには 「ベトナムのボートピープル "Vietnamese Boat People"」というギャラリーもある。どうやら、ベトナム統一後、社会主義を嫌って船で国を逃げ出したベトナム難民の一部が、ここ赤柱監獄に収容されていた時代があったようだ。

IMG_0107.png

IMG_0108.png

更にもう少し書けば、収容された難民の皆さんは必ずしも品行方正で穏やかとは限らなかったようで、一部のみなさんは自作の武器で武装して職員と対立し、暴動もあったようだ。ちなみに上にある麻薬吸引器具や刺青器具もベトナム「難民」のみなさんの作品らしい。

IMG_0109.png

IMG_0111.png

IMG_0110.png


おめーら、政治難民じゃなくって頭の弱いギャングだろ?

IMG_0112.png


他にも職業訓練とか海外との協力とか功労者の紹介とかいろいろあるが、この辺はさらっと見ればよろしい。ちなみにこの施設にはお子様の団体も見学に来るようで、かわいらしい感謝の手紙なんかも展示している。

IMG_0036.png

IMG_0037.png

みんな、監獄展示はそんなに楽しかったかい? おじさんと一緒だね!

↓↓ ランキングアップを楽しみに書いています! ↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ 人気ブログランキングへ
↑↑ クリックありがとうございます! ↑↑

posted by 転々 at 22:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 香港・深セン

プライオリティ・パスに無料登録可能!楽天プレミアムカード