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2013年11月16日

2013 タナトラジャ/ジョグジャ11 トラジャの葬儀に参列し、いろいろとご接待を受けた件

 
 マカッサルからトラジャに向かう時、夜行バスで隣り合った人に「トラジャには何をしに?セレモニーを見に来たのか?」と尋ねられた。ここで言うセレモニーとは葬儀のことだ。つまり、地元の人にとってもトラジャの葬式は「外国からわざわざ見に来る価値のあるもの」と認識されている。更に言えば「見ず知らずの外国人でも見学できるもの」であることも分かる。

 「死ぬために生きている」と言われるほど豪華なトラジャの葬儀は、ラマダン明けや年始年末の休暇に多く行われる。これは多数の参列者を期待してのことで、死者の遺体は葬儀が葬儀が行われるまでの間、防腐処理を施されて食事や煙草などを備えられる。つまりは、「葬式を済ませるまでは生きている」ということだな。豪華で大規模なトラジャの葬式は、亡くなったからといってすぐに行うことができるような簡単なものではない。トラジャの文化の大きな特徴にこの死生観があり、ラマダン明けの休暇にトラジャにきてこれを見逃す手はない。

 トラジャの人たちや観光案内所もそのことを十分に認識していて、観光客のためにエリア内で行われる葬儀の情報を提供してくれる。この種の情報は基本的にクチコミなので、そのルートによって「ホテルのスタッフは知っていたけれど、観光案内所の人は知らなかった」ということも良くあるらしい。私はランテパオからペテペテで20分程南下したアランアランというエリアで、葬儀が行われることを知った。

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葬儀の行われるトンコナンのおおよその場所は聞いていたが、ペテペテを降りても詳細な場所が分からない。人の流れについて行けば良いのか、という淡い期待もあったのだがそれ程の人出もなく、結局バス停(というかペテペテ乗降場)にたむろしているバイクのお世話になった。ペテペテ代が3000ルピアなのにバイク代は10000ルピアと多少の割高感もあったが、道案内代を含むと考えるしかない。この葬儀の会場は、街道から2-3km離れた山中で、バイクの道案内なしではたどり着けなかったと思う。


外国人観光客も参加できるトラジャの葬式だが、手ぶらまずい。葬儀に参列する人は砂糖か煙草を持って行くのが常識だ。観光案内所で「砂糖は何キロくらい持って行けばいいの?」と質問したら、スタッフ達は全員で「3キロ?うーん5キロ」と協議を開始し、1分後「外国人は煙草を1カートン持って行きなさい!」という結論を伝えてくれた。葬儀会場には何となく「遺族関係者席」のような場所があるので、そこで尋ねれば誰に煙草を渡せば良いか教えてくれる。英語は通じなかったけれど、礼儀正しく煙草のカートンを持って挨拶をすればなんとかなった。

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トラジャの葬儀は一般的に3日間続き、歌や楽器の演奏、水牛の屠殺などが行われる。貴族階級が親族同士でで共有している水牛は富そのものであり、富は水牛の所有数で決まる。その高価な水牛を屠殺・解体することは豪華で華やかな葬儀の大イベントになっていて、「アランアランの葬式じゃ水牛20頭を解体するらしいぞ!すっごいよなぁ!!!」的評判になる。肉は肉屋かスーパーで的暮らしをしている日本人には結構衝撃的な光景だ。


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これだけの水牛を解体するのだから、これは1日がかりの作業になる。参列者は飲食の接待を受けながら、この解体作業を見守る。会場の隅に座った私にも、お茶、お菓子、食事や酒が提供された。食事は目の前で解体された水牛の肉を野菜と一緒に塩辛く煮付けた物で、ごはんと一緒に提供される。希望者には煙草も箱ごと配られていたっけなぁ。

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ポリタンクに入っているのはヤシ酒、私の好物だ。甘酸っぱいヤシ酒を飲みながら、周囲の参列者と言葉を交わし、朝から夕方まで水牛の解体を眺める。日本じゃまずできない体験だ。

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切り落とされた水牛の足は、こどものおもちゃとなる。

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解体された水牛の肉は、参列者にも配られる。それを期待してなのだろうか、3日間の葬儀のうち水牛が解体される2日目が、もっとも参列者が多かった。

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トラジャの人たちはそのほとんどがキリスト教徒だ。しかしアルクと呼ばれるアミニズムも微妙に共存していて、このような形態の葬儀となる。棺を安置するのはトンコナンであり、そしてその棺は教会に運び込まれる。

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トラジャ数百キロ離れたバリ島はヒンズー教の島だが、ここにも死後時間が経ってから大規模に行われる葬儀の習慣がある。根底にはキリスト教もヒンドゥー教も包括する同種のアニミズムがあるのだろうが、バリ島の葬儀が華やかで長期間続くのに対し、トラジャの葬儀は3日程の日程で、バリ島のそれよりは湿っぽい。実際棺の前で涙を流す親族もいて、バリ島のそれとはずいぶん違う印象を受けた。確かにトラジャの葬儀=「セレモニー」は、異文化を体験するという意味で、トラジャを訪れた人には見逃すことができないイベントだ。いきずりの外国人にも開放されていることに感謝しつつ、ぜひ訪問するべきだと思う。




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2013年11月17日

2013 タナトラジャ/ジョグジャ12 バイクを借りて出かけ、まずはレモの岩窟墓と死者を象徴するタウタウ人形を見た件


 トラジャの観光は、独特の生死観を持つトラジャ文化を見聞きすることが主になる。

前回紹介した「セレモニー」と呼ばれる葬式を見学することもその一つだし、遺体を葬る墳墓を見学することも興味深い。実際トラジャの代表的な観光スポットは、独特の様式を持つ一連の墓地だ。そんな墓地のひとつ、岩窟墓のレモに行くことにした。

レモはランテパオの南に約10km、ペテペテと徒歩でアクセスすることも可能なのだが、今回は1日でタナトラジャ周辺の観光スポットを巡ろうと、宿でレンタバイクを借りてみた。

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有名ガイドブックにはその最新版にも「日本とインドネシアは国際免許の協定を結んでいない。つまり原則として日本発行の国際免許はインドネシアでは通用しない」と書かれているし、ネット上でも同じ趣旨の情報が溢れているけれど、これは正確ではない。例えば在デンパサール日本国領事館のサイトには「2012年6月時点でバリ州警察本部によれば、インドネシアは独自に、日本が発給した国際運転免許を認めています」とある。バリで大丈夫だから他の地域でも大丈夫かというと、この辺りが不透明なのがインドネシアだったりもするのだが、ルール的に通用しない、ということはなさそうだ。(もちろん、現地で1ヶ月有効のバイク免許を取るという選択肢もある)








レモは、ランテパオからマカレを結ぶ幹線道路から900メートル離れた場所にある。

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山間の田んぼの横にある、さほど大きくはない崖が岩窟墓となっている。崖に横穴を開けてそこに死者を埋葬するのだ。高い場所に埋葬するのは「死者の魂が天に昇りやすいように」という話もあるが、これが他の場所だと洞窟の中に埋葬していたりして、真偽の程は今ひとつ不明瞭だ。ただ、階級社会のトラジャらしく、良い場所はトンコナンに住むような上流階級が埋葬され、庶民は他の場所に埋葬、という現実もある。

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そして、ここレモで最も興味を引くのが、死者を模ったタウタウ人形だ。今回私がトラジャに行こうと考えたきっかけは、このタウタウ人形が見たかったことだ。


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故人に似せられバラミツの木で作られたタウタウ人形は、崖に作られたバルコニーに安置される。アルクの信仰では埋葬後は死者の魂はプヤ(魂の地)にあるはずなのだが、タウタウ人形はまるで死者が生きている人たちを見守っているようにも見える。

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レモの岩窟墓は、写真から受ける印象より規模は小さく、その割には20000ルピアと結構な入場料がかかる。人によっては「なんだこんなものに」と思うかもしれない。しかし私にはトラジャを象徴する場所として十分に興味深かった。なにより、タウタウ人形の醸し出す独特の雰囲気は、妙に私の好奇心を刺激した。




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2013年11月19日

2013 タナトラジャ/ジョグジャ13 亡くなった赤ん坊たちが眠る巨木にしみじみと見入った件

 
 タナトラジャで有名な墳墓と言えば、前回紹介したレモと後日紹介するロンダということになるのだが、この2ヶ所は多少の徒歩移動を厭わなければ、ランテパオからペテペテで行くことができる。最長区間でも10km程度なので1区間3000ルピアx3として9000ルピア。0.9-2.5km程度の徒歩は散歩気分で楽しめば良い。

ただ、レモより南、トラジャの行政的中心都市であるマカレの東約5kmの地点にも、レモやロンダほど有名ではないがそれなりに興味深い墳墓群があり、ここに行くペテペテは少ない。(というより、私には分からなかった)。このエリアへのアクセスには、現地ツアーに参加するか車をチャーターするか、あるいはバイクを借りる、ということになる。もちろん一番安上がりなのがバイクで、私の宿泊していたWISMA MARIATでは24時間60000ルピアだった。4時間あればレモやロンダ、マカレやマクラ温泉あたりを回れるので、コストパフォーマンスは高いと思う。

ただし道は分かりにくい。ランテパオ/マカレを結ぶ幹線道路(Jl. Pongtiku)を走っている分には全く問題はないのだが、ちょっと横道に入ると、いくら地図を頭に入れておいてもまずほとんどの人は方向感覚を失うと思う。道路が曲がりくねっている上に日本なら路地と思うような細さなのだ。



大きな地図で見る



上の地図で大きく東に折れる地点がここで、

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その先はもうこんな道だ。

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山間部だということもあり、道は曲がりくねる。ここで道に迷わない方法はただ一つ、集落ごとに「***はどっちですか?」と尋ねるか、だ。私は5回目くらいで面倒になって「多分こっちだろう」という方向に走ったらあっという間に道に迷った。」



もっともこのルートは走っていてかなり面白い道であるのも確かで、いろんな光景に巡り会える。

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(横道ではない。メインストリートにトンコナンのゲートがある)

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ただしこのエリアの墳墓も、見学しようとするとそれなりに入場料がかかる。例えばここはタンパガロという川辺の洞窟墳墓なのだが、入口には鍵がかけられていて自由に中に入ることはできない。しかも入口周辺に全く人がいなかったりもして、「洞窟墳墓ならあとでロンダに行くから別にいいや」的な気分になってしまった。

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あ、あったあった動画。私これで十分です。









マクラ温泉。水着も持ってきていないし、ここで温泉に入る必然性もないし、スルーだ。何しろ安くはなさそうだし。

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「何も見ないならこんな場所に来るな」との声も聞こえてきそうだが、いや、私にだって見たいものはある。というより、これを見たいがために、私はこんな山の中を走ってきた。

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"BABY GRAVE IN THE TREE" 木の中の赤ん坊の墓

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トラジャのこのエリアでは、生後6ヶ月以内に亡くなった赤ん坊を、この木の中に葬っていた。レモの岩窟簿のように天に近い高い場所という意味もあるだろうが、白い樹液の豊富なこの木には「亡くなった赤ん坊がいつでもミルクを飲める」との想いも込められているらしい。他の墳墓と違い新しい穴がないのは、「最近は木に埋葬することはなくなった」(宿のスタッフ)ためなのだそうだ。

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人の死は常にいたましい物だが、幼い子どものそれは想像を絶する悲しみなのだろうと思う。そんな親たちの想いがこの木の幹に開けられた墳墓には込められている。




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2013年11月23日

2013 タナトラジャ/ジョグジャ14 トラジャの墳墓群の中で最も派手なロンダで、棺と骨を山ほど見た件

 
 私がトラジャに来てからしたことと言えば、動物市場に行って出荷される動物を見送ったこと、葬式にお邪魔したこと、水牛の解体を1日眺めたこと、木の幹に葬られた赤ちゃんのお墓を見たこと、崖にある墳墓と死者を模ったタウタウ人形と対面したこと…。全て「死」に関わることだったりする。トラジャを旅行することは独特の死生観を持つ文化に触れることなので、当たり前と言えば当たり前なのだが、多少体力が落ち今年全身麻酔を伴う手術を受けた身としては、なんとなくしみじみしないでもない。そんなトラジャの墳墓見学のハイライトと言えば、何と言ってもロンダだ。

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ロンダはランテパオの南6kmの場所にある洞窟墳墓で、トラジャの墳墓群の中では最も見応えがある。他の墳墓では棺を直接見ることはあまりないのだが、ここではたくさんの棺と遺骨を直接見ることができるからだ。他の墳墓に比べ観光客の数も多い。洞窟の中には照明などはなく、入場料の他にランプ付きのガイドをお願いすることになる。洞窟の内部はそんなに広くはないし「灯りなんか自分で持って行くしガイド代など払わない」という選択肢も不可能ではないが、他の旅行者とシェアしてでもガイドは雇った方が良いと思う。ガイドの持つランプは強力だし、見所を的確に伝えてくれる。私は駐車場で他の個人旅行者とシェアをした。

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ロンダの入口。

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例によってバルコニーにはタウタウ人形が、そして壁面にはたくさんの棺がある。

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ロンダには現在でも新しい棺が運び込まれてくるそうで、見るからに塗装の新しい棺も少なくない。棺を包む布がなんとも生々しい印象を与える。

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ガイドのランプを頼り、洞窟の中へ。入口を守るタウタウ人形と遺骨にご挨拶。

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他のグループのガイドが持つ灯りである程度先まで見渡すことができるが、洞窟は広くないし奥行きもない。とはいえ一人で中に入れば、頭を打ち付けたり躓いたりする可能性は高そうだ。

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遺骨を他者の目から隠さない墓地は、キリスト教文化圏で多く見る気がする。キリスト教では週末の時に死者が蘇るという思想があり、そのためか土葬が多い。レモやロンダでは土葬どころか地上に棺を置いているがこれらは全てキリスト教徒の遺体で、イスラム教徒は遺体を地中に埋めるのだそうだ。

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極東の島国からやってきた半仏教徒半神道信者としては、遺体はそれなりに敬意を持って扱われるものであり、人目に晒されることにあまり共感はできないのだが、その分好奇心の対象にしてしまいがちな面もある。まぁ、文化の違いとしか言いようがない。

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(今一番新しい棺、なのだそうだ)

キリスト教とアルクトドロ教(アルク信仰)が混ぜ合わさったトラジャの土地で、キリスト教が入ってくるよりずっと昔から遺体が安置されていたロンダの墳墓には、今も死者の棺が運び込まれてくる。







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